秀山の俳句写真日記

日々の生活、旅先での出逢い・思いを俳句、写真、文にした徒然日記です

青時雨

2024年06月23日 11時44分00秒 | 日記
青時雨組小細工の昭和かな
      伊東温泉東海館書院


 東海館は昭和3年(1928)に地元材木商により建てられた木造3階の温泉旅館で、当時の大工さんの匠技と材木の粋が凝縮されています。平成9年(1997年)に廃業し、現在は伊東市の観光施設として公開されています。
 書院障子の組子細工(くみこざいく)のデザインは、漁に使った網を海辺で干しているところで、周りにあるのは波とのことです。
 青時雨とは青葉の木立から落ちる水滴を、時雨に見立てた言葉です。
 静かで薄暗いセピア色したこの書院。青時雨が組小細工がはめ込まれた障子の外に感じられ、昭和生まれの私には遠い昭和の前半が懐かしく蘇ります・・・

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