2013年2月22日(金)
サンタがいない世界の第2日目。
今日は車で通勤しました。
駐車場代とかもったいないけど、気を抜くと、歩いていても、電車に乗っていても、不意に涙が止まらなくなるので。
以下、「頭おかしんじゃね?」とか「猫バカ男、ここに極まれり」と言われるのを覚悟で書きます。
事務所に向かう車の中、突然、「にゃあ」とサンタの鳴き声が聞こえました。
1度だけだったけど。
はっきりと。
17年間聞き続けたサンタの鳴き声を聞き間違えることなんかない。
思わず、「サンタか?」と叫んでしまいました。
いるわけないのに。
流れていたカーステレオの演奏を聞き間違えたのかと思って、3回同じ曲を聴き返してみたけど、もう、二度と「にゃあ」は聞こえませんでした。
聞き間違えじゃなかった。
幻聴でもなかった。
そっか、男のくせにいつまでもメソメソしている私に呆れて、天国に行く前に最後にお別れを言いに来てくれたんだ。
と思います。
お前に酷いことばっかりしたのに。
俺なんかもっともっと苦しめばいいのに。
サンタ、お前は最後まで優しいな。
(また泣いちゃうかもしれないけど)もう、泣かないよ。
ありがとな。
17年間「室内飼」の「完全家猫」だったから、家の外に行くのは苦手かもしれないけど、ちゃんと天国まで迷わずに行けよ。
帰りの車の中で、声が外に漏れないように窓を閉め切って、思いっきり、
「サンタ、ばいばい!! ありがと!! 絶対、忘れないよ。心配しなくても、もう、泣かないよ。」
と叫びました。
声が漏れたのかもしれません。
信号待ちで隣に停まったタクシーの運ちゃんが、怪訝そうな顔でこちらを見ていました。
サンタのお墓は、私の家の東側の庭(といっても、まさに「猫の額」ですが)にあります。
私の寝室の窓のすぐ下です。
だから、サンタのお墓に近い窓のカーテンは閉めません。
寝室にいる私の姿が見えなくなってサンタが寂しがらないように。
朝、出かけるときには、窓からサンタのお墓に「行ってくるよ」と声をかけます。
夜、帰ってきたら、窓からサンタのお墓に「ただいま」と声をかけます。
寝るときに、窓からサンタのお墓に「おやすみ」と声をかけます。
まだ、悲しくて、苦しくて、ちょっと油断すると涙が止まらなくなるけど、サンタが心配するので、もう、泣くのは(なるべく)止めよう、と思います。
たくさんの励ましメール、ありがとうございました。
また、サンタのこと、話したくなったらブログに書きます。