響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

金子鉄心さんが「操って」いるもの。

2009-01-12 | ブラスと笛
そういえば、以前、栗コーダーカルテットのみなさんにお話を聞いた時も、リコーダーというもののルーツから再発見から、どういう曲があって、要するにリコーダーとは何かについてたいへんに厚い知識と理解をもっていらっしゃるんだなあと、ま、当たり前といえば当たり前なのですが、非常に説得力のあるお話で、なるほどリコーダーってそういう楽器なんだあ、と印象深かった記憶がある。

これに似て、金子鉄心さんも、ご自身の音楽について、ややも語る機会があればあれはどこそこの音楽で、ジプシーで、ケルトで、カーニバルで、遊牧で、と非常にイメージ豊かな音楽的ルーツの話を持っていらっしゃるのである。

しかし、こういったことを仮に私ことクラシックイタチが追いつけ追いつけで一生懸命調べてググってみたりしたところで、所詮クラシックイタチ's point of viewに終わるわけであるから、つまり音楽的滋味を欠くであろうこと請け合いである。

そこでルーツというか「インプット」のほうはこれくらいにして、ご自身のライブやアルバムといった「アウトプット」のほうへと、さっさと移ることにしよう。すなわち、栗コーダーカルテットのアウトプットを仮に「ただならぬ癒し系」とすれば、鞴座(ふいござ)のアウトプットは(仮にでも)どういえばいいのだろうか、という点へである。鞴座代表・金子鉄心氏は言う──

欧州の伝統的大衆音楽のエッセンスに「和風だし」をきかせたようなオリジナル曲

いやはや、困った。東京もんの私には「和風だしをきかす」が難問である。鉄心さんとて別に浪速生まれとか京都育ちではないけれども、この「和風だし」については、主に関西で活躍する鞴座とその観客のみなさんと、私とでは大幅に理解が異なることは明白ではないか。

すると考えれば考えるほど、鞴座の音楽はクラシックイタチにとって「異郷」の音楽なのである。その「異郷」に邂逅すること、それが鞴座のファースト・インプレッションと言えるのではないだろうか?

(ぜんぜんタイトルの話まで辿り着きませんでした。というわけで、つづきます)

ところで栗コーダーカルテットのホームページのトップページが現在素敵な正月バージョンを掲載しているようだ。御一顧↓
栗コーダーカルテット15周年

[CD・鞴座『ふいごまつり』記念──金子鉄心さん特集]
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