★「ダークナイト」

<T815/2008/A120/S072>

今週の週末レイトショウは・・・
「ららぽーと横浜」のＴＯＨＯシネマズまでクルマで遠征して、先行上映の本作を。
夜中のショッピングモールは、通路の閉鎖が多くて駐車場までたどり着くのが大変でしたよーーー。
ちょっと考えもの。
ということで、本作はクリスチャン・ベイルがバットマンを演じての２作目。
宿敵ジョーカーとの対決が待っていたのでした・・・というお話。
原題も「THE DARK KNIGHT」。
2008年製作のヒーロー系サスペンス・アクション、１５２分もの。

あらすじ・・・今回はフリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』から引用させてもらいました。
ジョーカー(ヒース・レジャー)と名乗る素性不明の男がゴッサムシティーに現れた。銀行強盗を犯す際には部下ですら躊躇なく殺害するなど、殺人に対する抵抗がまったくない。殺人を嬉々として楽しみ、他人を不幸に突き落とし嘲笑うことに喜びを感じる狂気の男である。 一方、バットマンはゴードン署長(ゲイリー・オールドマン)と組んでゴッサムに蔓延るマフィアを撲滅すべく暗躍する。 まずは資金洗浄を行っていた市内の銀行を次々に摘発し、マフィアの資金源を断つことに成功。 「光の騎士」として尊敬される正義漢の検事ハーヴェイ・デント(アーロン・エッカート)もそれに加わり、ゴッサムを平和な町にすべく奮闘する。ブルースはデントこそがゴッサムを平和に導く次代のヒーローだと確信し、 バットマン引退を考え始める。その頃、ジョーカーはマフィアに接触し、バットマンの殺害を予告する・・・。

ここからひらりん的レビューのネタバレ注意↓
（反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
1.なんか今回のゴッサムシティは普通の町っぽいなーーー。
しかし犯罪がはびこる限り、ヒーローが必要なのね。
でもでも、ヒーロー家業も大変で・・・特にバットマン・・・
コウモリが善い者に見えづらい？？事もあって、模倣犯とか出てきて、何かと誤解されやすいヒーロー。
2.バットマンの理解者のゴードンは警部補だったけど、署長が殺され昇進。

殺したのはジョーカー・・・邪魔者バットマンを仕留める為、署長や市長・・・
新任のデント検事とその恋人レイシェル(マギー・ギレンホール)にまで魔の手が・・・

3.レイチェルはバットマンに扮する大富豪ブルース・ウェインの幼馴染み。
彼の正体を知ってたんだっけ？？、バットマンを引退したら、結婚したげる・・・みたいな関係。
4.光の騎士は現れるし、ニセバットマンとか出てきてイメージ悪いし・・引退しちゃおっかなー・・・

なんて脳裏をよぎるが、そうは問屋が卸しませんでした。
5.レイチェルを誘拐されちゃあ、黙ってられません。
今回もハイテクな武器をモーガン・フリーマンおじさんとマイケル・ケインおじさんに作らせてました。

さすが大富豪・・・３０００万人の電話盗聴装置でジョーカーの居場所調べたり・・・凄かったね。
6.そうそう主犯のジョーカー・・・この人、マフィアを牛耳り始めるんだけど、
札束を燃やしたり・・・仲間を簡単に殺したり・・・金じゃなくて狂気で動く性格。
　　　　　　　　　　　　　　　　
以前の作品のジョーカーの役って、極悪だけど、おっちょこちょいが入ってるってイメージだったけど・・・
今回は、狂気の中に確かな計画性が見え隠れしてて、すんごく怖いっ。
7.レイチェルとデント検事をいっぺんに誘拐されて、検事の方を優先して助けに行ったバットマン・・・
おおっ、ヒーローもので、ヒロイン殺しちゃう脚本とは恐れ入りました・・・。
助かった検事も顔半分が焼けただれ、無残なお顔に・・・
中途半端に生き残っちゃって、ジョーカーに言いくるめられ、ダークサイドに落ちてく光の騎士なのでした。

8.一方ジョーカーは一旦、警察に捕まったり、マフィアの連中を束ねたり・・・

病院を爆破したり・・・町を混乱に陥れる計画。
片方に囚人を乗せた船２隻に互いに爆破装置を持たせ、人間の傲慢さ・凶悪さを試めさせたり・・・
どちらか一方がスイッチ押すかと思いきや、理性ある市民は凶悪な試練に屈しなかったのね・・・
ここはイイシーンだったね。
9.そんなこんなを主導してたジョーカーを生け捕り・・・にするバットマン。
殺せないところが、このシリーズの長く続くところなんでしょうが・・・。
10.今回の結末は、落ちてしまったデント検事。
期待の星だったのにーーー、警察官５人くらい殺しちゃって、ゴードンの家族まで誘拐・・・
なんとか、家族は助けたけど、半分イケメンになり果てたデントは転落死。
このまま、警官殺しが「光の騎士」の仕業だった・・って事になると、市民の希望は地の底へ・・・
という事で、警官殺しの罪をバットマンがかぶって逃走・・・
ゴードンの子供に「バットマンは悪くないのに」と言われながらも、
「闇の騎士」（ダークナイト）として生きてく覚悟を決めたバットマンなのでした。

●いやーー、怖くて、面白くて、引き込まれたー、２時間半以上も苦にならなかったね。
公開前に急死したヒース・レジャー・・・ジョーカーのメイクのおかげで面影ないけど、
なりきり演技は、凄く迫力があったけど、あの顔で看護婦の格好は笑えたーー。
●ヒーローの苦悩は「スパイダーマン」シリーズでも描かれてるけど、こっちのはヤケに深刻。
レイチェルの書き残した手紙はブルースには読まれなかったんだったっけ？？
その内容は、「あなたはバットマンをやめる事は出来ないから、私はデントと結婚する」みたいな・・・
正義の味方になるには愛さえも犠牲にしなきゃならないのに・・・
なかなか正義の味方として堂々としていられないジレンマ。
●ジョーカーは生け捕りしたので死んでないし(ヒースは亡くなっちゃったけど)・・・
まだまだバットマンの苦悩はゴッサムシティのゴミ溜めの中で渦巻くのでしょうね。
●ところで、途中気になった中国人発見・・・後で確認したらエディソン・チャンのクレジットが・・・
でも、どんな役だったか思い出せなーーーい。
香港芸能界を揺るがせた流出写真界の巨匠！！！こんなところでお目にかかれるなんて。
ここまでネタバレ注意↑

ひらりん的この映画の関連作は・・・
主人公が中国のマフィアのビルに潜入するシーンはトム・クルーズの「ＭＩ：３」に似てたぁ。
前作「バットマン・ビギンズ」でケイティ・ホームズの役をマギー・ギレンホールが・・・
まっ、どことなく似てなくもないキャスト・チェンジでしたねーーー。
　

本作が遺作となってしまったヒース・レジャー・・・
まだ２９歳で、これから・・・という俳優だったのに、残念。
ひらりん的オススメ作品は・・・「カサノバ」と「ロック・ユー」。
　


という事で今回は・・・
ダークサイ度よりダークナイ度・・・
いやいや、悪役はめっぽう極悪だし・・・、ヒーローは日向を歩けないし・・・、
そんな混沌とした未来都市が、以前よりリアリティがあって面白かったね。
ヒーローなのに歓迎されず、後で仲間とダメだししてるなんて、松本人志の「大日本人」と一緒だね。


●文末にブログランキングの宣伝を・・・・・・・・・・・
最近下位に低迷してるブログランキング・・・
気にしちゃいないが・・・上位が映画とは無関係の韓流系やYouTube系ブログばかりで、
ちょっと悔しい・・・ので・・・、
この映画を観て、ひらりん同様「ヒース・レジャーを記憶にとどめておこう」・・・と思ったなあなた・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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