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「ドラゴンボール ~神龍の謎~」 レビュー (ファミコン)

2013-11-01 19:00:22 | ファミコンレビュー
「鳥山 明」原作の「ドラゴンボール」のゲーム版
トップビュー&サイドビューアクションゲーム
トーセが開発
バンダイから発売
1986年11月27日発売
「ゲームセンターCX ~有野の挑戦~」プレイソフト(#70)

あらすじとしては…
原作読んでねって所だわ。

ゲームの特徴として
「体力」が他のゲームと違って敵に当たらなくても常時減少するのである。
基本体力の最大値は「150」であるが(神龍によって「250」まで増やす事が出来る)
「0」になったら当然死んでゲームオーバーである。
如何に体力回復アイテムを取り続けるかがキーとなる。

操作方法

[通常時](トップビュー)

十字キー:移動
Aボタン:ジャンプ
Bボタン:攻撃

Bボタン長押し後A:かめはめ波(弾消費)

[ボス戦&イベント時](サイドビュー)

左右キー:移動
下ボタン:しゃがむ(如意棒所持時、Bボタンで真下を攻撃)
Aボタン:ジャンプ
Bボタン:攻撃

Bボタン長押し後A:かめはめ波(弾消費)


点数は35点

良い点
・『ドラゴンボール』初めてのファミコンソフト

悪い点
・当たり判定大きめ
・運ゲー
・終盤ステージの仕様
・神龍の謎


良い点の解説
・『ドラゴンボール』初めてのファミコンソフト
連載が終了した現在でも未だにゲームがでつづけているというのは凄い。
ドラゴンボールの魅力と言えるだろう。

悪い点の解説
・当たり判定大きめ
ボスとの戦闘はサイドビューアクションとなる。
しかし、敵が攻撃を繰り出してないのにダメージを受ける事が多々あった。
特に、ヤムチャ戦。「狼牙風々拳(らしき連続攻撃)」を繰り出してくるのだが一瞬でも触れればかなりのダメージを持ってかれる。
連続攻撃終了とほぼ同時に攻撃を仕掛けてたら攻撃判定が残っていたらしくかなりのダメージを受けた。
かなりイラッと来る仕様である。

・運ゲー
敵を倒すとホイポイカプセルが出てくる事がある。
それには様々なアイテムが入っているのだが、このゲームは体力の回復アイテムが最重要となる。
ステージクリアしても回復などはなくクリア時の体力で次ステージ開始となるので
如何に敵にノーダメージで敵を倒し続けたとしても回復アイテムがでなければ枯渇して死ぬ。

しかもこのゲーム、敵の出現は「増殖タイプ」ではなく「固定タイプ」である。
簡単に言えば、
増殖タイプは、同じ場所を行き来することで敵を出現させて倒し、体力回復アイテムが出るまで繰り返すなんてセコイ方法が可能。
固定タイプは、敵の出現数などが決まっていて、倒して出てこなければ諦めるしかない。

だから体力が減ると
「頼む。ケーキをくれ!ケーキをぉぉぉぉ!(体力100回復)」「飴でもいいんだ!せめて飴でも!(体力20回復)」

と祈りながらゲームをすることとなる。

このゲーム隠し部屋が多く存在し、それが利用しなければクリアはほぼ無理と言っても過言ではない。

自分はプレイしていて体力が1桁となり、ようやく見つけた隠し部屋。
ホイポイカプセルが4個ある。上記のとおり

「ケーキが理想。だけど贅沢は言わん。飴でもいい。体力回復を!」

祈る気持ちでホイポイカプセルを開いてみた。

1個目「?」…『まぁいい。気を取り直していこう』
2個目「?」…『運が悪いんだな…次こそは!』
3個目「?」…『勘弁してくれよ。頼むから』
4個目「コウモリ」…「死ね」

「?」とは得点アイテムである。ランダムで得点が変わるのである。
別にこのゲーム得点が増えたからといってハイスコアが更新されるだけで1機のみなので残機が増える事もなくゲーム中になんの恩恵もない。ただのゴミである。
だから、思わず「死ね」と、口から漏れたわ。他にも3個「パンティー(一時的に移動速度アップ)とか3連「コウモリ(ただの敵)」とかあったわ。
死ねといおうが言うまいが実際、体力がないから悟空は死ぬんだけどね。
1日プレイしていれば必ずこういう展開なったはずなのに暴言を吐かない「ゲームセンターCX」の「有野」氏は尊敬する。(まぁ、編集した可能性はあるがな)

・終盤ステージの仕様
このゲームは無限コンテニューなのだが、12面以降もステージがあるがコンテニューすると11面からの開始となる。
運要素に激しく依存するゲームなのに何故そのステージからやらせてくれないのか?

・神龍の謎
ネタバレにて



まぁ、ゲームはそんなもんだから、ゲームをプレイするより展開の方が印象深い。
何たってブルマに「ぱんてーを見せて」と言った亀仙人。

するとまるでかごめかごめのようにパンティーが亀仙人の周りをグルグルと周っていて…

「鼻血ブー」

後、「ぱふぱふぱふぱふぱふぱふ」つって手を動かしているのを見ていて(ファミコンじゃ実際やっている姿なんて表現出来んわな)

「鼻血ブー」



クリアを目指している人は、終盤コンテニューはせず、一気に乗り切ってしまったほうがいい。
もし死んだたら最初からやり直し。何故かと思う人はネタバレを見るのだ。

「あ?髭人如きの手助けなど借りるかボケ!」

という人は自力で頑張って下さい。

そうそうステージ11以降にいる「クリリアン」という敵は原作者の「鳥山明」氏が本作の為に書き下ろしたものである。

尚、日本で125万本の売上があったそうだ。
時代って奴だーね。


最後の辺りは

「ほんの少しでいい。オラに少しだけケーキを分けてくれ」

そんなゲームである。

ここからネタバレ





















子供の頃にプレイしていて11面の2回目の「兎人参化」に激しく苦戦した。
苦戦したというか勝てなかった…
「兎人参化」は直接手で触れると人参になってしまうという敵。
1回目はブロックに囲まれており安全地帯からの「かめはめ波」で勝てたのだが2回目はない。
ピョンピョンと跳ねまわるし、段差が付いているので「かめはめ波」は狙いにくく下に留まってくぐるしかないのだが
当時自分は阿呆な子供だったので落ち着きがなく相手の動きを見る余裕などなく
すぐAボタン押しちゃって、人参化して敗北。

ガキ髭人「こんなんクリア出来るかぁぁぁぁ!」

と、喚いていた。当時のカセットが壊れてしまいプレイ不可になったので改めて買ってきてプレイしたら初見で楽々撃破した。

髭人「あの時の苦労はなんだったんだ…うん。それだけ俺が上手くなったって事か…いや、当時の俺がアホ過ぎたか?」

感慨深かった。

ええ~。上で言ったとおり「終盤コンテニューはせず乗り切れ」って話を詳しくしよう。
悪い点で紹介したとおりコンテニューは11面からとなるのだが…
6面終了時に「神龍」に4つの中から1つだけ願いを選ぶことができる。

「1.タイトルの神龍を動かす」
「2.ギャルのパンティが欲しい」
「3.POWを上げる」
「4.ぱふぱふしたい」

3以外はカスである。3を選ぶと最大HPが「250」まで増える。
しかし、コンテニューすると最大HPは「150」に戻ってしまうのである。
「150」になったままで11面からプレイしてクリアするのは困難ということで終盤コンテニューはしないでプレイすることを勧めた訳だ。
逆を返せば神龍を出すまではコンテニューは何度行なってもいい。「6面までは」って事だ。
それでゲームオーバーになったら辛いが最初からやり直すべきである。

後、ステージ上の隠し部屋の位置を調べ、ラストステージでは無視してもいい雑魚は無視し続けて突撃するという感じ。
それを参考にしてクリア目指して頑張っていただきたい!俺はもう結構!!



さて最後に、悪い点を全て挙げてなかったのでここに記そう。

悪い点の解説

・タイトル詐欺
このゲームは「神龍の謎」を銘打っているのにその謎はエンディングでも明かされないのである。

『ピラフ』が「冒険はまだまだ続く。それは鳥山先生に書いてもらうとして…」などとほざいてゲーム終了である。
せめてこのゲーム独自の解釈を見たかったものだが
まぁ、ゲームの発売時期はピッコロ大魔王編ぐらいだったろうから明らかにできないだろうけどね~
だったらこのサブタイトルにするべきではなかったわな。

「悟空の大冒険」

で、いいじゃん。でもどこかのクソゲーみたいだけど(笑)

謎と言ったら同じバンダイから発売された「ポケットザウルス ~十王剣の謎~」があるな。
こっちも謎って言われてもな。別に暗号通りに配置すれば敵を倒せる(クリア)ってだけで「謎」などと改めるほどのことはない。

まぁ、謎なんて言葉に騙されてはいけないって事か…


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