子供の頃、この時期になると白鳥の群が大空を北へと横断していく姿を見て、飛来に有名な湖か動物園でしか見ることのできない鳥だと思っていた。
白鳥の生活環境の悪化なのか、それとも農村の環境適応なのか、雪解けの進む水田のある田舎町には近年、白鳥が群がるようになってきた・・・。
融雪剤の撒いた雪解けの早い水田から第１号はやって来て、雪解けと共に田を移動する事を農家の方から耳にしたので、何故なのか聞いてみました。
聞いて納得、初めて知りました。
写真を見てお判りのように、白鳥は長い首を曲げて水面と平行に口ばしを延ばしています。
ご想像のとおり、水面に浮いた落穂を食べているのですが、乾いた田には白鳥はいない。
白鳥の口ばしは、へらを重ねたような形をしているでしょ？
地面に落ちた落穂は摘(つま)めないのです。
スズメは口ばしが、とがっているので稲の米粒を摘む事ができるけれど、水鳥には水鳥の都合ってものがあったのですね・・・。
北・北海道の白鳥飛来地で有名な浜頓別町のクッチャロ湖の白鳥は → こちら
