よたよた

よたよた反陽子

５００万個の反陽子が全部反応するとどんだけのエナジーを放出するか計算してみよう。

反応には、つがいとなる正陽子（普通に、「陽子」と言われてるプラスの電荷を持つ水素原子の原子核ね）が同数必要だから、熱や光になる物質質量は合計陽子１０００万個分と同等だ。

まあ、ありえないけど、わかりやすくするために、すべて熱に変化すると仮定しよう。

ちょっとまっててね。今、E=mc^2が、mks系単位制採用かcgs系単位制採用かぐぐってくらぁ。

mksやった。長さの単位に、[cm]でなく[m]を、重さの単位に、[g]でなく[kg]を用いるってことだお。だからmks。[s]は時間、秒。これは共通だからね。

さて、陽子一個の質量が
0.00000000000000000000000000167[kg]=1.67×10^-27[kg]
なので、１０００万個これが集まると
0.0000000000000000000167[kg]=1.67×10^-20[kg]

（・３・）アルェー

これに光の速さ
300000000[m/s]=3.0×10^8[m/s]
を２乗したものをかけても、１ジュールにもなりゃしないわ…

E=1.67×10^-20[kg]×3.0×10^8[m/s]×3.0×10^8[m/s]
≒1.5×10^-3[J]
=0.0015[J]

1[cal]=4.2[J]なので、

=0.00036[cal]

これはねぇ。１グラムの水をやっと0.00036℃上昇させれる、っていうだけの熱だお。

よかったですね、まだ地球が壊れるほど反物質はためこまれてないみたいです！

なんてな。ためてたら言うわけないし。心構えは持っておこうね。