高田郁さんの新刊「花だより」ーみをつくし料理帖 特別巻 を読みました。
花だよりー愛し浅蜊佃煮
涼風ありーその名は岡太夫
秋燕ー明日の唐汁
月の船を漕ぐー病知らず
の四作が収められています。
生家の再建を果たした野江が あさひ太夫 になる前に出会った政次との因縁を描いた「秋燕」と
患者の死に対して無力を感じ病に臥せった医師源斉と手作りの赤味噌を使った料理で源斉に医学の
道を取り戻させた澪との夫婦愛を描いた「月の船を漕ぐ」が特に感動しました。
旭日昇天 の 野江 と 雲外蒼天 の 澪 「みをつくし料理帖」シリーズでは、はらはら
しながら読みましたが、今回その後のエピソードが著されて楽しめました。
新作は出るのでしょうか?