広島大学方言研究会ブログ

研究会の活動内容はもちろん、その他、諸々。
全員で作れる、全員で作るブログを目指して更新中。

姫島の思い出

2012年08月12日 | 日記

姫島調査旅行、無事終了しましたね。あとは、栗林さんが・・・・プレッシャーをかけるのはやめましょうね。

とくに印象に残ったのは、神仏混交が自然な形で残っていること。神仏分離令や廃仏毀釈の手がまったく及ばなかったのではないかとさえ思われます。写真の右が神道の奥津城、左が仏式のお墓だそうです。右のものは、鳥居状のものが立体的に組み立てられています。お盆には、神主と坊さんが双方(同じ家に)お払い、お参りをしに回るとか。

もう一つは、戦後しばらくまで、「良質の塩田があった。それを売りに下関、徳山、四国西岸へ船で運ぶのが普通であった。国東は、塩の販路としてはまったく価値がなかった」という話でした。こちらは、山口県の言葉に近い・・・という話にも関係するかも知れませんね。

では。

10月2日(火)、後期研究会の打ち合わせの日まで。

三年 仕切


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
調査の感想など (タカ)
2012-08-17 05:35:55
皆さん、お疲れさまでした。それぞれのグループが7~10名の人に会って、インタビューできたようですね。短期間の方言調査としては大健闘だと思います。私も合計9人の皆さんと話をしました。飛びこみで家を訪問しても断られることが少なかったと思います。島の生活は開放的なのでしょう。区ごとに踊りが違っていることに加えて、方言も少し異なっていると感じました。1区で話を聞いたご夫婦の言葉遣いが、広島の福山方言のような特徴を持っていたのが印象に残りました。現場の調査は緊張感があっていいですね。2泊3日の調査旅行でしたが、学生の皆さんも一回りたくましくなったように思います。それでは新学期に会いましょう。
返信する

コメントを投稿