東埼玉病院 総合診療科ブログ

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第1回埼玉ポートフォリオ発表会

2016-03-07 22:28:12 | 初期・後期研修関連

 

 先週の土曜日に、さいたま協同病院で、第1回埼玉ポートフォリオ発表会が開かれました。県外からの参加者も含めて30名程度の参加者があり、4名の後期研修医が自身のポートフォリオを発表し、それに対して熱いディスカッションが繰り広げられました。当院からも渡邊先生と林先生の2名が発表してくれました。

 ポートフォリオとは、教育学の分野では「学習者の成果や省察の記録、指導者の指導と評価などをファイルに蓄積していくもの」と定義されているようです。近年、医学教育にも取り入れられており、プライマリケア連合学会の専門医試験受験資格を得るためにはこのポートフォリオという形式で、様々な領域の事例を書き上げて提出する必要があります。ポートフォリオの中で、自分が、どのような力を使って何をできたのか、そしてそこから何を学んだのかを示していくこととなります。しかし、研修する側も指導する側もポートフォリオ作成に関しては戸惑いもあり、正直自分自身もうまく指導できているのか自信がありません。今回、他施設の後期研修医の発表を聞いたり、当院の2名の研修医への皆様からのフィードバックを聞いて、指導医としても多くの気づきがありました。貴重な機会を提供してくださった、関口先生をはじめとする「さいたま総合診療医・家庭医センター」の方々には感謝します。

 そして、今回、渡邊先生のポートフォリオ「カンファレンス・レクチャーを通して特別養護老人ホームの看取り体制の構築に貢献した1例」がベストポートフォリオに選ばれました。林先生の発表内容もよかったと思います。2人ともお疲れさまでした。

 今回、ポートフォリオの会ではありましたが、埼玉県内の総合診療医・家庭医が多く集まった貴重な機会であり、今後さらにつながりができていけばいいなと感じましたし、埼玉全体で後期研修医を盛り上げていけるような場づくりは大事だろうなと思いました。

 


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