響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

昨年の紅白は、個人的には、細川たかしがよかったです。

2012-01-02 | 歌う
恒例というまでもない大晦日の紅白歌合戦(2011)。
ちらりと見たけれども、細川たかしさんがよかったなあ。

全体としては震災による東北や福島の苦難を振り返って、
みんなで一致団結して頑張ろう、というものでしたが、
そこでふと、この番組、そもそもは歌「合戦」であって、
そういえば「紅勝て、白勝て」「負けてはいられません」
みたいなストーリー色が、ずいぶん薄れたなあ、と思いました。
どちらの側でもないコーナーというのも、ありましたよね。

けど、番組のなかで、みんなで一致団結してがんばるというのは、
「がんばれというメッセージの歌を歌うことである」かというと
──それって、ホントウ?

ちょっと別のこまかい話なんだけど、やはり紅白で歌われた
イッツアスモールワールドって、元の歌詞のサビは
「its a small world」の繰り返しであって
「世界はせまい 世界は同じ」とは言っていないんだよね。
世界はひとつ、世界は同じ……じゃなくて、
世界はバラバラ、世界は違いだらけ。
一人一人だって、みんな持ってる資質は違う。
オールジャパンでがんばろうというのは、
当たり前ですけど、みんなは同じということじゃありません。

一人一人の資質に根ざして、できるだけがんばる。
そんな姿勢が、細川たかしさんからは
きちんと伝わってきたように思いました。

空気だけに惑わされずに、ね。


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