はじめまして。三年の小林です。
東広島の環境は過酷極まりなく、もう25℃を軽々上回る気温に強い日差しで、気が滅入ってしまいそうです。
そんな中でも、方言研究会は真面目に楽しく元気に研究会を行いました。
今回の発表は山根さんと山本さんの三年生コンビでした。本は引き続き任利氏の『「女ことば」は女が使うのかしら?』です。
もう三年生も発表に慣れてきたのか、わかりやすい解説に自分の意見や疑問を加えられていて、自分の次週の発表も頑張らねばと気合が入るものでした。
内容としては、現代日本語の性差表示機能はどの部分にあるのか、助詞「かしら」を用いて考えたものと、性差表現の成立期とされる明治30年代の文学作品における、文末表現形式における性差について調べたものでした。
なかでも、どうやってその性差が定着したのか?という議論の際には、現代に引きつけて考えてみたり、メディア論などとも絡んできたりと、様々な角度から意見が出されました。
雑誌を見た学校の女子が言葉遣いなどを真似て、それに憧れた女子がまたそれを真似て、そして「女学生の言葉」として定着していったのではという意見には、なるほどと頷くばかりでした。
ようやく(?)打ち解けてきた感じもある方言研究会。次はどんな発表で、どんな議論が起こるのか楽しみでなりません。
3年 小林
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