広島大学方言研究会ブログ

研究会の活動内容はもちろん、その他、諸々。
全員で作れる、全員で作るブログを目指して更新中。

研究会12/13&研究発表会

2013年12月19日 | 研究会

こんにちは。3年の大窪です。

13日の研究会は読書会で、仕切さんと上田さんが「第四章 <距離>とポライトネス」の前半部分と後半部分をそれぞれ担当してくださいました。

前半は人間関係の距離感による呼称のバリエーションや語用論、後半は物事の呼称で用いられる指示詞コ/ソ/ア体系の特徴や語用論的効果、指示語による距離感や視点の操作について、が主な内容でした。コソア体系の使い分けは普段無意識のうちに行っているので、今回のテーマはとても興味深かったです。

そして14日は研究発表会が行われ、方言研究会からは正木さんと吉野君が発表しました。さらに、お2人には研究発表会後に行われた2年生への研究会紹介(宣伝?)も担当してもらいました。丸1日本当にお疲れ様でした。 今からどんな子が入ってくるのかドキドキワクワクですね。

年明けには新年会も行われる予定なのでこちらも楽しみです。

さて、年内最後の次回の研究会は坂本君と私大窪のミニ発表の予定です。

只今ミニ発表資料絶賛作成中のため、この辺で失礼します。

3年 大窪

 


掛け算の読み方

2013年12月16日 | ことばのお話

ブログ更新のペースがあがりませんね。このブログは、ある種の「議事録」ですから、早めにお願いしますね。それから、編集画面の季節に合わせた変更、連絡事項の記載などもよろしく。

最近、わけあって「ドラゴン桜」のDVDを見る機会がありまして。その中で、落ちこぼれ高校生たちが、小学校の掛け算を一生懸命解こうとする場面があります。教師も生徒も、すべて繰り返し繰り返し何度も「**かける**」と叫んでいました。「**かけ**」というのはありませんでした。どうも、やっぱり、私としては「**かけ**」というのは、西日本の一定地域だけの言い方じゃないかーとの疑いをますます強めています。

最近気がついたのですが、九九(いわゆる一桁の掛け算)の「読み方」にも、地域差あるいは位相差か何かがありそうですね。例えば、私は「ににがし(2×2=4)」ですが、広島では「ににんがし」のような気がします。あるいは・・・「5×8=40」は「ごは」私は「よんじゅう」ですが、「しじゅう」って言うんですか?

図書館のパソコンで、卒論のデータ整理をしつつ、くたびれたので、ひまつぶしをして見ました。ではまた。

四年 仕切