更新が遅くなりまして申し訳ありません。今年度から大学院生となりました、上田です!
5月30日の研究会は読書会をしました。
第6章を上田が担当、第7章を大西君が担当しました。
第6章は文法についてでしたが、逸脱的「何を~?」疑問文が特に問題となりました。
①何をはしゃいでいるの!
②何をありふれてんだよ!
③何をおいぼれてるの!
上記の2つの文はテキストに逸脱的「何を~?」疑問文の例として挙げられていたものですが、①は自然な文であるのに対して②や③は不自然な分に思えます。②や③の不自然さの原因は、テキストでは「何を」の後ろに「非意図的な行為を表す動詞」がきているためだと述べられていました。しかし、「何を咳してるんだよ」のような反例も挙げることができるため、研究会では、②や③は「周囲からの評価」であるため不自然なのではないか、という意見が出ていました。
第7章は談話についてでした。この章では談話分析についての説明がなされていましたが、研究会では特に依頼談話におけるターンが話題になりました。英語による依頼談話が、依頼者と被依頼者がそれぞれ別なターンで依頼と応答をするのに対し、日本語による談話は「依頼の話段」と「応答の話段」から成ることから、英語はターンがはっきりしており、日本語はターンがあまりはっきりしない、ということがみてとれました。
とうとう梅雨入りしたようで、じめじめした日が続きますが元気に頑張っていきましょう(^◇^)
M1 上田