★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

★「人間失格」

2010-02-24 03:38:50 | 映画(な行)
<T1164/2010/A029/S011>

太宰治の同名小説の映画化。
超有名作品なのに、映画化はめったにないみたいだね。
2009年は太宰生誕100年で盛り上がってたけど、
今年も何本か映画化されるんじゃなかったっけ。
2009年製作の堕落系人生ドラマ、134分もの。

あらすじ・・・今回はMovieWalkerさんから引用させてもらいました。
結構詳しいので反転モードで・・・
津軽では有名な資産家で貴族院議員の息子・大庭葉蔵は、作り笑いを練習し、体育の授業でわざと失敗して笑いを取るような少年だった。しかし、クラスメイトの竹一に、その計算を見抜かれる。竹一に取り入った葉蔵は彼から、将来女にもて、偉い絵描きになると予言される。高等学校に行くため上京した葉蔵(生田斗真)は、画塾で6歳年上の堀木(伊勢谷友介)と出会う。遊び人の堀木は葉蔵を、律子(大楠道代)が営むバー青い花に連れていく。泥酔した詩人の中原中也(森田剛)に絡まれ閉口していた葉蔵だったが、次第に彼も酒に溺れていく。葉蔵は竹一の予言通り、飲み屋の芸者たち、下宿先の娘・礼子(坂井真紀)、カフェの女給・常子(寺島しのぶ)など、女に不自由することはなかった。そして常子に自分と同じ寂しさを感じた葉蔵は、一緒に鎌倉の海で心中を図る。しかし、死んだのは常子だけだった。事件の後、さらに寂しさを募らせていた葉蔵は、偶然出会った中原と一緒に鎌倉に向かう。葉蔵は、子持ちの記者・静子(小池栄子)と出会い、彼女のアパートで暮らすようになる。しかし葉蔵はそのアパートを出て、青い花の2階で寝泊まりするようになる。そして向かいのタバコ屋の娘・良子(石原さとみ)に惹かれ、結婚する。良子との生活は穏やかで、葉蔵は次第に人間らしさを取り戻す。しかし、久しぶりに堀木と再会した日、葉蔵は思いがけない光景を目にする。

ここからひらりん的レビューのネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
●文芸作品+ジャニーズ主演ということで、女性客+年配客ばかりだったね。
●話のほうは・・・純真無垢な良子は酒屋の御用聞きみたいな男に強姦されちゃってて・・・
気まずい夫婦生活・・・家出・・酒びたり・・かっ血・・モルヒネ中毒・・
療養所送り・・父死亡・・長兄の金で津軽で療養生活・・・みたいな主人公。
●ひらりんは直前に原作を読んでいたので、大体の流れはわかったけど、
読んでない人には判らない映像のつながりがいくつもあったね。
●原作は、イイトコの坊ちゃんで跡取りでない主人公が、
自分のダメ人間ぶりを手記に残してる・・・という設定。
会話は少ないけど、心のつぶやきが文章になってて、主人公の心理状態がよくわかる。
●本作は、イケメン主人公がハニカミ王子で、女にモテモテ・・・
セリフもナレーションも少なくて、イケメン&ハニカミ演技だけで勝負・・・
みたいな真っ向勝負しちゃったけど・・・裏目、みたいな出来だったかな。
●イイトコ出身のイケメン坊ちゃんが、
自分の存在意義に疑問を持って堕落していく主人公・・・
本作の映像からは読み取りづらかったっ。
まあ、だらだらとナレーションで心情を述べられても困るけど。
●もう一人のジャニーズ、V6の森田剛がやってた中原中也のシーンと、
津軽で療養シーン以降は、原作にないオリジナルの部分だったね。
死に損ないの葉蔵とリンクする中原の存在は悪くなかった。

★それにしても共演の女優陣はなかなか良かったね。
折りしも、ベルリン映画祭で女優賞を取った寺島しのぶも出てたし、
坂井真紀も初めて映画で見たし、石原さとみの純真娘役も良かった。
室井滋も、三田佳子も押し倒されちゃったりして、さすがハニカミっ。
(ひらりんの唯一苦手なのは●●●子です)

ここまでネタバレ注意↑

ひらりん的この作品の関連作は・・・
去年見た太宰作「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ


ということで今回は・・・
ハニカミ度・・・
主人公の内心が描かれて無いというか、
人間失格な原因が弱いというか・・・
ただ周りに流されてるだけでは、物足りない。

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気にしちゃいないが・・・上位が映画とは無関係の韓流系やYouTube系ブログばかりで、
ちょっと悔しい・・・ので・・・、
ひらりん同様、「太宰もイケメンだったのか???」と思ったあなた・・・
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2 コメント

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こんばんは~♪ (由香)
2010-02-26 23:15:50
お邪魔します♪

>主人公の内心が描かれて無いというか、
人間失格な原因が弱いというか・・・
そうでしたね~
主人公の心情がよく分かりませんでしたね。それに物語の繋がりもよく分からず、、、
原作をご存じない方には???だったのでは?と思います。
雰囲気は悪くなかったのですが・・・
でも生田さんはなかなか良かった気がします。頑張っていらっしゃいましたよね~(イケメン贔屓?・笑)
こんばんわ~ (くう)
2010-02-26 01:46:38
原作知らない方が見たら、ただの坊ちゃん放蕩記だったなぁ。。。
と私も思いましたわ~。
原作で補填しなきゃならない部分が多すぎ。
それでも、主役の人が好きなので、まぁ想像していたよりは
遙かに良く感じられたのでした^^

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