つれづれなるままに弁護士(ネクスト法律事務所)

それは、普段なかなか聞けない、弁護士の本音の独り言

心愛ちゃんに背を向けたすべての大人たちへ

2019-02-09 19:43:00 | 日記

学校、教育委員会、児童相談所、心愛ちゃんの助けを求める手を払いのけた全ての大人たちへ。

色んな理由があるよね。

色んな言い訳もあるよね。

別にあなたが直接、心愛ちゃんの命を奪ったわけじゃないし。

そもそも心愛ちゃんはあなたの子どもでもないし。

あなたはただ仕事を通じて心愛ちゃんを見てただけだしね。

世間から批判されて、顔も名前もわからないネットの向こうの誰かから罵倒されて、冗談じゃねーよって思うよね。

だけど、あなたの子どもであろうがなかろうが、あなたの仕事であろうがなかろうが、誰かに評価されようが罵倒されようが、お願いだから、

二度と子どもに背を向けないでください。

(尾田栄一郎/ONE PEICE 67巻より)
コメント

天使も目を背けるこの国の片隅で

2019-02-06 16:33:25 | 日記

心愛(みあ)ちゃん事件が痛ましい。

千葉県野田市の小学生、栗原心愛ちゃんが実の父親から真冬に冷水シャワーを浴びせられるなどの虐待を受けて亡くなった事件である。

生前、心愛ちゃんは学校で実施されたアンケートを通じて教師に助けを求めていた。

「お父さんにぼう力を受けています。(中略)先生、どうにかできませんか。」

 

 

B4のアンケート用紙の冒頭にはこう記載されていた。

「ひみつをまもりますので、しょうじきにこたえてください」

「なまえをかきたくないばあいは、かかなくてもかまいません」

それでも心愛ちゃんは正直に自分の名前を書いた。

学校からの通報を受けて児童相談所も心愛ちゃんを一時保護するなどしたが、野田市教育委員会は怒鳴り込んできた父親の剣幕に脅え、児童相談所に相談することもなく、「ひみつをまもります」と約束したはずの心愛ちゃんのアンケートを父親に見せた(コピーを渡したとの報道もある。)。

父親は心愛ちゃんに「あのアンケートに書いたことは嘘です」という内容の書面を書かせ、これを児童相談所に提出。

児童相談所は「心愛ちゃんの本心ではない可能性が高い」と判断していたにもかかわらず、一時保護していた心愛ちゃんを両親のもとに帰した。

その後、心愛ちゃんはエスカレートした父親の虐待でわずか10歳の命を奪われた。

父親の逮捕後、母親まで父親の虐待に加担していた事実が発覚。母親も逮捕された。

心愛ちゃんには1歳の妹がいる。

 

時を同じくして麻生副総理が少子高齢化問題に絡み「子どもを産まなかった方が問題」と発言、その後謝罪に追い込まれた。

麻生さんの発言の経緯についてコメントすることは今回の記事の目的ではないので割愛するが、いまさら失言大臣に言われるまでもなく、この国の出生率は絶望的に低い。

街角や路地裏から子どもたちの遊ぶ声が消えて久しい。

若い夫婦が子どもを育てられるような環境にない、

子育てを支援する社会的な体制が整っていない、

社会全体が「自分さえよければいい」という風潮に覆われ、苦労することが分かっている子育てをしようとする人自体が減った、

いやいや、そもそもこんなお先真っ暗の借金大国で子どもを作ろうなんて考えない

等々、いろんな人が、いろんな所で、いろんな原因究明や対策を論じておられるので、興味がある人はググってご自身で勉強されたい。

 

さて。

昔こういう話を聞いた。

子どもというのはこの世に生まれてくる前は皆、天国にいる天使だ。

時が来ると、神様に呼ばれて尋ねられる。

「お前が生まれる予定の家庭はこういう家庭だ。お父さんはこういう人。お母さんはこういう人。兄弟姉妹はこういう人。さて、お前はこの家に生まれたいか?」

どれほど貧乏で、どんなに苦労ばかりの家庭でも、両親が将来離婚することになっていても、兄弟姉妹が将来犯罪に走ることになっていても、天使たちは、

「はい!」

と喜んで答えるという。

それほどの覚悟をして、それでも自分たちを親として選んで生まれて来てくれたのだから、親は生まれてきた子どもを全力で愛さなければならない。

命に代えても子どもを守り抜かなければならない。

どれほど不幸な運命を定められていてもこの国に生まれてきてくれたのだから、社会は、全員で、全力で、子どもたちを愛して、守らなければならない。

 

子どもは、すべてに優先する。

かつてオードリー・ヘップバーンは言った。

「子どもより大切なものって、この世にあるんでしょうか?」

 

心愛ちゃんは、父親と母親に殺された。

助けを求めた教師と教育委員会には裏切られた。

児童相談所は父親の嘘を知りつつ、心愛ちゃんを地獄に送り返した。

 

「お前は学校の先生には見捨てられる。社会には裏切られる。生まれて10年で実の両親に殺される。

それでもあの日本という国の栗原という家に生まれたいか?」

と神様に尋ねられて、天使だった心愛ちゃんは、

「はい。それでもいいです。」

と答えてこの世界にやって来た。

 

別に見てきたわけではないのでここから先は私の推測だ。

実は、最近、あまりに下界の荒れようが酷いので神様と天使の問答に新しいルールが導入されたんじゃないだろうか?

「自分が生まれる国と家庭の様子を聞いた天使には、

『私、生まれたくありません。この天国にいます。』

と出生を拒否する権利を認める」

子育て制度を充実させても、評論家や国会議員がどれだけ議論を重ねても、この国に子どもが増えないのは、こんな新ルールが天国にできたからじゃなかろうか?

 

私が天使なら、こんな世界、こんな国、こんな大人たちがいる世界に生まれたいとは思わない。

心愛ちゃんの死に責任を負うすべてのクソ野郎な大人たちと、私を含むすべてのクソったれた社会へ。

 

恥を、知れ!

 

 

心愛ちゃん、ごめんな。

もう、天国に着いたよね。

また神様に問われたら、今度は遠慮なく言っていいよ。

「神様、私、そんなところに生まれたくないです。」

コメント

値切るな!

2019-01-29 14:57:24 | 弁護士のお仕事

最近でこそ減ったが、以前は弁護士の費用(着手金とか成功報酬とか法律相談料とか)を値切ってくる人(そういう人を私は「客」とか「相談者」とは呼ばない。)がチラホラいた。

「最近でこそ減った」のは、私は値切ったり値切られたりするのが大嫌いなので、そのテの人には優しく、時に厳しく、

「もう、二度と来ないでくださいねっ」

とお伝えし続けてきたからである。

昨年末、久しぶりにそういう人が来た。ある知人の紹介で法律相談にやって来たご夫婦は、私の回答がお気に召さなかったらしく、

「こんなとこにいても時間と金の無駄だ。金がもったいない。」

と叫びだした。

面倒くさいので相談料は頂かずお引き取り願って、出入り禁止にさせて頂いた(お願いだからもう二度と来ないでくださいね。)。

 

リフォーム工事とかの会社だとそのテの人(とにかく値切る人)が多いと思う。

築18年の我が家も現在、浴室のリフォームを考えはじめて、いくつのかのリフォーム会社さんに見積もりをお願いしている。

私は基本的に担当者個人とその会社を信頼して見積もりを出してもらっているつもりなので、出てきた見積もりを「値切る」ということはない。

せいぜい、

「別の製品だとメーカー希望小売価格からの値引き率が高かったけど、この製品だと値引き率が低いのは何故ですか?同じ程度の値引き率にはならないのですか?」

と疑問点を伝えるくらいである。

たいていは、担当者から、

「この製品は新製品なのでどうしても人気が高く、希望小売価格以下では仕入れができないからです。」

とか

「前の製品は別案件でキャンセルが出て倉庫に残ってしまっていたものなんです。会社としても今回、平岩さんに使ってもらえるなら保管料が浮いて助かるんです。」

とか、「なるほど」という説明が返ってくる。

「なるほど」と思ったらそれで終わりだ。

 

企業が適正な利益を含んだ見積金額を出してくるのは当然である。

だから私はいつも、提示された見積金額は「その会社から提示してもらえる適正な金額だ」と信じている。

その「適正な金額」を私が払えるかどうかは単に私の懐具合の問題であって、その会社や担当者の責任ではない。


担当者がフェアなルールと考え方で見積書を出してくれた以上、例えば、「担当者の上司と交渉すると見積金額が更に下がる」というのはおかしいと思う。

それではその会社にとっての「正しい値段、適正な値段」とはいったい何だったのか、ということになるだろう。

東南アジアのバッタ物の屋台の店主と値段交渉をしているんじゃあるまいし。 


私が信頼している担当者が見積書を出してくれた以上、その担当者が「これが当社としての適正な見積額です」と言うのであればそれでいいのだ。

仮にその担当者が必要以上の利益を見積額に計上していたり、ボッタくっていたりしたとしても、出された見積金額に私が納得すればお金を払えばいいし、納得しなければその会社とは以後、付き合いを断てばいいだけの話である。

 

別に自慢するようなことでもないが、私は飲み屋やエ〇チな店でも出された請求書を値切ったことは一度もない。

20代の頃、歌舞伎町でビール2本と水割り1杯とカラオケ1曲歌って38万6000円請求されたことがあるが、必死でバイトを増やしてなんとか払いきった。

腹は立たない。

そういう店があることは馬鹿でも知っているし、そういう店に入った私が甘かったというだけの話である。

(弁護士としては失格だが)身銭を切って遊ぶ、というのはそういうことだと思う。

但し、金額の多寡に関わらず、受けたサービスや受け取ったモノが払った金額と釣り合いが取れていない(金額の方が高い)、と思ったら二度とその店には行かないし、その会社のものは買わない。

 

話が少し脱線したけれど、例えば、担当者の上司と交渉して見積額が安くなったとしたら、私の担当者に対する信頼は何だったのかという話になってしまう。極端に言えば、これまで一生懸命やってくれた担当者の存在を否定することに等しい。だったら最初からその会社の社長と話をすればいいだろう、ということになる。

ほとんどの客は、「担当社員の見積もり」→「値切り交渉」→「上司の再見積もり」→「値切り交渉」→「もっと上の役職者の最終決済」という交渉をしていると思うが、

「それで当初の見積額より大幅に値段が下がったとしたら、当初の見積もりっていったい何だったんだ?」

とは思わないのだろうか?

私なら、

「そういう見積もりを出してきた担当者を信じて仕事を依頼することはできない」 

と思う。

それは、

「あなたは文句を言わないウスラバカに見えたので、いくらでもふんだくっていいと思っていました。」

と告白されたようなものだ。

そんな担当者と仕事などできるわけがなかろう。

 

依頼する側もされる側も、売る側も買う側も、取引を通じて最大限の利益を得ようとするのは当然である。

但し、「フェアにやる」という前提でだ。

だから私は複数の会社から相見積もりを取るときも、他社の見積金額を別の会社に見せたりはしないし、他の会社の見積金額をベースに値切り交渉などもしない。絶対に、だ。

そういうことは品がないと思っている。

ゲスなやり方で10万や20万の金を得したところで何か意味があるのか、

とも思っている。

 

弁護士費用を値切る人に言いたい。

私が弁護士費用を提示して、あなたがそれを値切って、私が「いいですよ」と値引きに応じたとしたら、私が最初にあなたに提示した金額はいい加減な、水増しされた金額だった、ということになる。

値切られるのを前提に最初から高めの金額をあなたに提示していた、ということになる。

そんな弁護士にあなたの人生の一大事を依頼したいですか?

コメント

2019-01-25 15:34:04 | 日記

 

メキシコとの国境に壁を作る、作らないでトランプ大統領と議会がガチバトル状態のアメリカですが。

今まで誰にも聞けなかったことをちょっとこのブログを借りて、こっそり、尋ねてみたい。

えーと、あの、いまさらなんだけどさ。

 

なんで壁作っちゃいけないの?

 

トランプ大統領のことは個人的には好きではないが(というより、大嫌いだ)、彼は別に、

「メキシコとの国境に壁を作る」=「中南米からの移民を一人もアメリカに入れないぞ」

と言ってるわけじゃないように思うのだがどうだろう?(別にトランプ語録をすべてチェックしているわけではないので、もし、そう言ってるんだったらスマン)

「正規の手続きを踏んで、アメリカ国内でも正しい市民として生活してくれる人とか、政治的な迫害を受けてアメリカに逃げてこざるを得ない人も、十把一絡げで壁を作って拒絶じゃぁぁぁ」

とも言っていない(はずだ)。

彼は、

「アメリカに入国してくるのは構わない。但し、正規の手続きを踏んだ、アメリカが入国を認めた者だけだ。」

と言っているだけだ。

あったりまえじゃん。

 

ところが、トランプ嫌いのマスコミとか、民主党とか、その支持者にかかると、

「トランプ」→「壁」→「白人至上主義」→「差別主義者」→「移民の国であるアメリカを否定」→「クソ野郎」

というふうに話が展開していってしまう。

不思議だ。

 

「トランプなんか大嫌い。クソ野郎」バイアスを外して聞けば、要するに彼は、

「犯罪者が紛れ込んでいる不法移民にこれ以上アメリカに入ってきてほしくないんだ!」

と言ってるだけだ。

あったりまえの主張である。

 

アメリカとメキシコの長い国境線を考えれば、「正規の手続きを踏まない、アメリカが入国を認めない者」も国境を越えてアメリカに入国している事実は厳然と存在するわけで、それに対処するにはもはや壁を作るしかない、というのはそれほどおかしな主張ではないように思う。

「国家が定めた手続きで、国家が認めた者だけに入国の許可を与える。それを潜脱しようとする者が多すぎて入国管理行政が正しく機能せず、ひいては自国民になんらかの危険が生じるのであれば、これまで以上に厳格な手段を取る。」というのは主権国家であれば当然の権利であり発想である。

「壁」という物理的なインパクトと、トランプ大統領のこれまでの(品のない)言動で話の焦点がずれてやしないだろうか?

「トランプが言ってることだから叩いとけばOK」というのは大衆迎合三流タブロイド紙としてはありだけど、ジャーナリズムとしては失格だろう。

 

日本は(たかだか5mとか10mそこらの高さしかない)「壁」より遥かに乗り越えにくい(数百から数千mの)「深海」に守られた国だ。

だからたまたま外国からの入国希望者を「正規の入国手続きルート」に誘導できているに過ぎない。

例えば。

日本海側の国境が陸続きで北朝鮮と接していて、九州西部の国境が陸続きで中国と接していて、北海道の国境が陸続きでロシアと接していたらどうだろう。

「トランプの壁」を盲目的に批判している人(日本にも大勢いる。)は、日本海側と九州西部と北海道の国境について同じことが言えるだろうか?

 たまには自分の心と目を覆っている見えない「壁」を取り払ってニュースを考えてみることも大切である。

コメント

あけました

2019-01-20 12:45:13 | 日記

妹の喪に服しているので今年の年賀状は欠礼させていただいた。

年末にお送りした喪中はがきでこのブログのアドレスを案内しておいたからか、昨年9月以来、更新放置状態なのにアクセス数が落ちない。

みなさま、ありがとうございますm(__)m

とはいえ、マッサージに行っても、舞台を観に行っても、新年会に顔を出しても、みなさまからやんわりと、

「なかなか更新されませんねー」

とチクリと催促の一言を頂戴し続けている。

そろそろチクリと刺さった言葉の針で心がハリネズミ状態になってきたので、先週末から体調を崩して寝込んでいた体に鞭打って(ゲホッ、ゲホッ)、パソコンに向かっている次第である。

ちなみに頼みの秘書は先週金曜日、インフルエンザ(A型)でダウンした。

昨年10月ころまで順調だった株式投資はその後の暴落(特にクリスマス大暴落)にあえなく撃沈し、今や私の証券会社の口座は壊滅的状況である。

昨年末、ある知人の紹介で法律相談に来られたご夫婦は意に沿わない私の助言に逆切れし、ありとあらゆる罵詈雑言を私に投げつけて帰って行かれた(ちなみにお金は頂かなかった)。

この法律相談が昨年の仕事納めだった。

 

もしかして厄年じゃないか? いや、50歳過ぎてんだからそれはないか。

天中殺? てか、今でも天中殺って流行ってるのか?

ミミズに小便かけた祟りか? 腫れるな。ちなみに腫れるなとハレルヤって似てるな。

 

う~ん、3か月以上もブログを更新していないので筆(?)のキレが悪いことこの上ない。

こういうグダグダした無意味な文章で文字数を稼がれるとは、本ブログの更新を心待ちにしていた読者も思いもよらなかったろう。ふっふっふっ。

 

閑話休題。

まずは、今年の箱根駅伝。

青学の五連覇が阻止されました。いやー、めでたい。

青学の選手の皆さんに恨みはないけれど、原監督のキャラクターはちょっと苦手だ。

てか、芸能人とかタレントじゃあるまいし、テレビ出すぎだろ。あと、「○○大作戦」とか、ネーミングセンスなさすぎ。

と常々思っていたら、サンデーモーニングのご意見番・張本勲さんが、

「彼はちゃらちゃらバラエティ出すぎだよ!」

と厳しい喝を入れておられた。

ですよねー、張さん(←一度もお会いしたことはないが、もはや意を同じくするマブダチ気分だ。)

 

箱根駅伝についてはこのブログですでに何度も触れているので改めて私の「箱根駅伝愛」をグダグダ語る野暮はしないが、給水ポイントでのサポート・スタッフへの対応とか、走り終わった後の選手のコースや観客・運営スタッフに対する態度とか、日テレの「お涙頂戴」的実況とか、このブログで指摘していた問題点が次々に改善されてきているのはちょっと嬉しい。

もしかして関東学生陸上競技連盟の誰かがこのブログの読者とか?

んなわけないか。

ちなみに、私の高時代の友人Oの息子も今年、全国実業団駅伝で走っていた。すげぇ。

私が生きてる間に駅伝がオリンピック種目に採用されないかな。

 

コメント