広島大学方言研究会ブログ

研究会の活動内容はもちろん、その他、諸々。
全員で作れる、全員で作るブログを目指して更新中。

「から」の使い方

2011年02月12日 | ことばのお話

こんばんは。3年の井上です。

 

今年度の研究会が終わってしまいましたね。

研究会はいろいろな人の意見が聞ける貴重な場なので、

毎回楽しみにしていました。これから2か月もないと思うと少し寂しいです。

 

ところで、その研究会の中で「から」という言葉の使い方について

議論になったことがありましたね(確か松浦さんのミニ発表の時だったと

思います。)

その時はコンビニの店員の「〇〇円からお預かりします」という言い方が

気になるという話でしたが、僕は昔セブンでアルバイトをしていたので

とても焦りました。

 

でも、このコンビニの例とは別に「から」は変わった使われ方を

しているような気がします。

例文を作るとこんな感じです。(多少変かもしれませんが許してください。)

「今日めっちゃ雪降っとってからさぁ、遅刻しそうになったんよ」

このときの「から」はどのような意味で用いられているのでしょうか。

僕は広島に来て初めてこのような表現を聞いたのですが、未だに

意味がよく分かりません。

 

地元鳥取にも「から」の変わった使い方があります。

「今の放送は劇場から中継したものです」

「今の放送は劇場から録音したものです」

僕はどちらの文にも違和感がないのですが、みなさんは

どう感じますか?

 

他にも「から」の変わった用法があるかもしれません。

コンビニの例もその一つにすぎない、ということでしょうか。

 

 

話は変わりますが、研究会の最後の最後に荒木さんから

授かった「この涙が枯れるまで」を読みました。

前半は主人公にいらいらさせられっ放しだったのですが、

後半は割と共感できる部分もあり、すいすい読み進めることが

できました。

まぁツッコミ力が上がることは間違いないと思います。

誰か読みませんか?

 

非常に長くなってしまいました。真面目に読んでくれた方、

お疲れ様です。では失礼します。

 


研究会2/1

2011年02月05日 | 研究会

こんにちは2月1日の研究会の報告です。

 

1、読書会 「ささやく恋人 りきむレポーター 口の中の文化」第3章

担当:高原

 

2、ミニ発表 奄美方言における文末表現「ハズ」について

担当:牧山さん

 

読書会では、「つっかえ」について議論しました。例文の「どくろ仮面」に話題をもっていかれちゃいましたね…。驚いた時のつっかえは、わざとらしくてつくられた感じがするということでした。しかし、自分たちが意識していないだけで、「意外とつっかえているのかも」とも思いました。

ミニ発表では、奄美方言の「ハズ」について共通語と比較されていました。名詞に直接「ハズ」がつく用法(女の子ハズ)がおもしろいなと思いました。

 

さて、次回の研究会は…

1、読書会 「ささやく恋人 りきむレポーター 口の中の文化」(第4章)

担当:西田さん

 

2、卒論要旨発表

 

来週は今年度最後の研究会です。4年生の方々と会えなくなるの寂しいですよ~。

来週はみんな来れるといいですね。

 

(3年 高原)