広島大学方言研究会ブログ

研究会の活動内容はもちろん、その他、諸々。
全員で作れる、全員で作るブログを目指して更新中。

研究会5/24

2016年05月26日 | 研究会

こんにちは。無事4年生となり初更新をします、山川です。

今年度は、ブログの更新ともども頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

今週の読書会は、3年生の長島さんと(「談話・発話」)、友近さん(「言語計画・言語政策」)の担当でした。

「ポライトネス」や「言語政策」といった抽象的な話題が今回の中心でしたが、二人の発表のおかげもあり、高永先生ご不在の中でも活発な議論ができたように思います。


読書会の中で、印象に残った話題を紹介します。

twitterやfacebookなどのSNSが広まる現代では、テクストが「誰に向けて書かれたのか」が更に不明確になっている(と思われる)ことや、そもそも「誰かに向けて」いないのではないかということ。

身近な「言語政策」としてある「下から」の言語政策は、本当に「下」にある「本人」たちが主張しているものなのか?という疑問。これは「不謹慎」を言う人が、得てして「本人」ではないのと似ているのではないかと思いました。

また、「差別語」についても話題になりました。「差別」「差別語」は、そもそも最初からそうなのではなくて、誰かが作り出すものなのでは?という意見がありましたね。

 

次回の読書会は、吉澤くんと帖佐さんが担当してくれます!

また、次回で「社会言語学のまなざし」は読み終わる予定です。

 

以上、失礼しました。

 

4年 山川

 



研究会5/17

2016年05月17日 | 研究会

 

こんばんは。4年生にして初投稿をさせて頂きます、帖佐です。

 

先週は「しゃぶ皇」で歓迎会を行いました。

空腹を極めた万全の状態で臨んだ歓迎会、お話も箸も進み、お肉とビールが胃に染みた方もいたようでした(*^^*)

 

きょうの読書会の担当は3年生の吉峯くん。「変異社会言語学」について。

話題に上がったことを一部紹介します。

「スマートフォン」なのに、略して浸透しているのは「スマホ」(f音→h音)

「富士フィルム」なのに、発音は「ふじふいるむ」

「ファン」なのに、発音は「ふあん」と言っている人もいます。

室町時代までの「ふぁ・ふぃ・ふ・ふぇ・ふぉ」の発音が「は・ひ・ふ・へ・ほ」となった歴史もありますが、

現代日本人は両唇摩擦音が苦手だという現れだそうです。

 

次回24日の読書会の担当は長島さん(「談話・発話」)、友近さん(「言語計画・言語政策」)です。

ブログ更新率にもご注目(^o^)/ 笑

 

4年 帖佐