贔屓のひきたおし

歌舞伎や他の芝居を見て感じた感想を綴っていきます。
お話の中心はたぶん海老蔵さん。とても好きなので・・・。

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七月大歌舞伎 千秋楽

2006-07-31 21:27:45 | 海老ファンつぶやき
今日は千秋楽でしたね。
どんな様子だったのでしょうか。
気になります。
ご出演の皆さんそれぞれに達成感のある月だったのではないでしょうか。
千秋楽の切符を取っておかなくて残念至極です。ふぇ~ん(泣)。
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海神別荘に酔う・・・

2006-07-30 23:36:08 | 海老さまLive
昨日歌舞伎座の昼の部【海神別荘】を観てきました。
先週末に観たときはあまり感じなかったのですが、
今週末の舞台は本当にとてもいいものになっていました。

なんというか、鏡花のセリフの美しさが
音楽のように奏でられて心地よく耳に入ってくる感じ・・とでも言えばいいのでしょうか。
特に玉三郎さんと海老蔵さんの言葉の響きの美しさに酔いました。
泉鏡花のセリフそのもの美しさとその言葉が音となって表現されている美しさ。
一日以上経った今でも、波間に揺られているようなふわふわした陶酔感が残っています。
玉三郎さんのいう「泉鏡花先生のセリフをどう日常的な言葉として普通にしゃべって、お客様に特別なものと聞かせないようにするか。それが出来れば、非常に幻想的な演目になる」というのは、こういうことだったのか・・・と思いました。
幻想的というのは、単に舞台装置が、舞台設定が、話の筋が・・ということではなく、芝居を観ながらセリフを聞きながら、観るものの頭の中に創造されていくえもいわれぬ感覚のことを言っていたのではないかと。

海老蔵さんの演技はより緩急・強弱がつき、彫りの深いものになっていました。
玉三郎さんも細かい演技をお変えになったようで、先週はどっと笑いが来てしまったところも今週は皆が固唾を呑んで見入っておりました。
この後半に来てもお二人が工夫を重ねておられることにも頭が下がります。

いいものを観た・・・と今は素直にいえる気持ちです。
今日はもう少しこのふわふわした余韻につつまれていたいと思います。
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海老さまロンドン公演がインターネット配信!

2006-07-29 23:18:47 | 海老さまFile
團十郎さん、海老蔵さんの公式HPに載っていた情報です。

海老蔵さんのロンドン公演の舞台【藤娘】と【かさね】が、
インターネット配信されるそうです!!!

放送期間は8月1日から9月1日まで。
USENのパソコンテレビサイトGyaOの8ch ライフ&カルチャー にて。
今なら予告編が観られます。

GyaOのサイトでユーザ登録が必要ですが、登録・視聴は無料です。
ただし対応OSはWindows系だけのようです。
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都会の真ん中のこんぴら様

2006-07-26 20:29:05 | つぶやき
月曜日、仕事で虎ノ門周辺を歩いていましたら、ビルの谷間にいきなり大きな鳥居が!
しかも脇には『金刀比羅宮』と書いてあります。

四国のこんぴら様?????

待ち合わせの時間にあまり余裕もなかったのですが、
思わず鳥居の中にふらふらと入っていってしまいました。
境内の奥には四国のこんぴら様とよく似た拝殿まであります。

正式名称は『虎ノ門金刀比羅宮』。
江戸時代に讃岐丸亀城のお殿様が愛宕下にお屋敷を構えた際こんぴら宮を遷座し、
その後この虎ノ門の地に移転してきたとの事(うろ覚えです。間違ってたらごめんなさい)。
正真正銘のこんぴら様でありました。
4月に琴平のこんぴら様をお参りした時にいろいろお願いごとをしましたので、
ついでで申し訳なかったのですが、そのお礼も申し上げようとお参りもしました。

こんな東京の真ん中でこんぴら様にお参りできるなんて、予想だにしていなかったのでうれしい外出になりました。
一つ残念だったのは、こんぴら様の境内が近隣のビルに勤める方たちの喫煙所のようになってしまっていたこと。いくらご時世とはいえ・・・・・

虎ノ門金刀比羅宮は、地下鉄虎ノ門駅から神谷町に向う桜田通り沿いにあります。
一応HPはこちら→虎ノ門金刀比羅宮
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伝える者と伝えられる者

2006-07-24 22:06:41 | 芝居の周辺
7月23日(日)、NHK教育で『鼓童meet玉三郎』という番組を放送していました。
玉三郎さんと太鼓演奏集団、鼓童がともに新たな舞台を作っていく過程を追ったドキュメンタリーです。

物静かに語る玉三郎さんの言葉にいくつかとても印象に残る言葉がありました。
「今まで女形として恵まれた仕事をしてきたけれど、いつかは終止符を打たなければならない。」
「なし崩し的にでも、どんどん伝えていかないと(自分の寿命が)間に合わない。」
老いというもの、死というものをすでに意識されて、残された時間で役者としてどう生きるのか、自分なにができるのかということ考えておられるのだ・・と受け止めました。

7月21日(金)にはNHK総合の朝の情報番組『生活ほっとモーニング』に吉右衛門丈がご出演されていました。
9月の歌舞伎座、秀山祭公演に当たって「初代吉右衛門は、観る者の魂を揺さぶる芝居をしていた。そういう芝居を伝えて行きたい」とおっしゃっていました。
「自分には歌舞伎役者にする跡取りがいないので、秀山祭をせがれだと思って、成人するまで20年間続けたい」とも。
5月の新橋演舞場公演も恒例になるようですし、9月の秀山祭公演と併せて、これで年に二回、播磨屋が次代、次々代の役者を育てていく場が出来たという事です。

以前・・・おそらく4-5年前ですが、、菊五郎丈がやはり「死ぬまでにあとどれだけ、いつもやっているのと違う芝居が出来るだろうと考える」という事をおっしゃっていました。「少しでも歌舞伎の財産(演目や演出)を増やして倅の代に残してやりたい」と。
最近すっかり恒例になったお正月の国立劇場での音羽屋の復活狂言も、
【児雷也】や【十二夜】も、みなそういった菊五郎丈の気持ちの表れなのではないでしょうか。

吉右衛門丈も菊五郎丈も玉三郎丈も、まだ50代60代。
役者としてはこれからが充実期ともいえるこの時期に、もう『伝えていく事』を真剣にお考えになっているのだと思うと、目頭が熱くなります。
同世代の松助丈が亡くなられた事、團十郎丈が大病を患ったことも無縁ではないでしょう。

伝える者と伝えられる者。
芸や伝統の伝承には、必ずその双方が必要です。
伝えられる者を見つけられずに、
衰退・消滅していった芸能や職人芸がどれだけあることか。
伝えられた者はそれを消化し、さらに自分の芸として昇華させていかなければなりません。そうでなければ伝統は残らない。次代に伝える事ができません。

吉右衛門丈世代の役者さんたちが、「伝える事」を真剣に考え出したという事は、
同時に若い世代の役者さんたちにも、伝えられたものを受け取れるだけの器を持つ事が要求されているということです。一層の覚悟と精進を望みます。
歌舞伎が50年後も百年後も私たちの宝であるように・・・・。
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七月歌舞伎座 舞台写真情報 その2

2006-07-22 23:37:47 | 海老さまFile
今日、歌舞伎座にいってきました。

海老蔵さんの舞台写真、一人のものは全部で9枚ありました。
【海神別荘】から5枚、【天守物語】から4枚。24番~32番です。

海老蔵さんの舞台写真といえば左から写した写真がいつも多いのですが、
今月は左からが5枚、右からが3枚、正面からが1枚とバラエティに富んでいます。
表情も色っぽいもの、お茶目なもの、真剣なものといろいろです。

ところで、先日私が買ってきた玉三郎さんとツーショットの写真のうち、23番がなくなっていました(【天守物語】で目が開いたあとの写真)。
通常売切れのときは、写真の上に「売り切れ中」とか「予約承り中」とか張られているものですが、今日は写真そのものがなくなっていました。
売り切れなのか、販売しなくなったのかよくわかりません。

舞台写真を買うのはファンの大きな楽しみ。
だれでも何度も劇場に来られるわけではありません。
それだけにいつでもきちんとした品揃えをしておいていただきたいものです。


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パリ・オペラ座公演制作発表

2006-07-20 21:50:12 | 海老さまFile
来年3月のパリ・オペラ座公演の制作発表記者会見が、
今週、CS放送「歌舞伎チャンネル」の『デジカメ★ニュース』で放送されています。

このオペラ座公演の注目はなんといっても、
團十郎さん、海老蔵さんのダブルキャストでの【勧進帳】。
海老蔵さんも会見で言っておられますが、
海老蔵さんの弁慶に團十郎さんの富樫・・という組み合わせは、
もう二度と観られないかもしれません。
また、前回のシャイヨー宮での公演で大評判だった【口上】。
おそらく今回もフランス語でおやりになると思いますが、
どんなご挨拶をされるのか、それも興味あります。

ぜひとも行きたいものですが・・・。

デジカメ★ニュースでの放送期間は
7月17日~23日だそうです。

放送時間等の詳細はこちらで↓
歌舞伎チャンネル デジカメ★ニュース
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7/19付 日経新聞夕刊劇評

2006-07-19 23:37:21 | 海老さまFile
7月19日付 日経新聞夕刊に歌舞伎座七月公演の劇評が載りました。

『泉鏡花特集、玉三郎と海老蔵の美』
評者は上村以和於さん。
海老蔵さんについて割と多く触れておられますので、抜粋しておきます。

【海神別荘】
「海神別荘」は玉三郎以上に海老蔵の存在感が際立つ。
六年前の初演時にはフレッシュな公子だったが、今回は海底の世界を支配する王者の趣だ。

【天守物語】
海老蔵の図書之助は原作に美丈夫と指定のある通りだが、初演・再演時の時分の花の新鮮さから、芸で見せる美しさへの端境の時期にある。それはそれで魅力的であり、今後どう演じてゆくかに興味をそそられる。

天守物語のカラー写真付き。
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七月歌舞伎座 舞台写真情報 その1

2006-07-18 18:52:07 | 海老さまLive
舞台写真が出ているらしい・・・という情報をゲットして、
今日さっそく歌舞伎座に行ってきました。
18日現在、出ているのは残念ながら玉三郎さんの舞台写真23枚のみ。
他の役者さんの写真はもう少し時間が掛かるそうです。

ただ玉三郎さんの23枚のうち、4枚(20-23番)は
海老蔵さんとのツーショットです。
海老蔵さんは一枚も写真が出ない時もあるので、
こうして玉三郎さんと一緒の写真が出たことは、
ファンとしては素直にうれしいです。
売り切れるといけないので、即、4枚とも買ってまいりました。

【海神別荘】から、黒マント姿1枚、白マント姿1枚。
【天守物語】から、目がつぶれているのが1枚、目が開いているのが1枚。

海老蔵さんはじめ、他の役者さんの写真も一日も早く出していただきたいですねー。
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鏡花作品上演 玉三郎さんの危惧

2006-07-17 23:54:23 | 海老さまLive
今月の公演を2日目・3日目に観た後、「歌舞伎チャンネル」の「デジカメニュース」で放送していた本公演の制作発表記者会見の録画を見直してみました。
歌舞伎座を出た時は、正直この公演を何度も観るのはシンドイなぁと思いました。
いったいなぜ今、こういう公演をやるのだろう?という疑問も残りました。

玉三郎さんのインタビューを見れば、なにか答えが見つかるかもしれない。
デジカメニュースの放送期間中(7/1-8)は、鏡花作品がどういうものかしらなかったのであまり何も考えずに会見を観ていました。
でも実際の公演を観たあとでなら何か違う事が発見できるかもしれない。
そんな思いで見直してみました。

やはり会見の中に答えがありました。
玉三郎丈の言葉です。

「昼から夜まで観ていると、泉鏡花先生の言葉がどんどんどんどん聞こえてきて、言葉疲れしてしまうのではないかと思うんですね。そこをどうやって歌舞伎俳優たちが、泉鏡花先生のセリフを消化していく・・ということではなくて、どう日常的な言葉として普通にしゃべって、お客様に特別なものと聞かせないようにすることが大事ではないかと思います。それが行われれば、非常に幻想的な四演目が提供できると考えています。」

逆に言えば、セリフ術が不十分ならば観る側に言葉疲れをさせてしまう・・という危惧はやはりあったのです。
どの役者さんが、どの場面が、ということは言いませんが、
やはり私が観たときは初日からまだ日が浅く、
その部分がまだ出来ていなかったのでしょう。
観る側がセリフと聞き取ろうとして余計な神経をつかったり、
或いは意味がわからない言葉が音となって機関銃のように耳に入ってくるために、疲労感をどっと感じてしまう。

昨年7月の歌舞伎座の公演「NINAGAWA 十二夜」も、
初日近くはシェークスピア独特の長セリフが
まったくこなれていませんでした。
最初に行ったのは、確か三日目。
一幕目を観終わったときには頭がガンガンするほどの疲労感を感じました。
この芝居をまた観るのはツライな・・と思いました。
菊之助丈ファンの知人ですら「特に第一場は長いし、聞いていて疲れる」という感想でした。
ところが日が経つに連れ、長ゼリフは気にならなくなり、演技にもメリハリがつき、楽近くに観にいったときはすごく面白い舞台になっていました。

今回も同じ期待を持つことにしましょう。
また海老蔵さんは、今月の舞台の中では比較的丁寧にセリフを届けているほうだとはおもいましたが、もっともっとお役に入り込んでいっていただきたいと思います。
後半の観劇日が少し楽しみになってきました。

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