★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

「アイム・ノット・ゼア」

2009-02-06 04:38:37 | 映画(あ行)
<T930/2009/A023/S013>

「エリザベス」「あるスキャンダルの覚え書き」に続く、
「ケイト・ブランシェット特集」の第3弾。
この作品・・・6人の俳優がいろんな人格としての伝説的歌手ボブ・ディランを演じる・・・って趣向。
去年亡くなったヒース・レジャーも、その1人として出演してたのね。
ケイト・ブランシェットとしては、オスカーの助演女優賞ノミネート作品。
原題も「I'M NOT THERE」。
「映倫 PG-12」指定付き。
2007年製作のボブ・ディラン系伝記・ドラマ、136分もの。

あらすじ・・・今回はTSUTAYA onlineの特集記事から引用させてもらいました。
詩人、無法者(アウトロー)、映画スター、革命家、放浪者、ロックスター―実在のボブ・ディランのさまざまな人格を投影した「6人のディラン」が登場する。それぞれ名前も異なる「6人のディラン」が繰り広げる「6つの物語」。映画が進むにつれ、その「6つの物語」は、しだいに大きな「ひとつの物語」を織り成しはじめ、多くの謎に包まれた伝説のアーティスト、ボブ・ディランの実像に迫っていく――。
●アルチュール(ベン・ウィショー)・・・自らをアルチュール・ランボーと名乗る象徴派詩人
映画のナレーター的な役割を務める。観客からは見えない“背広姿の男たち”から「なぜプロテスト・ミュージックを書くのをやめたのか?」という尋問を受け、アルチュールは、詩人のヴィジョンでモノローグを語りつづける――その言葉は“ほかの5人のディラン”が繰り広げる事件の感情的なバックグラウンドを解き明かすためのキーワードでもある。

●ウディ(マーカス・カール・フランクリン)・・・「ウディ・ガスリー」という名の11歳の黒人少年
1959年。「ファシストを殺すマシン」と書かれたギターケースを抱えた黒人の少年が、貨物列車に飛び乗る。先に無賃乗車していたふたりの放浪者に向かい、ウディは自分のこれまでの半生を語りはじめる。黒人のブルース・シンガーの家に転がり込んだウディは、庭でセッションを行ない、食事をごちそうになるが、「過去の世界ではなく、今の世界のことを歌いなさい」という老母の言葉にショックを受け、再び貨物列車で放浪の旅に出る。
列車内で強盗団に襲われたウディは、川に飛び込むことで九死に一生を得た。白人の女性に救われたウディは、その家族や友人たちから“天才ギター少年”と持ち上げられ、ハリウッドでデビューを果たす夢を抱くが、そのとき、ミネソタ州の少年鑑別所から一本の電話がかかってくる。ウディはその鑑別所の脱走者だった……。

●ジャック/ジョン牧師(クリスチャン・ベイル)・・・社会派フォークを歌う新進シンガーソングライター/ゴスペルを歌う教会の牧師
60年代前半、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジを拠点に盛り上がりを見せていたプロテスト・フォークの世界に、ひとりの新人シンガーが登場し、喝采を集める。ジャック・ロリンズという名の彼は、女性シンガーソングライターのアリス・ファビアン(ジュリアン・ムーア)と共に“新しい時代の声”として、シーンの中心的存在となっていく。だが、パーティの受賞スピーチで、JFKを殺害したリー・オズワルドを称えたことにより、ジャックは理解者たちの反感を買い、裏切り者扱いされてしまう――。
それから約20年後、姿を消していたジャックの居場所を、ロック・ドキュメンタリー番組の制作クルーが突き止める。西海岸のカトリック教会に身を寄せていたジャックは自らを“ジョン牧師”と名乗り、キリスト教の布教活動にいそしんでいた。取材に対して「プロテスト・フォークはもう歌わない」と答えたジョンは、説教壇に上がり、集まった信者たちを前に、祈りにも似たゴスペル・ナンバーを力強く演奏しはじめる――。

●ロビー(ヒース・レジャー)・・・ハリウッドスター/偽りの結婚生活
ベトナム戦争が本格化した激動の65年。フォーク・シンガーのジャック・ロリンズを題材にした伝記映画「砂の粒」に主演した新人俳優のロビーは、抽象画家をめざすフランス人の美大生クレア(シャルロット・ゲンズブール)と出会う。深夜のカフェで語り合ううち、たちまち恋に落ちたふたりは、すぐに結婚する。だが、ロビーが俳優として成功を収め、クレアがふたりの子供の子育てに追われるにつれ、順調に思われた結婚生活は少しずつ破綻しはじめ、ふたりの間には感情的なすれ違いが多くなってしまう。
73年、おりしもベトナム戦争から米軍が撤退したというニュースをテレビで見ていたクレアは、ロビーとの9年に及んだ偽りの結婚生活に終止符を打つことを決心する。真夜中にクレアがひとりきりで佇む部屋のテレビには、映画「砂の粒」の中でジャックがフォーク・シーンとの訣別をアリスに告げるシーンが映っていた――。

●ジュード(ケイト・ブランシェット)・・・華麗なるロックン・ロール・スター
65年。ロックン・ロール・バンドを従えてフォーク・フェスティバルに出演したジュードは、かつてのフォーク・ソングを期待していた観客から激しいブーイングを受ける。だが、自らの音楽の新たな方向性に確認を抱いていたジュードは、バンドを引き連れ、ロンドンへと向かう。
記者会見のくだらない質問を煙に巻いたジュードは、豪華なホテルの一室でドラッグにふけりながら、ロック・スターとしての生活を満喫する。翌日、英国式庭園での取材の前にビートルズの4人と短い邂逅を果たしたジュードは、記者たちの質問を聞き流すうちに、同じくロンドンを訪れていたニューヨークの人気モデル、ココ・リヴィングトン(ミシェル・ウィリアムズ)と、林の中で幻想的な会話を交わす。
車での帰り道、ジュードの一行は、オープン・カーで追いかけてきたビートニク詩人、アレン・ギンズバーグ(デヴィッド・クロス)と出会う。車に同乗したジョーンズという名のジャーナリスト(ブルース・グリーンウッド)が繰り出す執拗な質問にキレたジュードは、車を飛び降りる。翌日の夜のライヴ、かつてのヒット曲を期待して会場に駆けつけたファンの前で、ジュードのバンドは再び激しいロック・ナンバーを演奏する。ヒップな人種が集まったパーティ会場で、バンド・メンバーやココに激しく悪態をついたジュードは、何かから逃げるかのように会場を後にするが、その途中、意識が少しずつ遠のき、やがて地面へと倒れ伏せた――。

●ビリー(リチャード・ギア)・・・西部開拓時代のアウトロー
開拓時代の西部の町“リドル”の人里離れた一軒の小屋で、ビリーは、犬のヘンリーと共に、厭世的な隠居生活を送っていた。あるとき、久しぶりに馬で遠出をしたビリーは、町の住民たちに30日間以内の立ち退き命令が下っていたことを知る。ハイウェイ建設のために谷の爆破が命じられ、付近の多くの住民は棲家を追われていて、中には自殺者も出ているというのだ。
詳しいことを突き止めるために町の中心部へと向かったビリーは、ハイウェイ建設の黒幕が、町の権力者にして、自分の宿敵でもあるギャレット長官であることを知る。広場で始まったギャレットの演説会に駆けつけたビリーは、自分の素性を隠すかのように仮面をつけ、汚職にまみれたギャレットの悪行を声高に非難する。ビリーの正体に気づいたギャレットは逮捕命令を下すが、ビリーの言葉がきっかけとなり、町民たちは自らの権利を守るために一斉蜂起を開始する。
牢獄に入れられたビリーは、仲間の助けによって脱走を果たし、新たな旅先へ向かうことを決意する。貨物列車に飛び乗り、犬のヘンリーに別れを告げるビリーが抱えている古びたギターケースには、「ファシストを殺すマシン」と書かれていた――。





ここからひらりん的レビューのネタバレ注意↓
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1.あらすじさんが超細かく声明してくれてるので、
レビューはあっさりと・・・
2.ボブ・ディランといえば、ガロの「学生街の喫茶店」で有名。
がしかし、フォークの神様という称号は知ってても、
代表作・ヒット曲は知らない。
3.この6人がディランの化身だとすれば、
ハチャメチャな男なのかもしれないねーーー。
4.子供の頃から放浪癖で、ギター片手に貨物列車の旅・・・
でもギターはヘターーー
5.フォーク歌手になるが物足りず、宗教に走ったり・・・
6.ハリウッドに進出して成功を収め、結婚もするが・・・
浮気とかもしちゃうし、家庭生活は出来ず・・・
7.フォークの後は、ロックンロールにのめり込むが、
ファンにはブーイングの嵐を浴びるし・・・
8.西部劇のガンマンのように、お上(権力)に反抗する精神を持ってたりもして・・・
9.その間、頭の思考は哲学的な詩を奏でてたり・・・

●とまあ、いろんな事をやり続けてる人なのねーーー。
でもこうやって生きてる人が映画の題材になるって凄いよねーー。
●詩に関しては、ノーベル文学賞にノミネートされた事もあったとか・・・
これまたスゴい。
●演じる俳優も豪華だったね。中でも特筆するのはケイト・ブランシェットとヒース・レジャー。
ひらりんが特集組んで見ているケイトは、まるで、ローリング・ストーンズのミック・ジャガー風。
ギンギンのロッカー役になりきってて、ホントお見事。
ヒースは本作にも登場してるクリスチャン・ベイル主演の「ダークナイト」の一つ前の出演作。
今回は人気俳優に登りつめたけど、私生活は崩壊ーーーーって役。
なんか、スッキリしないやな役ばっかり回ってきてたのかなーーー。
●いづれにせよ、ボブ・ディランを理解するのは超難解という結論の作品。

ここまでネタバレ注意↑

ひらりん的この映画の関連作は・・・
ペネちゃん(ペネロペ・クルス)も出てる「ボブ・ディランの頭のなか」。
意味不明です。


という事で今回は・・・
伝説の男度・・・
ボブ・ディランをもっとよく知りたい人は、ウィキペディアでも見てください。


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最近下位に低迷してるブログランキング・・・
気にしちゃいないが・・・上位が映画とは無関係の韓流系やYouTube系ブログばかりで、
ちょっと悔しい・・・ので・・・、
この映画を見てひらりん同様「ボブ・ディランって意味不明?!?!」と思ったあなた・・・
               
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