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つれづれなるままに弁護士(ネクスト法律事務所)

それは、普段なかなか聞けない、弁護士の本音の独り言

としまえん閉園と練馬区への陳情について

2020-09-08 12:21:18 | としまえん問題

すでにTwitter上では何名かの方がRe-Twitしてくださったので、私が思った以上に広がりを見せている練馬区の陳情書・署名用紙提出の件。

内容がややこし過ぎて混乱してしまった方も多そうなので、ここで整理しておきます(9月8日正午時点での情報です)。

1)練馬区への「陳情書」の提出は昨夜までにすったもんだありましたが、無事、受理して頂けることになりました(窓口職員の方、色々不快な思いをさせてしまっていたらスイマセン)。

2)「陳情書」はおそらく明日には正式に練馬区に提出します。その際、現時点で私の手元に届いている「署名用紙」も併せて提出します。

3)「陳述書」の提出は作成者(=陳述書への署名者)本人が練馬区役所に直接持参しなければならないのと、今議会に付託してもらうためには9月10日正午までの持参が必須です。

4)「署名用紙」の方は9月16日までは受理してくれると練馬区から言ってもらえたのでまだ少しだけ時間があります。

5)上記3)4)の事情から、今後は「署名用紙」のみ私の事務所で受け付けます。

6)練馬区宛の「署名用紙」は、9月14日23:59まで、全国どこのセブンイレブンでも、店内のコピー機からプリントアウトできます。プリントアウトするための予約番号は「34977591」です。プリントアウトの仕方が分からなければ、店員さんに「ネットプリントをしたいんですが。予約番号は34977591です。」と伝えてください。プリントアウトの料金は40円ほどです。

7)どうしてもセブンイレブンがお近くにないなどの理由でプリントアウトができない方は私宛にメールをください(hiraiwa@nextlaw.jp)。「署名用紙」のデータをお送りしますので職場やご家庭、ご友人のパソコンとプリンターを借りてご自身でプリントアウトしてください。

8)「署名用紙」をプリントアウトできたら、できるだけたくさんのご家族・ご友人の方からご署名を頂いて、私の事務所宛に9月15日必着で郵送してください(署名は日本国民であれば練馬区民、東京都民でなくても誰でもOKです。)。郵送先は「〒160-0017 東京都新宿区左門町6-10 渋谷ビル4階 ネクスト法律事務所 弁護士平岩利文 宛」です。

9月15日を過ぎてしまうと練馬区役所に持ち込めなくなってしまいます。〆切厳守でお願いします。

 

なんでこんな陳情書や署名活動をしているのかについては、次のブログ記事で書きます。

今回は必要最低限の情報のみ。


練馬区議会議長宛陳情書(案)その2

2020-09-07 17:24:43 | としまえん問題

としまえん閉園とハリポタ施設建設について、練馬区議会議長宛の陳情書を作ってみました(前々回の記事参照)。

 

で、今日。

練馬区のHPで指定された陳情書の書式・体裁は守ってるはずだけど、念のため、練馬区役所に持参する(練馬区は陳情書は持参以外受け付けない、という江戸時代のような対応。おーい、今は21世紀で、新型コロナ感染の危険もあるんだぞー!)前に、念のため、陳情書案をメールで担当部署(練馬区議会事務局議事担当係)に送ってみた。

しかし、待てど暮らせど返事が来ない。

なにやら嫌な予感。

 

やむなく電話しましたよ。私から。練馬区役所様に。

以下、練馬区の担当者(特に名を秘す)と私のやり取りの再現。

 

練馬区:陳情の要旨が長すぎるので短くしてください。

私:これ以上短くはできないですよ。てか、これ以上短くしちゃったら、単に「ハリポタ施設の建設工事を止めさせてください」になっちゃうでしょ? でも私は無条件で工事差し止めを求めてるわけじゃないですから。

練馬区:ただ、長いとなかなか議員さんが・・・

私:何? 長いと議員さん読んでくれないの? それとも理解してくれないの?

練馬区:まぁ、その両方というか・・・。

私:長くて理解できないって・・・。だって、たかだかA4用紙2頁の陳情書じゃない? 要旨部分なんかA4の半頁だよ。どこが分かりにくいですか?

練馬区:いや、分かりにくいというんじゃありませんが、ちょっと長すぎるかな~、と。たとえば、要旨の一部を「理由」欄の方に移してもらうとかですね・・・

私:だって、そんなことしても全体の長さは変わらないでしょ? A4用紙2頁で。

練馬区:まぁ、そうですが・・・

私:もう、この文案を前提に沢山の人が署名活動してて、近いうちに署名用紙も届きますよ。直接、ご自分の名前で同じ陳情書を持って行く人もいるはず。そういう人全員に同じこと言うの?

練馬区:えっ!・・・・

私:練馬区のHPで指定されてる陳情書の条件は「具体的に」「簡潔に」でしょ?事案によって要旨の長さが変わってくるのは当たり前なんだから、要するに「具体的かつ簡潔に」書いてあればいいんじゃない?

練馬区:はぁ。でも、長すぎるとなかなか理解をしていただけない場合も多いというか・・・

私:えー? 練馬区の議員って、僕らの税金で高い歳費貰って、それでそんなバカがそろってるの?

練馬区:・・・・

私:ごめん。バカは言い過ぎだよね。でも、そんなに意味不明、訳の分からない文章じゃないと思うんだけど、どう?

練馬区:まぁ、そうですが・・・

私:だったら受理してくれればいいじゃない。

練馬区:はぁ。でももう少し短くして頂かないと。

私:だからなんで?

練馬区:・・・・

私:内容、読んでも分かりにくいかな?変なこと書いちゃってる?

練馬区:いや、そんなことは・・・。とにかくもう少しだけお時間いただけませんか?部内で検討しますので。

私:いいけど、今の議会に付託してもらうなら10日正午が期限でしょ?それまでにさっき言った署名用紙の問題とかも解決できそうですか?

練馬区:・・・・とにかく、お時間を。

私:じゃ、明日、また電話するかそっち行きますね。

練馬区:えっ!

(以上です)

 

てかさ、電話では撤回して謝罪したけど、ここは私のブログなので自由に言わせてもらうわ。

練馬区の議員って、そんなにバカばっかなの?

 

そもそもだが、陳情書を受け付ける窓口の担当者に内容に対する審査権限はないはず。

あるのは書式や体裁が要件に合致しているかどうかを判断する権限だけだ。

内容が「長すぎる、理解できない」というなら委員会で議員さんたちが(ご自身の読解力を棚に上げて)私(と、みんな)の陳情書を否決すればいいだけの話だ。

私と練馬区の電話のやり取りを聞いていた秘書嬢と同僚のK弁護士は大笑い。

「もう、明日直接持ってっちゃえばいいじゃないですかぁ。

ここで暴れないなんて平岩先生じゃないですよぉ

 

ということで、もうめんどくせー。

明日、修正なしで直接、練馬区役所に陳情書持ってくね。

窓口担当者の方々、よろしくね💛

 

 

 

 


練馬区議会議長宛陳情書(案)

2020-09-06 10:15:11 | としまえん問題

ネット上では「としまえん閉園反対」「練馬城址公園とハリポタ施設建設中止」の声が広がっているみたいです。

私は広域防災拠点の機能を持つ練馬城址公園の整備自体について反対するものではありませんが、そもそも、

「としまえんを潰して練馬城址公園とハリポタ施設を作った方が広域防災拠点の機能強化につながるのか」

がよくわかりません。

もし、練馬城址公園とハリポタ施設を作ることで、却って練馬区の広域防災拠点機能が減殺されてしまうなら、多くの人に愛されて94年の歴史に幕を下ろしたとしまえんも、そこで働いていたスタッフの方も、そして私を含むとしまえんを愛していた多くのファンも浮かばれません。

わからないことは理解できるまで確認し、質問し、情報を共有すべきだと思っています。

 

ある方にご教示いただいて練馬区議会議長宛の陳情書案を作ってみました。

陳情書の作り方は練馬区議会サイト

https://www.city.nerima.tokyo.jp/gikai/seigan/index.html

で詳しく説明されています。

gooブログにはWordファイルを添付できないので作った文案と署名用紙を以下に本文引用しておきます。

利用方法はおおむね以下の通りです。

1)陳情は練馬区民に限らず誰でもできるので、ご自身でWord等で文書化してプリントアウト(サイズはA4だそうです。)し、署名・捺印して提出していただいても構いません(提出期限は9月10日正午だそうです)。

宛先と内容を少しカスタマイズして東京都議会議長宛に同じものを提出してもいいかもしれません。

2)Wordファイルを添付してお送りできるメールアドレスを

hiraiwa@nextlaw.jp

宛にお送りいただければ、陳情書と署名用紙のWordファイルをお送りします。プリントアウトして上記1)同様、署名・捺印して練馬区役所にご提出ください。

3)自分では練馬区役所まで行けないが陳情書には名前を連ねたい、住所を私に知られても構わないという方は、上記2)同様、Wordファイルを添付してお送りできるメールアドレスをお知らせください。署名用紙のWordファイルをお送りしますので、プリントアウトの上、署名欄にご住所・お名前を記入し捺印して、9月9日必着で事務所宛にご郵送いただければ私が取りまとめて練馬区役所に提出してきます。

署名用紙の郵送先は:

〒160-0017 新宿区左門町6-10 渋谷ビル4階

ネクスト法律事務所 弁護士平岩利文 宛

です。

(以下、陳情書文案です)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

練馬城址公園及びスタジオツアー施設等に関する陳情書

                    令和2年9月10日

 

住所:            

氏名:            

電話:            

 

練馬区議会議長 殿

要   旨

としまえん遊園地(以下「としまえん」)跡地における練馬城址公園及び同公園の整備にかかる覚書(以下「本覚書」)第6条第1項に定めるスタジオツアー施設等に関し、当該施設等の建設着工前に、以下の点について書面及びホームページで明らかにするよう、本覚書第3条、同第5条第1項第2項、同第6条第2項及び同第7条に基づき、東京都及び事業主らに直ちに要求するとともに、以下の比較検証結果により練馬城址公園及びスタジオツアー施設等の広域防災拠点としての機能及び明白な有意性が確認できるまでは、少なくともスタジオツアー施設等の建設をいったん中止するよう、東京都及び事業主らに強く働きかけてください。

(1)「としまえん」の遊園地としての経営を維持・継続したまま同遊園地を広域防災拠点として利用する場合と、「直接活用区域」(※下記理由中で定義。以下、同じ)を広域防災拠点として利用する場合との比較検証結果(具体的数値等に基づくもの)

(2)本覚書第6条第2項に基づき丙、丁及び戊が「実現の一翼を担うことに配慮する」こととされている「第4条に定める機能」には「B 広域防災拠点」は含まれているのか。含まれているとした場合には、当該「配慮」の具体的内容、並びに、「としまえん」の遊園地としての経営を維持・継続したまま同遊園地を広域防災拠点として利用する場合と、「直接活用区域」及びスタジオツアー施設等を広域防災拠点として配慮・利用する場合との比較検証結果(具体的数値等に基づくもの)

 

理   由

1.今後30年以内に練馬区で震度6弱以上の地震が起こる確率は53.1%とされているところ(J-SHIS地震ハザードステーション等)、スタジオツアー施設等が練馬城址公園内の開発事業区域に存在する2023年から2053年までの30年間、広域防災拠点として(直接)利用できる面積は、本覚書第2条の対象区域中、石神井川南側を中心とした約10~12ha(近隣の光が丘公園の6分の1程度。以下「直接活用区域」)に過ぎません。

すなわち、「広域防災拠点の必要性が高い今後30年間」に、としまえん跡地の2分の1近くはスタジオツアー施設等に提供され、容易に解体できないであろう堅固建物が建てられることになります。

2.そうであれば、少なくとも、東京都民、なかんずく練馬区民の生命身体の安全を守るためには、従前の「としまえん」の遊園地としての経営を維持・継続したまま同遊園地を広域防災拠点として利用する場合と比較して、直接活用区域を広域防災拠点として利用する場合(※スタジオツアー施設等の「配慮」を含みます。)の方が、その機能が客観的に高いということが証明されていなければなりません(そうでなければ「東京都と練馬区は広域防災拠点としての機能を犠牲にして経済・利益誘導を優先させた」との誹りを免れません。)。

3.万一、広域防災拠点としての機能が変わらない、あるいは、減少するというのであれば、都民・区民の生命身体の安全を守ることを責務とする東京都及び練馬区は、事業主である西武鉄道株式会社、ワーナーブラザース ジャパン合同会社及び伊藤忠商事株式会社に対し、計画の変更等を強く働きかけ、あるいは要請する職務上の義務を負っています。

4.また、「としまえん」は地元練馬区民のみならず多くの東京都民等に愛され続けた、地域に根付いた遊園地であり、かつ、これまでも広域防災拠点としても一定の存在意義を果たし続けてきました。

ところが、上記要旨で開示を要求した「としまえんを練馬城址公園(及びスタジオツアー施設等。以下、同じ。)に造り変えた場合の広域防災拠点としての機能」が地域住民等にまったく説明・開示されないまま、本年6月以降、「としまえん閉園、練馬城址公園の開発整備」という結果のみが先行・独り歩きしており、地元住民のみならず多くのとしまえん来園経験者がインターネット上等で計画に対する疑問の声を上げているのが現状です。

このような状況下で、計画当事者からの客観的かつ誠意ある説明を欠いたまま練馬城址公園の開発整備を進めることは、地元住民等の理解を得た「地域との連携により、多様な交流活動などが行われ活気をもたらす空間の創出」や「来園者が憩うことができる便益施設の整備」(本覚書第4条Cア及びイ)の実現を阻害することは明らかです。

以上

 

 

 

 


としまえんロス

2020-09-04 14:26:57 | としまえん問題

としまえんロスが続いてます。

あまりに喪失感が大きいので、そんな自分自身に興味が湧いてきてしまった今日この頃。

そもそもなんで俺はとしまえん閉園にこんなに落ち込んでるんだろ?

 

たしかに子どもたちとはよくとしまえんに行った。

しかし子どもたちも今では高3と小6。もはや「パパと一緒に遊園地」という年ではない。

この先も「子どもととしまえんに行く」という可能性はほとんど0だろう。

実際、ここ数年は木馬の会(年間フリーパス会員)の会費を払いつつも、としまえんを利用するのはもっぱら夏のプールだけ。それもひと夏にせいぜい2~3回だ。

ネット上にはとしまえん閉園を惜しむ声が溢れているけれど、その多くは「中学時代に彼女とデートした思い出の場所」とか「昔、会社の運動会で利用させてもらいました」といった昔の思い出を懐かしむものだ。

どうも、私の「としまえんロス」とは性質が違うような気がする。

なんなんだ、この微妙な違和感は。

で、つらつら考えた。

 

私がとしまえんの近所に住み始めたのは司法試験に合格した平成12(2000)年だったから、今年でちょうど20年。

人生の1/3以上をとしまえんのそばで暮らしてきたことになる。

東京に出てきたのが18歳の時だから、東京生活の半分以上はとしまえんが日々の暮らしのそばにあった。

考えてみれば、故郷の尾張旭市@愛知県で暮らしていた期間よりとしまえんの横で暮らしていた期間の方が長い。

先日のブログにも書いたけれど、子どもが生まれてからはほとんど毎週末、としまえんに子どもを連れて遊びに行っていた。

「ようし、今度の日曜日はいっちょ気合を入れて、パパが車でとしまえんに連れてってやろう」

ではなく、

「今日は天気もいいし、としまえんでも行くか~」

というノリ。

こどもの森、カルーセルエルドラド、スカイトレイン、バタフライダー、スナッピー、模型列車、ミニイーグル、アンチックカー、フロッグホッパー、カーメリーゴーランド、アニマルカップ、ジャングルハウス、ミニフリュームライド、ロッキンタグ、ミニサイクロン、サイクロン、コークスクリュー、ミラーハウス、ブラワーエンジン、フリュームライド、トロイカ、ブレイクダンス、マジック、イーグル、ウェーブスインガー、スイングアラウンド、パイレーツ、オートスクーター、お化け屋敷、ミステリーゾーン、チャレンジトレイン・・・、そして、フライングパイレーツ

子どもの成長に合わせて子どもが乗れるアトラクションがどんどん増える。

乗れるアトラクションが増えるたびに子どもの笑顔も増えていく。

小さかった子どもと初めてパイレーツやイーグルに乗ったときは、小さな子どもの身体が安全バーをすり抜けて飛んで行ってしまったらどうしよう、と本気で心配してずっと子どもの身体を抱きしめ続けていた。

いつもそばにいてくれたもの。

そしてずっと私と子どもたちを見守り続けてくれていたもの。

 

あぁ、そっか。

としまえんは、少なくとも私にとっては遊園地ではなく、家族だったんだ。

子どもたちを見守り続けてくれる第3の親、優しいばあちゃん、頼りになるじいちゃん。

家族を失ったから、私の心はこんなに悲しいんだ。

自分の日常から消えてしまった家族に、きっともう、二度と会えないことを知っているから、こんなに切なくて涙が出るんだ。

 

だけど、大丈夫。

きっと大丈夫。

僕は、この写真だけで、この先、何があっても頑張れる気がする。

「子どもたちとのとしまえんの思い出」(画面左下の▶を押してください)↓

BGMは山下達郎の「さよなら夏の日」で。

https://www.youtube.com/watch?v=U7ZS-6jLOR0

 


としまえん余話

2020-08-31 23:37:00 | としまえん問題

「壁の向こうの友人」の打ち上げは21時過ぎに終了。

とてもいい舞台だったと思う。
 
さて。
もう、終わっちゃったかな。としまえん。
半ば諦めつつ、都営地下鉄大江戸線の豊島園駅で降りて、としまえん正門に寄ってみた。
 
驚いた。
 
正門前は人で溢れてた。
 
自分がこの場を立ち去ってしまったら、それがとしまえんの本当の終わりになってしまうとでも思っているかのように、正門前は帰路につこうとしない人たちで二重三重の人垣ができていた。




そうだよね。
僕らは、としまえんの時代に生まれて、としまえんの時代を生きてきた。
だから、としまえんの最後の灯が消えるまで、見守ってあげるのが僕らの務めだよな。
いつまでも正門前から動こうとしないみんなの肩を、涙雨が濡らし続けてた。
 
正門前の様子を見届けて、ふと思いついて東ゲート入園口の方に回ってみた。
東ゲート入園口を入ってすぐ真正面に、としまえんのシンボル、カルーセル・エルドラドがある。
 
もしかしたら、最後の灯が落とされる前のカルーセル・エルドラドの写真を撮れるかも。
 
東ゲートに着いてびっくり。
お客さんは全員退園したはずなのにカルーセル・エルドラドが回っている。
しかも、沢山の人を乗せて。
 
動画で撮影したけれど、gooブログには動画を貼り付けられない。
動画をスクショした静止画でどうぞ。
これ↓



乗っているのはとしまえんのスタッフさんたち。
背広を着てるおじさんもいる。
真っ赤なスタッフTシャツ姿の女の子もいる。
最後のお客様を無事に送り出して、明日はもう解体作業に入ってしまうであろう、としまえんのシンボルに、最後の最後の本当に最後にスタッフ全員でお別れをしていた。
 
そうか。
としまえんは私だけじゃなく、私を含むお客たちだけでもなく、働いてるスタッフ全員にこんなにも愛されてたんだ。
 
うん。
素敵な、最高の、遊園地だった。
 
僕らは、この夢のような遊園地と、そこで働くスタッフさんたちのお陰で、煌(きらめ)くような「としまえんの時代」を生きた。
 
東ゲートでひとり立っていたスタッフの女の子に、
 
長い間、ホントにお疲れさま。ありがとね。
 
と声を掛けて、帰宅の途についた。


 
としまえんの東ゲートから自宅まで歩いて15分。
 
最後の最後のホントの最後のおしまいなんだ。
なんだかホッとして、胸が苦しくなって、切なくなって、ポロポロポロポロ泣きながら僕は雨の中を家まで歩き続けた。