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宝塚BOYS

2007-06-17 23:16:34 | 吉野圭吾
「宝塚歌劇団に男子部があった」
というくだりしか知らずに観に行きました。

楽しい話なんだろうと勝手に想像してました。

何年もお稽古をしてきたのに大劇場では馬の足役や影歌でしか使ってもらえず、いつかは・・・と夢を見続け葛藤しながら稽古に励み、最終的には大劇場でレヴューを行うことができず、解散となってしまいます。

個々のキャラクターではすごく楽しく笑えます。
最後、解散が決まった場面では涙してしまいました。
終戦後、世間では生きるために必死で生活しているなか、確実に給料を貰えている自分たちをぬるま湯の中で生きてきたという自戒。
終戦後の落ち込んだ日本を宝塚という華やかな舞台で明るくしたいという夢が叶わなかったくやしさ。
『きよく ただしく うつくしく』の掲示に向かって深々と礼をするところで色々考えさせられました。


出演者各々がすごく上手に演じていて、気持ちが伝わってきました。

現実的で、今のままじゃ何の発展もないと言いつつ夢を捨てきれない星野役の圭吾さん。
元々プロのダンサーでみんなを上から見ている雰囲気が表情にすごく良く出てました。

三宅さんの「関西系のおっちゃん」みたいな役には笑わせてもらいました。
ただ笑わせるだけでなく、しっかりとした演技、台詞まわし、さすがとしか言いようがないです。

佐藤さんはNACSの舞台をTVでしか観た事ないんですが、歌上手だし意外に太い声を出されるのにびっくりしました。

葛山さんは逆に声が高いなぁーって。最初に出てきた時、声だけでは葛山さんだと気づきませんでした。
TVドラマの時とは発声を変えているんでしょうか。
葛山さんも歌お上手です。

猪野さん、今回の目玉です。
とにかくおもしろい
須賀さんとのやりとりもおもしろかった。

花禄さんはまじめで少々気の弱そうなリーダー役、合ってましたねぇ。
腰の低いところ、本当の花禄さんもこんな人なのかなぁなんて思ってしまいます。
ピアノ、生で弾いてたんですよね。すごくお上手でびっくり

シブ~い山路さん。会社側の男子部担当者役。
観る前は山路さんも男子部の一員の役かと思ってました。
ん、ちょっとお歳が上でしたね。

初風さんの演技にはやはり目をみはるものがありました。
とってもやさしい「おばちゃん」、台詞をおっしゃる度にまぁるく包み込んでくれるように感じました。
お芝居の練習で相手の女性役を演じ始めた時は引き込まれるように見入ってしまいました。ステキです。


最後のレヴュー場面。
チカチカ(大)階段から羽を付けて出てきた部員の方々を見て、男性が羽を付けて出てくるのも全然あり!って、感動しました。
かっこよかったよー



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