★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

★「十三人の刺客」

2010-09-29 03:38:55 | 映画(さ行)
<T1243/2010/A108/S047>


三池崇史監督の時代劇は「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」以来かな。
これ好きだったので、今回も期待してました。
結構ベテラン俳優も起用してるし、
主役が安定感抜群の役所広司だし・・・
一点気になるのが、暴君役がスマップの吾郎ちゃんだっつうこと。
「映倫 PG12」指定つき。
2010年製作の時代劇系サスペンス・アクション、141分もの。

あらすじ・・・今回はMovieWalkerさんから引用させてもらいました。
弘化元年3月。明石藩江戸家老・間宮が、老中・土井家の門前で切腹自害。間宮の死は、明石藩主・松平斉韶(稲垣吾郎)の暴君ぶりを訴えるものであった。将軍・家慶の弟である斉韶は、明年には老中への就任が決まっている。事件は時の幕府を動揺させ、このままでは幕府、ひいては国の存亡に関わると判断した土井は斉韶暗殺を決断、御目付役・島田新左衛門(役所広司)にその命を下す。大事決行を控え、新左衛門は刺客集めに奔走。剣豪浪人平山、酒と女と博打に溺れる新左衛門の甥・新六郎ら十一人の強者達が新左衛門のもとに集う。暗殺計画が極秘裡に進められる中、斉韶の腹心・鬼頭半兵衛(市村正親)はその情報を掴んでいた。彼は、かつて新左衛門と剣の同門でありながらも道を違え、御用人千石の身分を自ら掴んだ傑物であった。そんな中、新左衛門は、斉韶を襲うのは江戸から明石への参勤交代の道中しかないと判断、襲撃場所を交通の要所の落合宿に決める。明石藩の参勤交代が尾張を通る時、尾張藩への通行を阻止すれば、勢力を削られた行列は落合宿に出るはず。斉韶を落合宿に誘い込むため、新左衛門は事の詳細を尾張藩の木曽上松御陣屋詰・牧野靭負に打ち明け協力を求める。斉韶が落合宿にやって来るかは、極めて危険な賭けであったがそれしか手はない。刺客たちは現地へ急行、明石藩を迎え撃つべく落合宿を要塞へと改造する。道中、山の民・木賀小弥太が加わり、落合宿にて総勢十三人の刺客が揃う。だが、明石藩は待てども待てども落合宿にやってこない。新左衛門の計略は失敗に終わったかに思えたその矢先、敵は200騎以上の多勢となってやってきた。鬼頭は兵を蓄え、この戦いに備えていたのだ。混乱の中、明石藩の退路を断つ大橋が爆破。13人対300人超の決戦が始まった……。

  

ここからひらりん的レビューのネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
●いやーー吾郎ちゃん、凄かったね。心配して損した。
ジャニーズ史上最凶の悪役の暴君だったね。
残虐シーンはホラーと言ってもいいくらいで、PG12では足りないくらい。
●落合宿は大金払って買取って、暗殺アトラクション化してるところが凄かったね。
●それにしても、伊勢谷友介が面白かった。
唯一、サムライではなく山の中で拾ってきた原住民みたいなヤツ。
石頭??で性豪で、村長(岸辺一徳)のお尻まで奪ってしまうシーンは、爆笑。
●他のキャストは・・・
六角さん、メガネをかけてないとイメージ湧かない。
高岡蒼甫、宮崎あおいって書いといてくれないと判らない。
松方さん、背中に桜吹雪の刺青してそうで、気になった。
内野聖陽、浮気と飲酒疑惑があるので、初っ端に自害したぁ。
沢村一樹、エロくないとつまらない。
まーー冗談交じりで書いてしまいましたが、なかなかみんな正義漢があって良かったですね。
●話のほうは・・・
爆発ありーの、閉じ込めありーーの、屋根の上からの弓矢攻撃ありーーの、
(弓矢のシーンは、予告編で見たラッセル・クロウの「ロビン・フッド」とかぶりました。)
バンバン斬り合うシーンがどっさり。
いろんな仕掛けでバッサバッサ斬りまくるけど、
恐ろしいのは暴君吾郎ちゃん・・・
太平の世に生まれたので、こんなエキサイティングな出来事に大満足。
余が老中になったら戦の世の中にしよう・・・なんて事まで言ってました。
●そう、この当時はどのサムライも実戦のいくさなんてした事がなかったのね。
なので、どんなあくどい手を使ってでも相手を倒す・・・という荒業が続出。
●島田新左衛門と鬼頭半兵衛の同門一騎打ち対決も、島田のしたたかな足元すくいで半兵衛を斬首。

●吾郎ちゃんには気に入られるが、切り落とされた過信の首をサッカーみたいに蹴っちゃうゴロちゃん。
●お飾りのままでおとなしくしてればいいものの・・・と島田に言われるが、
真剣を抜いて島田に突き刺す吾郎ちゃん・・・
やった・・・と一瞬油断した隙に島田も吾郎ちゃんの腹に一刺し、グイグイ。
のた打ち回り、やっと死におびえる吾郎ちゃんの首をはねて一件落着。
島田も助からなかったのね。

☆いやーー、三池監督らしいダイナミックな作品だね。
一歩間違えればホラーアクションだった!!
☆主君を守り抜くのが武士の仕事だ・・・と言って、傍若無人な振る舞いをする将軍の弟・・・
厄介だったねーーー。
☆いつか誰かが裏切るんじゃないかな???なんて予想してたら、大間違い。
明石藩士は、ほんと忠実な武士ばっかりで主君を守ってたのがサムライらしかったね。

ここまでネタバレ注意↑

出演者
役所広司 島田新左衛門(御目付七百五十石)
山田孝之 島田新六郎(新左衛門の甥)
伊勢谷友介 木賀小弥太(山の民)
沢村一樹 三橋軍次郎(御小人目付組頭)
古田新太 佐原平蔵(浪人)
高岡蒼甫 日置八十吉(御徒目付)
六角精児 大竹茂助(御徒目付)
波岡一喜 石塚利平(足軽)
石垣佑磨 樋口源内(御小人目付)
近藤公園 堀井弥八(御小人目付)
窪田正孝 小倉庄次郎(平山の門弟)
伊原剛志 平山九十郎(浪人)
松方弘樹 倉永左平太(御徒目付組頭)
吹石一恵 お艶(芸妓)/ウパシ(山の女)
谷村美月 牧野千世(采女の嫁)
斎藤工 牧野采女(靭負の息子)
阿部進之介 出口源四郎(明石藩近習)
内野聖陽 間宮図書(明石藩江戸家老)
光石研 浅川十太夫(明石藩近習頭)
岸部一徳 三州屋徳兵衛(落合宿庄屋)
平幹二朗 土井大炊頭利位(江戸幕府・老中)
松本幸四郎 牧野靭負(尾張家木曽上松陣屋詰)
稲垣吾郎 松平左兵衛督斉韶(明石藩主)
市村正親 鬼頭半兵衛(明石藩御用人千石)


ひらりん的この作品の関連作は・・・
大群相手の戦いといえば「300」。

三池監督の「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」も笑える。


という事で今回は・・・
暴君度・・・
まあ、ストーリーというより、ばっさばっさのチャンバラ映画を見たって感じ。
いろんな仕掛け(アトラクション)があるチャンバラテーマパークみたいだったね。
それにしても吾郎ちゃん、良かったなー。


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ちょっと悔しい・・・ので・・・、
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (ななんぼ)
2010-09-30 22:55:39
こんばんは。
「続・蛇足帳~blogばん~」のななんぼです。
TBありがとうございました。
こちらかもTBをしたのですが私のblogはgooと相性が悪くエラーが出てしまったので(汗)、コメントのみ残させて頂きます。

私は吾郎ファンでもあり市村ファンでもあったので、「チャンバラ時代劇にこの二人がハマるのか?」という不安もあったんですが、予想外のハマりっぷりで夢中になってしまいました。
もともとチャンバラ時代劇が好きなので、この作品がキッカケになって再びチャンバラ時代劇が制作されていくことを願っております。

しかし、三池監督作品でハマるとは思ってもいませんでした(笑)

あ、バナーをポチっとさせて頂きましたっ。
返信する
Unknown (moondreams)
2010-10-11 09:23:28
ひらりんさん はじめまして。

迫力ありましたね、チャンバラ映画 面白い!!
でも、この映画 出てくる女性がみんな僕ごのみじゃないのが減点です。みんな化けて出てきそうで怖かった。

とくに筆を咥えながら血の涙をながすヒトのグロさは、ヒエ~となりました。

ラストの場面 僕が監督なら・・・
鬼頭半兵衛と島田新左衛門の最後の対決の隙に そっと斉韶が、島田達が仕掛けた火の見櫓(やぐら)のような高所へのがれる。

そこで弓矢の残りを拾い、鬼頭と島田の最後の対決(斬首)直後、やぐらの隙間から斉韶が島田を矢で射抜き殺す。

歓喜の雄たけびあげる斉韶へ、突如、木賀小弥太が跳んできて、石のヌンチャクで斉韶の頭を砕く。

最後に、新六郎と小弥太が自分のおんな(彼女k?)自慢しつつ肩をくんで、笑いながら道を行く そして”終”の文字。

明治なんちゃら・・・数年後の幕切れも蛇足でしたよね!

>いろんな仕掛け(アトラクション)があるチャンバラテーマパークみたいだったね。
その通り!こうゆう映画は、エンターテイメントに徹しなければねっ。
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