またオーマイニュースに投稿しました。
■新宿の片隅で
本日久々に、新宿は「思い出横町」の付近で飲む機会がありました。
「補足」
(オーマイニュース最初の投稿の時、妙齢の女性と飲んだ」というくだりを入れていたのですが、見栄を張りました。仕事感あふれる酒でした。で、そこを削除、北尾トロのエッセイについて追加し再投稿しました)。
そのあと駅前をぶらぶらとして、浮浪者とコミュニケーションをとっている若者を冷やかしたりしていたのですが、ふと目を釘付けにされる風景が。
妙齢の女性が首から看板をさげ、詩集を売っているではないですか。これはあの新宿が舞台の伝説…「私の詩集」?。
あれは大昔の伝説じゃなかったか?
見ていると、何人かの人が、その女性をはげましながら、詩集を買っています。
「私の詩集」というのは現在では伝説上のものになっていると思っていました。
「新宿西口フォークゲリラ」や、永島慎二の「フーテン」の時代のものかと…。いやそれらは私も間接的にしか知らないのですが。
私はざわざわするものを感じ、その女性に近寄り、撮影をもうしでました。
しかし女性には、「昔から断っているので」ということで、断られました。
300円にて詩集を買い、風景として撮影させていただきました。
詩集を見るとそれは「詩集」ではないようです。
「志集」とタイトルにありました。それは今はあまり見られないガリ版とホチキスによって製本されていました。
「志集 第三十七号 樹木の林」装丁、印刷、発行、著作、製本、配布をすべて著作者で夫妻だと思われる二人でやっているようです。
デザイン・執筆から流通までをすべて個人として行っているということです。
わら半紙にガリ版、10本の詩(志)により構成された小冊子。扉の部分に、夫妻である執筆者の年齢が記載されていました。
そのまま引用します。
信……夫(八十二才)
冬子……妻(四十五才)
とあります。親子以上に年齢がはなれた夫婦だ…、
わたしはその年齢差と「志集」という冊子のタイトルにドラマを感じ、帰途につきました。
家で「私の志集」を検索したら、でるわでるわ…北尾トロ氏のlエッセイに詳しく出ていた。
「昭和の根っこをつかまえに」
北尾氏がかったのは第28号ということ。彼女の夫は街頭詩人、昭和20年代半ばから街頭で詩集を売っている。
彼女が意志を継ぎ、街頭に立ってるとのこと。
北尾氏のlエッセイ時点では旦那さんは健在のよう。現在はどうかな。
エッセイの中では17年続けていると書いてあった。すると今の時点では25年…。
70年代に「私の詩(志)集」を売っていた女性はその旦那さんの前妻で同じく街頭詩人だった。交通事故で亡くなっていて、彼女はその意思をついでいるわけか…。
新宿の伝説は伝説ではなく、現実として私の目の前にあったのだ。
なお、この夫妻を取材したいという記者がおりましたら、連絡先が分かりますので私宛にメッセージをください。
■新宿の片隅で
本日久々に、新宿は「思い出横町」の付近で飲む機会がありました。
「補足」
(オーマイニュース最初の投稿の時、妙齢の女性と飲んだ」というくだりを入れていたのですが、見栄を張りました。仕事感あふれる酒でした。で、そこを削除、北尾トロのエッセイについて追加し再投稿しました)。
そのあと駅前をぶらぶらとして、浮浪者とコミュニケーションをとっている若者を冷やかしたりしていたのですが、ふと目を釘付けにされる風景が。
妙齢の女性が首から看板をさげ、詩集を売っているではないですか。これはあの新宿が舞台の伝説…「私の詩集」?。
あれは大昔の伝説じゃなかったか?
見ていると、何人かの人が、その女性をはげましながら、詩集を買っています。
「私の詩集」というのは現在では伝説上のものになっていると思っていました。
「新宿西口フォークゲリラ」や、永島慎二の「フーテン」の時代のものかと…。いやそれらは私も間接的にしか知らないのですが。
私はざわざわするものを感じ、その女性に近寄り、撮影をもうしでました。
しかし女性には、「昔から断っているので」ということで、断られました。
300円にて詩集を買い、風景として撮影させていただきました。
詩集を見るとそれは「詩集」ではないようです。
「志集」とタイトルにありました。それは今はあまり見られないガリ版とホチキスによって製本されていました。
「志集 第三十七号 樹木の林」装丁、印刷、発行、著作、製本、配布をすべて著作者で夫妻だと思われる二人でやっているようです。
デザイン・執筆から流通までをすべて個人として行っているということです。
わら半紙にガリ版、10本の詩(志)により構成された小冊子。扉の部分に、夫妻である執筆者の年齢が記載されていました。
そのまま引用します。
信……夫(八十二才)
冬子……妻(四十五才)
とあります。親子以上に年齢がはなれた夫婦だ…、
わたしはその年齢差と「志集」という冊子のタイトルにドラマを感じ、帰途につきました。
家で「私の志集」を検索したら、でるわでるわ…北尾トロ氏のlエッセイに詳しく出ていた。
「昭和の根っこをつかまえに」
北尾氏がかったのは第28号ということ。彼女の夫は街頭詩人、昭和20年代半ばから街頭で詩集を売っている。
彼女が意志を継ぎ、街頭に立ってるとのこと。
北尾氏のlエッセイ時点では旦那さんは健在のよう。現在はどうかな。
エッセイの中では17年続けていると書いてあった。すると今の時点では25年…。
70年代に「私の詩(志)集」を売っていた女性はその旦那さんの前妻で同じく街頭詩人だった。交通事故で亡くなっていて、彼女はその意思をついでいるわけか…。
新宿の伝説は伝説ではなく、現実として私の目の前にあったのだ。
なお、この夫妻を取材したいという記者がおりましたら、連絡先が分かりますので私宛にメッセージをください。
本当にその生業だけでやっていけるのか。
検索たくさんひっかかりますが、肝心のところは不明ですね。
彼女の生活などは分からない。知りたいような知りたくないような。
>連絡先
教えてくれたの?
あの人俺の小さいときからあそこにいるよ。
ぜんぜん老けないよ。
こわいよ。
肌は荒れていますが、40代には見えない。
いや、志集にかいてあったのです。
彼女の周辺1メートルは70年代で時間が止まっているようでした。
買ってみたい気はしてたんですが、正直ちょと怖かった。
志集、読んでみたいけど、やっぱりちょっと怖いな。
詩(志)心があると年を取らないのだろうか。
詩自体は普通な感じでした。
>ぜんぜん老けないよ。
え。小さい時?
ティムさん今何歳なの?
30-40前後じゃないの?
まだぴちぴちだ。
ごめんね。