ヌルい

萌えても良いですか?
…萌えないとダメですか?


by 雛多

盗んでMyHeart

2006年06月21日 | ギャルゲ
ここ暫く、『盗んでMyHeart』をプレイしとりました。『春萌』のLOVERSOULさんの第1作目ですね。
既に1年以上前の作品ですが、その頃にはほとんどゲーム買ってなかったし~(※当時は3ヶ月~半年に1本買うくらい) 同時期に偶然『School Days』(OVERFLOWさん)を買ったような気がする。(当時使ってたノートPCではVRAMが足りなくて、『School Days』が起動しなかった痛い記憶)


今更ですが、折角なので。
一応 警告!  感想書くゾ、ネタバレするゾ!!
ブランド第2作目の『春萌』との対比も、しようと思います。



ピカレスクADVと銘打った<怪盗物>なのですよね。なんだか懐かしさすら感じます(w
内容的にも、ちょっと懐かしいピカレスク物の雰囲気そのまま、無邪気なドタバタ劇の世界で、明るくて楽しい怪盗なのです。展開はまぁお約束通りで、期待通りの展開といい濡れ場といい、裏切らない作りかと。

シナリオは、ちょっとクセのある文体に最初は馴染めなかったのですが、馴れてくるとコレが案外ツボに来るのですよ。
でね、これライターさんは、『春萌』とは違う方なのですが、春萌と同じく文章が読み難い もとい、春萌と同じような、すごく読んでて情景を感じる文章なのです! (原案で夏葉薫さんも参加されていますが、ライターでは無い様子) 何故でしょうか? 不思議とすごく似た雰囲気の文章なのですね。この「情景を感じる」って部分は、LOVERSOUL独特だと思うのですが。
ただ、内容的には、第1作目って事もあって、試行錯誤ってまして、シナリオもそうですがCG枚数やら立ち絵やら、ゲーム性やら、『ぬすマイ』はかなりが「がんばった!」って作りをしてますね。(比較ですが) スタッフさんには大失礼なのですが、2作目の『春萌』では、底の浅さが露呈してしてしまった感が否めません。


そこで!! 本題なのですが。
では、『春萌』に愛想が尽きたかというと、「そんな事は毛頭ない!」 のですよ。
確かに、『ぬすマイ』はドタバタで楽しいし、ゲーム性もこっちが上でしょうね。
でも、「コンプ後にまたプレイするか?」って言われたら………多分、未プレイの在庫ゲームを進める方に優先度が傾くでしょうか。これは『ぬすマイ』に限らず、普通はそうですよね、ゲームじゃなくても。
それが。『春萌』はね、不思議と違うんです。またプレイ…とまでは行かなくても、起動したくなっちゃうんです。寝物語にオートプレイしてても、苦にならないのです。そして、もっともっと、行間にキャラクターたちの心の動きが潜んでいないか、知りたいと思ってしまうのですね。
ライターさんの意図以上に行間を読もうとするのは、製作側には失礼に当たるかもしれないですし、また「キャラクタを1人の人格として見よう」とする極めてキの字 な行為なのですが(w;
…でも、そうなんだもんねぇ
作為的な隠しネタを探そうとするゲーム要素的な行動ではなく、…卒業写真の中の好きな子の表情に、当時の感情を探そうとする行為にも似て。自分の中ではゲームとしての枠を超えちゃったのかも。


それが結論なのかな、と。
その辺、2作目にして表面的な部分はともかく、シナリオに関しては奥深さを増してるのではないかと。
コレは、現在企画が進行中の第3作目には、どんな風に進化するのか。ますます期待が高まります~♪


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