松阪いさおと中央区を元気にする会

中央区民をはじめ広く大阪市民の皆様の意見をお聞きして大阪市政に提言する政治団体です

松井一郎氏は現場校長の声を重く受け止めよ!そして自らが反省せよ

2021年05月23日 | 市民の方々との対話
 この4月19日に、松井一郎氏は記者会見で緊急事態宣言が発せられていることへの対応として、大阪市立の小中学校を原則オンライン授業に切り替えると宣言しました。これを受けて大阪市教育委員会が次のような内容の通知を出したようです。
 小学校は、2時間目までは自宅でオンライン授業やプリント学習を行い。4時間目は登校して対面授業を受けて給食を皆で食べたのちに下校する。
 中学校は、午前中はオンライン授業やプリント学習。登校して給食を食べ、午後は教室で授業。

 という内容で通知されましたが、オンライン授業などほとんどできずに教育現場では大混乱が起こっていました。

 一方で大阪府下の小中学校では通常通り授業を行なっていました。
 いったいなぜ大阪市内の小中学校がこんなへんてこりんな対応になったのか?しかも、現場の教職員の方々はこの大阪市の方針をテレビのニュースで初めて知ったということも驚きでした。

この一連の報道を知って感じたことは、

現場になんの相談もなく重大な方針が決定されていること
 オンライン授業は、一部の学校では以前から先進的な取り組みとして行われてきたおりました。テレビ報道でその小学校のオンライン授業の様子が取り上げられ、あたかも全ての小中学校でオンライン授業が始まったように報道されていました。
 しかし、他の学校ではほとんどできていないのが現状でした。
 このような報道を見た保護者の中にはなぜうちの学校はできていないのか?と疑問に思うのではないでしょうか?
 このような混乱の原因は、松井一郎氏が現場の状況をまったく理解していないといことにあると思います。
 
 「通信面に問題があり、多くの学校で形式上タブレットが用意されているだけで授業として全く機能していなかった」(東スポWEB)
 と報道もあるなど、端末だけが配布されていることだけでオンライン授業ができると勘違いしたことが、教育現場を悲惨な状況に追い込んだようでした。

現場の意見を全く聞く耳を意味を持たない政治姿勢
 現場の校長先生の悲痛な叫びに対しても、松井氏は「社会人として外に出たことあるんかな」とか「従えないなら、組織を出るべき•••仕事を変えたほうがいい」と全く耳を貸さず、逆に告発した校長先生の処分も検討するとの報道がなされていました。

 これを聞いて、去年の2月ごろに武漢で新型ウイルスの発生をSNSで警告した医師を「事実でない書き込み」と処罰し、感染症が世界中に広がるきっかけをつくったお隣に国の事件を思い起こしました。

松井一郎氏こそ「教育振興計画」をよく読んでください
 松井氏は「教育振興計画に沿って運営してもらいたい」(東スポWEB)とも発言しています。しかし、この計画の第1章に「学校園現場等との議論、対話を通じて価値を生み出す改革」と謳ってあります。松井一郎さん、あなたこそこの「教育振興計画」に沿って市政運営を実行してくださいと私は言いたいです。