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ヒックリジョー釣り日記

このブログは、釣り大好きサラリーマンの面白くも悲しい釣り日記です。

エギグランド改造計画(その2)

2012-10-03 22:32:12 | ハンドメイド
チタンLCガイドとLDBガイドの調達が完了したことによりスタートしたダイコーの初代エギングロッド「エギグランド」の改造計画ですが、思わぬ落とし穴が潜んでいました・・・

今回、元々セットされていたガイド「SVSG+SG+FST」を違う種類の「LCSG+LDBSG+MNST」に変更するため、ガイドフットのスレッドのラッピング位置が変わってしまいます。

そこで、ブランク付いてたエポキシコートを綺麗に剥がそうと考え、エポキシが付いている箇所のブランクをライターで炙り、エポキシを柔らかくしてから爪で地道に剥がしていたところ、ティップ側4番目のガイド位置で、爪が食い込んであろうことかブランクが凹んでしまいました・・・

ライターで炙った際、熱を加え過ぎたせいでレジンの成分が溶けてしまったのでしょうが、ブランクが凹んでしまったら曲がった時にその部分に応力が集中してしまうので、おそらくロッドとしては使うことが出来ないと思われます・・・


試しに、ゆっくりと曲げてみたら・・・






行けるか・・・






大丈夫か・・・






ポキッ!






思った通り、いとも簡単に折れてしまいました・・・

暫く、頭が「真っ白」になってしまいましたが、すぐに気を取り直し、ティップのこの箇所で折れたのも何かの思し召しだとポジティブに考え再生を図ることにしました。

ティップが折れる ⇒ ティップが足らん ⇒ ティップラン

と言う訳で、折れたティップ部分をソリッドを継いでティップラン・エギング用ロッドに方向転換!


早速、ティップ用のグラスソリッドを調達!

折れてしまったティップ部分のテーパーに一番マッチする「7mm×900mm」のグラスソリッドを調達し、接合部分の余長を足してカットします。

ここからはグラスソリッドの根元を繋ぐブランクの内径に合せ、印籠継ぎの状態に削り磨り合わせていく作業です。

ようやく、接続部分の磨り合せが完了!

10時間硬化タイプのエポキシ接着剤でグラスソリッドとブランクを継ぎ、ソリッド部分を「黒」の漆で塗装して2日間乾燥させてました。

ティップセクション無事復活!

継ぎ目もばっちり!

ベンディングカーブもなかなかスムーズで、2号ぐらいの餌木なら普通にキャスト出来そう・・・

但し、穂先の先径が変わったためトップガイドの仕様変更を余儀なくされてしまい、調達したチタンガイド「T-MNST5-1.8」は使えなくなってしまいました。

そこで、こちらのガイドに仕様変更!


これらのガイドは、同僚のN氏の折れた船竿のパーツから取り外したガイドを頂いていた物で、「CMNST5-1.0」が偶然穂先の先径に合っちゃったので、同じ仕様のCLDBSG、CLCSGにセッティングを変更しちゃいます。

ティップセクションがソリッドになったので、トップガイドはCMNST5-1.0、それからオリジナルよりもガイドの数を追加してCLDBSG4.5×3個、CLDBSG5×2個、CLDBSG5.5、CLCSG6、CLCSG8、CLCSG12Mの計10個のセッティング。

ガイド取り付け位置も決定・・・

いよいよ次は、ガイドのラッピングです。

「転んでも、ただでは起きない!」と言う訳で、エギグランド改造計画さらに続きます。

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エギグランド改造計画(その1)

2012-09-22 21:30:23 | ハンドメイド
アオリイカ釣りでエギングとゆう言葉が使われ始めた頃、それまでエギング専用のロッドは無く、各メーカーはソルトウォーターロッドにチューニングを施したロッドを販売するに留まっていました。

そんな時期に、ロッドメーカーの雄「ダイコー」が満を持して発売したのがエギング専用ロッド「エギグランド」でありました。

私も、「EGS-782」を発売と同時に購入し「初代エギ王」とセットでエギングを楽しんだものでした。


当時、スピニングロッドではナイロンラインの使用がメインだったので、ガイドセッティングはYSG+LS Gが主流で、餌木用スペシャルと銘打ったロッドでさえティップセクションにLSGガイドを追加したのみの仕様でした。

この「エギグランド」シリーズは、PEラインの普及を見据えて絡みにくい小径のSVSGをバットセクションに採用するなど当時としては画期的な仕様でしたが、最新のKRガイドを装着した現在のロッドと比べると、さすがにガイドセッティングの古さは否めません・・・

ダイコーのブランクだけあってロッド自体のアクションは良いので、ガイドを交換すればまだまだ最新のロッドにも劣らず現役で使えると思い、着々と準備を進めていたのでありました。

しかし、富士工業製チタンSicのエギング用LDBガイドセットだと、10個組で9200円(このセットもKRガイドセットの登場で2012年からカタログ落ちになりました)もしちゃうので、各ガイドを中古で全て揃える機会を虎視眈々と狙っていました。

中古のチタンガイドT-LCSG16Mは既に調達済です・・・

ティップセクションのLDBガイドは、激安メバル竿の改造時に余分に調達しています。

そして、ようやく残りの中古チタンガイドが手に入りました。

トップガイドのT-MNST5-1.8とT-LDBSG4.5を2個、ラッピング用の日輪印竿補修糸を調達。

さらに、T-LCSG10と8を調達!

これにて全てのガイドが整ったので、いよいよ改造計画を発動することにします。


まずは、元々付いているガイドを取り外します。

取り外した「SVSG+SG+FST」のガイドです。

この後、エギングロッドのガイドセッティングは「LCSG+LDBSG+MNST」に変わり、やがて「Kガイド」から「KRガイド」へと変遷して行きます。

このロッドは、ダイコーが国内で製造しただけあって、流石にガイドの取り付けも丁寧でエポキシコートがしっかり付いています。

今回の改造は違う種類のガイドを取り付けるのでスレッドのラッピング位置も変わるため、ブランクにこってり付いたエポキシコートを綺麗に剥がす必要があります。

そこでライターで炙ってエポキシを柔らかくして地道に剥がしていきますが、ここでトラブル発生!

どうなる、エギグランド改造計画・・・(つづく)

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トリプルクロス改!(その2)

2012-07-15 23:45:43 | ハンドメイド
I氏に委託された、「トリプルクロス」再生計画の続編です。

再生の「キモ」であるジョイント部分の施工ですが、穂先がグラスソリッドであるためプットオーバー(逆並継ぎ)方式は選択出来ません。

しかも、バット部分のブランクはプットオーバー用のテーパーで巻かれているため、グラスソリッドをストレートに削って並継ぎにしても、接合部とバットに近くなる部分の内径差でガタつきが出る可能性は否めません・・・

慎重に、穂先のソリッドと元の穴部分を削りながら磨り合わせていきます。

どうにか、継ぐことが出来る状態になるまで磨り合わせることができました。

穂先部分のソリッド化であれば、このままエポキシで接着すれば良いのですが、今回は2ピースで抜き差しができる様にする必要があるので、もうひと工夫必要です・・・

とりあえずブランクは出来たので、次はガイドセッティングです。

パーツ取り用に買ったポイントオリジナルのシーバスロッド#1から外したYSGもどきのガイドを流用し、富士工業ニューガイドコンセプトセッティング(6フィート半)に倣って、バット側からYSGもどき20、16、12、10、8をセット、ティップセクションには手持ちの富士工業製LVSG-8、SG-7、トップガイドにFST7-1.6の計8個をセッティング!

ガイド取り付けは日輪印の竿補修糸(細)黒と、銀のメタリックスレッドで飾り巻きする仕様でラッピング・・・

バットセクションのガイド取り付けと接続部の補強巻きが出来た時点で、エポキシコーティング開始!

お先にロッド回転台で廻っていただきます。

この間に、ティップ側のガイド取り付けを行います。
片足ガイド×6個なのでサクッと取り付け完了!

バットガイドのコーティングはこんな感じ・・・

気温が高い時期なので、約8時間でエポキシ硬化完了!

ティップセクションもエポキシコーティング完了し、とりあえずロッドの形になりました・・・

しかし、やはり接続部分のテーパー差で若干ガタつきがでてしまいました。

そこで、グラスソリッドの並継ぎ接続部分(凸)の端部に、ボンドSUでクッションを付けてみました。

通常、並継ぎ(凸)の先端にはゴムキャップが付けてあるので、ボンドSUでその代わりになるかと思い施工したら、これが正解!

ガタつきもなくなり、無事にミッションコンプリート!

6フィート半のソリッドティップ、船のキス釣りなんかにジャストマッチのロッド完成であります。

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トリプルクロス改!(その1)

2012-07-14 23:31:58 | ハンドメイド
今日、同僚のI氏から折れたエギングロッドの再生を委託されました。

そのロッドはメジャークラフトの「トリプルクロス TC-792E」で、I氏が船からのエギングで使用していた時、船の屋根に当たってバッドガイドの上で折れてしまったそうです。

ロッドが折れた時にPEラインも切れてしまったため、海中に飛んで行った穂先部分は回収できなかったとのことです。

午前中、その折れたロッドをI氏から渡されました。

穂先のパーツが無いため、その代わりとして手長エビ釣りに使っていたとゆうポイントのグラスソリッド竿も一緒に持参・・・

このグラスソリッド竿は、以前、私もガイドを取り付けてオリジナルロッドを作ったことがあるので、ガイドをセットした際の素性はよく判っています。
今回は、折れた「トリプルクロス」のバットにこのグラスソリッド竿を継いで、新しいロッドを作ってみようという再生プロジェクトの始動であります。

とりあえずガイドは、ポイントのオリジナルシーバスロッド#1をパーツ取り用に購入した際に外したYSGもどきの物を流用して再生することにしました。

YSGもどきのセッティングとは合わないため、まず、この残っているLCSG-16ガイドを取り外します。


カッターでガイドフットの上のスレッドを削り、スレッドをむしり取ってガイドを取り外します。

ブランクに残ったエポキシも、ライターで炙って剥がしていきます。

ブランクを傷つけない様に注意しながら、さらにカッターで残ったエポキシを丁寧に剥がしていきます・・・

この「トリプルクロス」シリーズはメジャークラフト社が海のルアーロッドとして最初に発売したモデルで、1万円台のロッドとしては高いコストパフォーマンスを誇っており、マジョーラっぽい塗装まで施してあります。

次に、折れた部分をカットします。

ところが、カットした部分のブランク内径が5mmしかありません・・・
並継ぎで繋ぐ予定の、穂先側グラスソリッドの外径と合わせながら、さらにカットして調整していく必要があるみたいです。

穂先部分の製作に入ります。

グラスソリッド竿に取り付けられているEVAグリップを、カッターで剥ぎ取ります。

グリップを剥いだ部分の外径が6.4mmあったので、この部分では繋ぐことが困難なため、元部分と長さを揃えた上でバット側内径となるべ近くなる場所でカット!

この時点で、6フィート半のレングスで2ピース?のロッドになる予定です。

問題は、並継ぎ部分のテーパー合せがうまく出来ますかどうか・・・

(つづく)

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釣り台の謎について・・・

2012-05-18 23:22:50 | ハンドメイド
ずいぶん前にアップしていた、「へら釣りでも・・・」の記事の中で、へら釣り用の手作り釣り台を紹介していました。

【以下、原文】
折りたたみ式の釣り台であります。
ホームセンターで売っている小型のスノコを2つ蝶番で繋いだ物に万力を固定する角材をセットできる様にして、持ち運びに便利なように引っ掛け金具と取っ手を付けてあります。

広げた状態です。(この状態で使用します)

この釣り台は、かつて植木町にあった管理釣り場用に作ったのですが、この管理釣り場も無くなってしまったので、今では使用する機会も無くなってしまいました。

とゆう内容でしたが、この記事にコメントをいただき、同じ様な釣り台を作りたいけど蝶番の部分の造作を知りたいとのことでしたので、その謎?を公開します。

折りたたみの蝶番側から見ると、こんな感じです。

スノコの折りたたみ部分の内側に蝶番がくるようにセッティングしています。

こうすると、蝶番が床面に当たると思われますが・・・

このように、蝶番の取付部分をノミで彫り下げています。

彫り下げた部分のアップです。

よく見ると、取り付けている蝶番よりも彫り下げ部分が大きいのが判ります。

これは、当初セットしようとしていた蝶番が厚みがありすぎたため、急遽、材料の変更をしたためです。

元々、管理釣り場用に作ったので、フラットな地面にセットするのでこのサイズの物でも十分に機能しています。(色はブロンズで、木ねじもトータルコーディネート!)

のりパパ様、これでお判りいただけたでしょうか?

釣り道具を自分で作るって楽しいですよね!
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アジキャロ!

2012-02-26 22:56:44 | ハンドメイド
アジング用のキャストアシストは様々な商品が発売されていますが、一般的にアジキャロと呼ばれるリグは、ナツメ錘にチューブを通しただけの簡単な構造なので、自分で作った方が安上がりです。

0.8mmのチューブは既に調達済だったので、今日は錘を買ってきました。

ライトアクションのロッドで投げることを考えて、1号(3.75g)錘をチョイス!

まず、カットしたチューブの端から1cmぐらいのところにゼリー状瞬間接着剤を塗っておき、そこへ錘を通しながら中に接着剤を廻して行きます。

こうすることで、チューブの他の部分に接着剤が付かないようにできます。

アジキャロはこんな形状なのでリーダーにセットする時は天秤の要領でチューブの長い方が先端側かと思っていましたが、既製品の説明書を見たら短い方が先端側だそうです・・・

錘の内部は瞬間接着剤で固定していますが、念のため錘の両端にエポキシ接着剤を盛ってチューブとの段差を無くします。

仕上げにチューブの先端を軽くライターで炙ります。

チューブのカット面を角を丸くすることでリーダーとの摩擦を解消するためです。

このまま完成でも良かったのですが、昔乗ってた車のタッチペイントが残っていたのでガンメタカラーに塗装!

乾燥用のハンガーに使っているのは、100円ショップのまな板立てです。
これは小型ルアーやジグヘッド塗装後の乾燥にとても便利です。

このアジキャロも既製品だと4個入りで200円ぐらいしますが、ハンドメイドならチューブが168円、錘が14個入りで112円なので、1個当たり20円足らずで出来ちゃいます!

買い物をした釣具店で、富士工業の2012年カタログを貰ってきました。

今年の目玉は、なんと言っても「K-Rコンセプト」のガイドシステムがラインアップされたことです。

2009年にKガイドが登場したばかりですが、今度の「K-Rコンセプト」ではスピニング用でバッドガイドを高脚・小径化し、三段でチョークを急速に収束させベリーとティップセクションに小径ガイドをセットすることで、ガイドシステム全体の軽量化に貢献しています。


「K-Rコンセプト」によるもうひとつの恩恵は、ガイドリングの小径化でガイドのコストが低廉化できることです。
ガイド数が多いエギング用ガイドセットで比較しても、従来のチタンKガイド「T-KWSG20101」(10個)セットが8,200円に対して、チタンK-Rガイド「T-KLSG16H111」(11個)セットは6,900円と1300円のコストリダクション!

さらに、従来品では無かったステンレスフレームEカラーのガイドセット「EKLSG16H111」(11個)もラインアップしていて、これだと5,100円とさらにリーズナブル!

これは、今後発売される「K-Rコンセプト」ロッドの価格にも反映されることを期待しましょう!

このセットで、手持ちの古いエギングロッドもガイド交換しちゃおうかな・・・

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「ライトタックルゲームEX」ガイド交換!(その2)

2011-12-12 22:33:27 | ハンドメイド
「ライトタックルゲームEX」ガイド交換もいよいよ架橋に入ります!

エポキシコートの混合は最近何回もやったので、もはや慣熟しちゃいました。

私の場合エポキシコートの混合に注射器は使用せず、ミキシングカップを2個用意してそれぞれに主剤(A)と硬化剤(B)を一番下の目盛りまで同量入れ、硬化剤の方をぬるま湯で温めた主剤のカップの方に移して行きます。

この方法によって、移す硬化剤がカップに若干残る分、混合比をB≦Aに調整することができます。(混合比が逆だと硬化不良の原因になるみたいです。)

エポキシコートの準備ができたら、ロッド回転台で回っていただきましょう・・・

モーター部分の台座の下にカタログを敷いているのは、こちら側を高くしてエポキシコートがシングルフットガイドの足部分に寄るようにセッティングしているからです。

バットガイドは「NOG12」、「NOG10」、「NOG8」、「NOG7」×2個、「NOG6」のセッティングです。

スレッドは、もうお馴染みの日輪印「最高級補修糸(細)」です。
グデブロッドのスレッドなんかよりも太いので、巻き数が少なくて済むので仕事が速~い!

穂先部分はシングルフットガイドの「MKOG4.5」×6個と「MKOG5」×5個のセッティングにしています。

先径0.9mmのソリッド穂先なので、本来なら「MKOG4」クラスのフット部分を細く削って取り付けるぐらいのセッティングなのでしょうが、トップガイドが「LOT5」なので・・・

エポキシコートの乾燥に2日かけて、ようやく「ライトタックルゲームEX(改)」完成!

ここまで手をかけて改造するのは、この竿で自己記録のヒラメ(75cm)を釣ったからです。

安くても思い入れのあるタックルってありますよね~

ちなみに、この竿用に16mmの透明パイプをカットし、EVAスポンジを加工したキャップをセットして専用の穂先ガードを作っています。

これは、「近海ショット」に元々付属していたキャップに習って自作した物ですが、移動中の穂先の保護に便利です。

今回、激安船竿2本のガイド交換で、取り外したガイドがこれだけ出ました。

18個+15個で合計33個・・・

このガイドはもう使うことが無いので、とりあえずフレームとガイドリングを分別・・・

ガイドリングを外す際に、何個かはフレームが割れちゃいました。(実釣時じゃなくて良かった・・・)

見た感じSIC(シリコンカーバイト)みたいですが、リングの幅が少々厚めです。
このガイドリングは、何らかの形で有効利用したいと思います。
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「ライトタックルゲームEX」ガイド交換!(その1)

2011-12-10 22:54:07 | ハンドメイド
激安船竿のガイド交換続いています・・・

先日「誘いメバル240」のガイド交換(15個)を終えたばかりですが、今回はなんと18個のガイドを装着した「ライトタックルゲームEX」のガイド交換に挑みます!

この竿は1.95mで6・4調子という、少し前に流行った「ライトゲーム」のカテゴリーに属しています。

真鯛のテンヤ釣りやメバルなどマルチに使える利便性が気に入って購入したのですが、有名メーカーの同じカテゴリーの竿でさえガイド装着数が17個なのに、この竿はそれを上回る18個のガイドを装着しています。

激安船竿なので当然のごとく富士工業製ガイドは付いておらず、安普請のガイドはすでにフレームに錆びが浮き出ており、ガイド交換をしたいとゆう思いはあったのですが、そのガイド数の多さに躊躇しておりました。

これまでに、持っている激安船竿「近海ショット」と「誘いメバル240」は既にガイド交換を終え、残っているのはこの竿だけとなりました。
今回、ようやく意を決してガイド交換に踏み切ります。

18個もガイドがあるため、SIC仕様にしたら軽く1万円オーバーになってしまうので当然ハードガイド仕様になりますが、穂先径は約1mm程度なのでトップガイドは富士工業の「穂先救急隊」に入っていたLOT5-0.9」で行けるはずです。

バットガイドの「NOG8」は既に手元にあったので、不足分のハードガイドを買い足してきました。

富士工業の「NOG12」、「NOG10」、「NOG7」×2、「NOG6」×2、「MKOG4.5」×6、「MKOG5」×6です。
12と10以外は店頭で2個パック売りしているため、必要数より多くなってしまいました・・・

まずは、慎重にカッターでスレッドを削って元々付いているガイドを取り外しますが、ブランクに黒いスレッドの巻き跡が若干残ってしまいました。

せっかく巻き直すのでスレッドのカラーも変えようかと考えていたのですが、この巻き跡があるため透けるタイプのスレッドは使用できず、オリジナルの意匠をそのまま引き継いで「黒のスレッド&銀の飾り巻き」にすることにします。

トップガイドを外してみると、穂先径は1mm弱だったので「LOT5-0.9」でジャストフィットでしたが、この細いソリッドの穂先部分に「MKOG4.5」を固定するのは困難を極めました。

細い穂先に取り付けているためスレッドの固定が決まらず、一度巻いたスレッドが作業中にほどけてしまい、ティップセクションのガイド3個は3回も巻き直しとゆう事態に陥ります・・・

結局、この部分はスレッドの巻き方をガイドフット側から縛って巻き降ろす方法に変更してどうにか固定し、ようやく18個のガイド全て取り付けが完了!

さあ、いよいよ次はエポキシコーティングです・・・(続く)
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「誘いメバル」ガイド交換!(その2)

2011-12-05 23:55:50 | ハンドメイド
ティップセクションのエポキシコーティングが失敗して、暗礁に乗り上げた感のある「誘いメバル240」のガイド交換ですが、あきらめずに粘り強く進めていきます!

まず、硬化不良になったコーティング剤の付いたスレッドを解いて、取り付けたガイドを全て取り外します。

このままではまだブランクに硬化していないエポキシが残っているので、「エポキシコート薄め液」を綿棒に付け塗装を溶かさないよう注意しながら拭き取ります。
拭き取りながら綿棒にうっすらとクリアーレッドの塗装が乗ってくるので、冷や汗タラタラもんでしたが、どうにか拭き取り完了・・・

この状態で2日ほど乾燥させ、ブランクスにべとつき感が無くなったのを確認してから、再びガイドラッピング!

シングルフットガイドが多いのと一度巻いて慣れているせいなのか、わりと短時間でガイドラッピングも完了しました。

そして、ロッド回転台にセットして再びエポキシコーティングにチャレンジ!

今度は混合で失敗しないよう、湯せんの温度を「ぬるま湯」にして説明書で指定してある5分間だけ温め、主剤と硬化剤を十分に攪拌します。
そして、スレッドに浸透しやすいよう「エポキシコート薄め液」で少し希釈してからコーティング・・・

ティップセクションに1個だけ付いているT-LNSG#6の1回目のコーティングが終わった状態です。

心配していた硬化不良も起こらず、まずは一安心・・・

ティップ部分の色合いはこんな感じ・・・

漆の「朱」と補修糸のオレンジで、ソリッド穂先のハイライトカラーっぽく仕上がりました。(実際は、この竿の穂先は極細のチューブラーです。)

2回目のエポキシコーティングも無事に完了!

チタンガイド装着で、特売の激安竿から一気にアップグレード!

トップガイドのT-MNST#5とティップセクションのT-LDBSG#4.5のバランスも上々です。

紆余曲折ありましたが、これで「誘いメバル240」のガイド交換のミッションコンプリートであります。

次は、同じメーカーの「ライトタックルゲームEX」もガイド交換予定なのですが、トップガイドのセッティングがまだ決まりません・・・
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「誘いメバル」ガイド交換!(その1)

2011-12-04 22:51:01 | ハンドメイド
実は11月から、激安メバル竿「誘いメバル240」のガイド交換を開始していました。

同僚のⅠ氏と同じ日に、この「誘いメバル240」を買ったのですが、Ⅰ氏の竿はガイドが壊れたため、ガイド交換サービスを請け負い先日納品したばかりで、いよいよ自分の竿をガイド交換する番です。

元の値段が5千円しない特売の竿とゆうこともあり、I氏の竿はLNSG、NOG、MKOG、LOTのハードガイドのセッティングにしたのですが、自分の竿は中古で購入したT-LNSG、T-LDBSG、T-MNSTのチタンSiCガイドをセッティングします。

この、チタンSiCのセッティングでガイド15個を新品を購入したら、軽く1万円をオーバーしちゃいますが、釣具店で修理品の竿から取り外した中古品のガイドを購入したので三分の一以下の価格で買えちゃいました。

ロッド回転台にセットできる長さの関係で、先にバットセクション側のガイド2個を交換してエポキシコーティング仕上げを行いました。

さらに、セパレートグリップのブランクスの部分にも、ガイドラッピングと同じ飾り巻きを施しています。

バットセクションのガイドはT-LNSG12、10で、ラッピングは日輪印の竿補修糸(細)を使用しています。

竿補修糸は、通常のラッピング用スレッドより太いので、少ない巻き回数で固定できるため早く仕上げることができます。

この後、ティップセクション側の作業に入ったのですが、トップから3番目のガイドを取り外す際カッターでスレッドを削っていたら、勢い余ってブランクスの塗装まで少し削れてしまいました・・・

思えば、これが紆余曲折の始まりでした。

削れたティップ部の塗装をどうしようか悩みましたが、この竿は下地にシルバーを塗り、その上からクリヤーレッドを塗装してメタリック調に仕上げてあったので、とりあえず4番目のガイド部分までクリアーレッド塗装を剥がし、ティップ部分だけ下地のシルバーカラーにすることにしました。

しかし、これがなかなかうまく剥がれず#800番の布ペーパーで削っていたら、シルバーが部分的にまだらになってしまい、ちょっとこのままでは使えない状態に陥ります・・・

仕方が無いので困った時の漆仕上げとゆうことで、ティップ部分に「朱」の漆を塗りました。
これは船竿によく見られる、ソリッドの穂先部分にホワイトやオレンジのカラーを使うパターンに習ったものですが、カラーに合わせて新たにオレンジ色の竿補修糸を調達するはめになりました。

まあ、それでも日輪印は「最高級補修糸」で93円のプライスですから・・・

そんなこんなでティップセクションの13個のガイド交換を終えて、エポキシコーティング作業に入ったのですが、LDBガイドの裏面にもエポキシコートがよく回るように、柔らかくしようと主剤(レジン)を「湯せん」で温めたまでは良かったのですが、この時ポットのお湯(98℃)で温めたので温度が高すぎて、硬化剤まで温まってしまいコーティング剤の硬化不良発生・・・(説明書には硬化剤は絶対に温めないことと書いてありました)

このコーティング剤は、まる3日経っても固まらず、とうとうラッピングを解いて1から「やり直~しっ!」

どうなる、ガイド交換!・・・(続く)
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