2006.10.07の劇場公開初日のナイトショウ(0:10~)で見てきました。
川崎チネチッタの一番でかいスクリーンだったけど、
夜中にしては、けっこう入ってました。
主演はニコラス・ケイジ。
予告で何度も見てたけど、彼だと気づいたのは、つい最近。
役になりきってまーーーーす。
2006年製作の、実話系ドラマ、129分もの。
あらすじ
9.11同時多発テロの当日・・・
いつもと変わりなく勤務に就いた港湾警察のジョン・マクローリン巡査部長(ニコラス・ケイジ)。
定例の訓辞後まもなく、世界貿易センタービルに飛行機激突の一報が・・・
現場に急行するが、既にパニックに近い状況・・・
ここからネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
と思ったけど、「ユナイテッド93」同様ネタバレも何もないので、反転なーーーしでっ。
なんたって、予告編や何かで、閉じ込められた二人が無事生還する・・・ってバレてるし。
いかに、生還するか・・・その家族の思いとは・・が焦点なんです。
・・・・先にひらりん的ポイントを挙げときましょう・・・・
●オリヴァー・ストーン監督の作品は「長い・重い・リアル」が売り物だそう・・・(日刊スポーツ談)
・・・って以前の記事で書いたけど、この映画もそのようで・・・
上映開始直後から尿意を催したので、せっかく買ったコーラは一切飲まず・いや、飲めずでした。
●つい最近まで主演の隊長(班長だったかな)がニコラス・ケイジとは知らなかった・・・
結構役作りをがんばったらしい・・・本人の言葉の訛りとかも真似してるとか。
●助演のマイケル・ペーニャ・・・憎めないヒスパニック系の新米警官・・・
出産間近の愛妻と娘がいて・・・いいパパ役が転がり込んできてます、この人。
●そもそも、主人公は消防署員だとばっかり思っていたが・・・
実は、あんまり関係ない部署(港湾警察)の警官が駆りだされて、惨事に巻き込まれた・・って事。
●2001年9月当時、ニューヨークで絶賛公開中だった映画の看板・・・
予告編見てるときから、気になってました・・・
ばっちり確認できてました・・・
その映画とは???知ってる人はこっち・・・知らない人はこっち。
ということで・・・お話は、
現場に到着するが、混乱状態。
救助メンバーを募るが、部下の中で志願したのは数人。
1993年ごろに起きたWTC爆破事件の際にも救助にたずさわってたマクローリン・・・
WTCを熟知してて、手際よく救助道具をかき集める・・・
しかし、上映開始後、10分くらいかなーーー、
あっけなく、ビルは崩壊・・・ものすごいスピードでコンクリのカタマリが走ってきて・・・
超リアル・大迫力っ。
普通なら即死・・・お陀仏さん・・・しかし、
隊長の機転でとっさに逃げた彼らは、瓦礫に埋もれながらも3名が生き残った・・・
でもすぐに一人死んじゃって、お二人さんだけに・・・。
この辺から、ニコラス・ケイジとマイケル・ペーニャは埋もれちゃってるので、
泥だらけの顔とちょっと動く手だけの演技・・・瓦礫が重そうぅぅぅぅぅ。
いつ、おっきなコンクリの破片が落ちてくるか解らないし・・・
ときおり、炎が走ってきたり・・・生きた心地がしない救出待ち状態。
話してないと寝ちゃうし、寝ちゃうと死んじゃうから、
2人していろんな話をし続ける・・・家族の話とか・・・。
ところで、その二人の家族は・・・
一家の主の消息を心配して、ファミリーが家に集合・・・でも、
彼らの消息はつかめない・・・苛立ち・不安・もしもの心配。
そう、ひらりん的には閉じ込められた二人の死にそうな状況の映像より、
待つ身である、家族の映像のほうが、涙を誘いました。
いっぽう瓦礫の中では、あの世に行きそうになって、神様にあったり・・・
生まれてくる娘の名前を考えたり・・・
必死に・・・いや、本能で生きながらえていた・・・
彼らを救ってくれたのが、遠く遠方からやって来た、元海兵隊員。
彼は、退役してたけど、テレビを見て、いてもたってもいられなくなり、
軍服を着て、現地に向かい、救助作業を始めたって人。
黙々と瓦礫の中をライトを照らしては、声をかけて続ける・・・
やがて、人工的な金属音に気づき、彼らを発見・・・
救助隊がやって来た・・・。
しかし、見つけても、二次災害の恐れもあるし、
瓦礫を取り除いて、助け出すにはすごい苦労と時間がかかったみたいだね。
正確な数字は覚えないけど、
ビルで働いてた人の死亡者が3000人以上・・・
救助に向かって亡くなった警官・消防署員が400名くらい。
その中、この2人のように助け出された人は、わずか20名だったという事。
彼らを見つけた元海兵隊員は、その後勃発したイラク戦争に志願した・・ともありました。
この映画、テロがどうこう・・・という話は一切なく、
大惨事に見舞われた家族の話が中心。
救出後、何十回も手術をして、やっと復活した二人。
数年後、支援者を招いて、感謝パーティを催して・・・
この惨事の記憶を残す事と、生きてる歓びをみんなで分かち合っていました。
ひらりん的この映画の関連作は・・・
ニコラス・ケイジの作品では「コレリ大尉のマンドリン」が、ひらりんは好きです。
ペネロペ・クルスと共演だしーーー。
マイケル・ペーニャの出てる「クラッシュ」はオスカーの作品賞受賞作です。
という事で今回は
ワール度・トレー度・・・
マイケル・ペーニャにオスカーあげたいけど・・・
ほとんど瓦礫の中で声と顔だけの演技だったから・・・難しいかなぁぁ。
ところでひらりんも「人気ブログランキング(映画)」に参加しています。
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川崎チネチッタの一番でかいスクリーンだったけど、
夜中にしては、けっこう入ってました。
主演はニコラス・ケイジ。
予告で何度も見てたけど、彼だと気づいたのは、つい最近。
役になりきってまーーーーす。
2006年製作の、実話系ドラマ、129分もの。
あらすじ
9.11同時多発テロの当日・・・
いつもと変わりなく勤務に就いた港湾警察のジョン・マクローリン巡査部長(ニコラス・ケイジ)。
定例の訓辞後まもなく、世界貿易センタービルに飛行機激突の一報が・・・
現場に急行するが、既にパニックに近い状況・・・
ここからネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
と思ったけど、「ユナイテッド93」同様ネタバレも何もないので、反転なーーーしでっ。
なんたって、予告編や何かで、閉じ込められた二人が無事生還する・・・ってバレてるし。
いかに、生還するか・・・その家族の思いとは・・が焦点なんです。
・・・・先にひらりん的ポイントを挙げときましょう・・・・
●オリヴァー・ストーン監督の作品は「長い・重い・リアル」が売り物だそう・・・(日刊スポーツ談)
・・・って以前の記事で書いたけど、この映画もそのようで・・・
上映開始直後から尿意を催したので、せっかく買ったコーラは一切飲まず・いや、飲めずでした。
●つい最近まで主演の隊長(班長だったかな)がニコラス・ケイジとは知らなかった・・・
結構役作りをがんばったらしい・・・本人の言葉の訛りとかも真似してるとか。
●助演のマイケル・ペーニャ・・・憎めないヒスパニック系の新米警官・・・
出産間近の愛妻と娘がいて・・・いいパパ役が転がり込んできてます、この人。
●そもそも、主人公は消防署員だとばっかり思っていたが・・・
実は、あんまり関係ない部署(港湾警察)の警官が駆りだされて、惨事に巻き込まれた・・って事。
●2001年9月当時、ニューヨークで絶賛公開中だった映画の看板・・・
予告編見てるときから、気になってました・・・
ばっちり確認できてました・・・
その映画とは???知ってる人はこっち・・・知らない人はこっち。
ということで・・・お話は、
現場に到着するが、混乱状態。
救助メンバーを募るが、部下の中で志願したのは数人。
1993年ごろに起きたWTC爆破事件の際にも救助にたずさわってたマクローリン・・・
WTCを熟知してて、手際よく救助道具をかき集める・・・
しかし、上映開始後、10分くらいかなーーー、
あっけなく、ビルは崩壊・・・ものすごいスピードでコンクリのカタマリが走ってきて・・・
超リアル・大迫力っ。
普通なら即死・・・お陀仏さん・・・しかし、
隊長の機転でとっさに逃げた彼らは、瓦礫に埋もれながらも3名が生き残った・・・
でもすぐに一人死んじゃって、お二人さんだけに・・・。
この辺から、ニコラス・ケイジとマイケル・ペーニャは埋もれちゃってるので、
泥だらけの顔とちょっと動く手だけの演技・・・瓦礫が重そうぅぅぅぅぅ。
いつ、おっきなコンクリの破片が落ちてくるか解らないし・・・
ときおり、炎が走ってきたり・・・生きた心地がしない救出待ち状態。
話してないと寝ちゃうし、寝ちゃうと死んじゃうから、
2人していろんな話をし続ける・・・家族の話とか・・・。
ところで、その二人の家族は・・・
一家の主の消息を心配して、ファミリーが家に集合・・・でも、
彼らの消息はつかめない・・・苛立ち・不安・もしもの心配。
そう、ひらりん的には閉じ込められた二人の死にそうな状況の映像より、
待つ身である、家族の映像のほうが、涙を誘いました。
いっぽう瓦礫の中では、あの世に行きそうになって、神様にあったり・・・
生まれてくる娘の名前を考えたり・・・
必死に・・・いや、本能で生きながらえていた・・・
彼らを救ってくれたのが、遠く遠方からやって来た、元海兵隊員。
彼は、退役してたけど、テレビを見て、いてもたってもいられなくなり、
軍服を着て、現地に向かい、救助作業を始めたって人。
黙々と瓦礫の中をライトを照らしては、声をかけて続ける・・・
やがて、人工的な金属音に気づき、彼らを発見・・・
救助隊がやって来た・・・。
しかし、見つけても、二次災害の恐れもあるし、
瓦礫を取り除いて、助け出すにはすごい苦労と時間がかかったみたいだね。
正確な数字は覚えないけど、
ビルで働いてた人の死亡者が3000人以上・・・
救助に向かって亡くなった警官・消防署員が400名くらい。
その中、この2人のように助け出された人は、わずか20名だったという事。
彼らを見つけた元海兵隊員は、その後勃発したイラク戦争に志願した・・ともありました。
この映画、テロがどうこう・・・という話は一切なく、
大惨事に見舞われた家族の話が中心。
救出後、何十回も手術をして、やっと復活した二人。
数年後、支援者を招いて、感謝パーティを催して・・・
この惨事の記憶を残す事と、生きてる歓びをみんなで分かち合っていました。
ひらりん的この映画の関連作は・・・
ニコラス・ケイジの作品では「コレリ大尉のマンドリン」が、ひらりんは好きです。
ペネロペ・クルスと共演だしーーー。
マイケル・ペーニャの出てる「クラッシュ」はオスカーの作品賞受賞作です。
という事で今回は
ワール度・トレー度・・・
マイケル・ペーニャにオスカーあげたいけど・・・
ほとんど瓦礫の中で声と顔だけの演技だったから・・・難しいかなぁぁ。
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こちらからもTBさせていただきました。
ニコラス・ケイジの役のなりきり具合はすごかったですね。
最初の方は「たしか、ポスターにニコラス・ケイジって書いてあったよなー」とか思いながら観ていましたが、話が進むにつれそんなことは気にならなくなりました。
パンフレットのモデルになった人と並んだ写真を見て、本当にそっくりだたのには驚きました。
最後に2人が救出された後、その横の警官のセリフ「まだ24人が行方不明です」が印象的でした。助からなかった人が圧倒的に多いのですから。
僕の弟は警察官です。
もしも弟の管轄内、もしくはその近くでテロが起きたら、
危険を顧みずに現場に行かなければならないのだ、と、改めて感じました。
家族に自分たちを投影して見てしまいました。
とても辛かったです。
映画評論は僕にはできませんが、
テロは本当に悲惨なんだということは痛いほど伝わってきたように感じます。
この映画はオリヴァー・ストーンにとって、まだあの事件を彼なりに“総括”していない印象を受けました(これは“現状報告”ですね)。たぶん何年後かにまた違ったテイストで撮ってくれるものと期待します。
ただ、米国の所業は賛否両論あるにせよ、あの現場で命を張った人々については、絶対的に肯定されるものだと思います。
それでは、今後ともヨロシクお願いします。
アメリカ人と日本人ではやはりこの映画に対する感じ方に温度差があるのはやむを得ないと思います。
オリバー・ストーン監督はこの映画を単なる救出劇のドラマに仕立てるのではなく、家族の思いを同時進行で綴った点は評価したいと思います。
マイケル・ペーニャの演技は良かったですね。プログラムを見ると実物の二人の写真がありますがペーニャの方は体格も全く異なりますが(笑)、N・ケイジの方は髭をたくわえた風貌はそっくりなのには驚きました。
ニコラス・ケイジは、抑えた演技がよかったですね。
ほとんど顔もわからないくらいでしたが。
マイケル・ペーニャは顔と手の演技でしたが、
上手かったです。
実際はもっと大変な状況だったのでしょう。
まさに奇跡の生還でした。
映画を観るまでニコラス・ケイジは生き埋めになった人を助けるほうだと思っていました。助けられるほうでしたね。最後はほっとしました。
やっぱり、テレビでこの事件を見ている私達と、NYで生活している人達では、この事件への気持ちは絶対的に違うのだと思いました。私達は9.11=テロ=WTC崩壊というイメージですが、ニューヨーカーにとっては、ニューヨークが被害にあい、でも皆手と取り合って頑張って行こう、愛するニューヨークを守ろう、という部分の気持ちが強いのだと思います。他人を思いやる気持ち、助け合う純粋な心、それが基本的に一番大切なものだと、気づかされた人達が大勢いた出来事だったのだと思いました。私も、それが平和への第一歩だと信じます。
TBありがとうございます♪
結構最初の方で瓦礫の下敷きになってしまったので、最後まで飽きないかな~と、正直なところ心配だったんですけど、全然そんなことなく……最後は本当に助かってよかった!と思いました~。
こちらからもTBさせて頂きますね。
正直、私には退屈な映画でした。メリハリがなく、見所もなく。
ひらりんさんが仰る通り、『大惨事に見舞われた家族の話が中心』の映画でしたが、それなら別に9・11を題材にしなくてもいいのではと思ってしまいました。
監督独自の視点がなく、ただの救出劇とそれを待つ家族のドラマだけというのは、同じ題材で「ユナイテッド93」があるだけに。。。
オリヴァー・ストーンはこの映画の会見時に、「ブッシュはアメリカを10年後退させた」などと言ったようですが、そういうメッセージが映画にないのは、どうも片手落ちのような気がします。
ではまた。
違うものを期待して行ったので、はぐらかされてしまいました。この映画を製作したかったのは、よくわかるし、彼らの救出劇には感動できるものがあるのですが…。9.11が主題ではないような、そんな気もしました。
ホント、ずっと瓦礫の下でしたね…ちょっと眠かったですが
ニコラスはザ・ロックとか好きですね。この人、いろんな作品に出てるから、人によってまちまちに好きな出演作があっておもしろそうです。
割とテロを取り扱った映画って、テロの恐怖や悲劇、引き起こしたテロリストの悪意を描いたものが多いのですが(そして大抵フィクション)、この映画はあくまでテロに巻き込まれた人の視点で描かれたものですね。
でも、俯瞰図のような描き方ではなく、その人「そのもの」の体験談を元に映画化されているものですから、観る側としても入りやすい作品だったのではないのでしょうか。
家族愛や人間の強さ・弱さをモチーフにした作品であるように感じました。
あのビルが崩壊して生き残った人がいるっていうだけで
かなりビックリだったのですが
半端じゃなくタイヘンだったんだなーというのは
映画を見たらよく伝わってきました。
実際は映画の何倍もタイヘンだったと思いますが・・・。
ニコラス・ケイジ、私は「フェイス・オフ」が好きです。
ワールドトレードセンターは試写会で見たときにすぐTBさせていただこうとこちらのサイトにお邪魔したのですが、らいらのほうが見たのが早かったようで・・・・;^^)
ようやくTBさせていただくことができました。
らいらのサイトにも遊びに来てくださいネ♪
私はストーン監督ってことで見に行ったのですが、良かったと思います!TBさせて頂きました。
コメントとトラックバックを失礼致します。
この作品は、実際に被害に遭われたジョン・マクローリンさんとウィル・ヒメノさん、そして、お二人を取り巻く方達を丁寧に描いたドラマでありました。
また遊びに来させて頂きます。
ではまた。
救出される側の物語でした。