松阪いさおと中央区を元気にする会

中央区民をはじめ広く大阪市民の皆様の意見をお聞きして大阪市政に提言する政治団体です

救急車を有料にすべきか

2018年02月05日 | 市民の方々との対話
総務省の報道発表資料によると、平成27年度(2015年度)大阪市内の救急車の出動件数は約22万件です。市内の救急隊は60隊ありますが1隊当たり1日約10件出動していることとなります。24時間体制ですから1隊あたり2時間半に1回の割合で出動しています。1回あたりの搬送に要する時間は2~3時間はかかるでしょうから、大阪市の救急隊は常時出動していると考えられます。計算があっているのかなと心配になってきますが、ちょっと異常な状態です。もしアメリカ並みに救急車による救急搬送を有料化し1回あたり5万円の料金を徴収したならば110億円の収入となります。ネット検索すると救急搬送の有料化には7割以上が賛成していますが、メリットは必要もないのに呼ぶ人が少なくなること、デメリットは本当に必要なのに経済的理由から呼べない人が出てくるという問題です。私自身は有料化はやむを得ないと思いますが、有料にするということは料金に見合うサービスを提供できなければならないということです。極端に言えば民営化しても採算がとれるかどうかという視点も必要なのではないかということです。また搬送料金の徴収もどうするかが課題となりましょう。一旦搬送して後日請求書送り支払ってもらう方法など考えられますが、非課税世帯の場合には減免制度を設けるなどの仕組みは必要でしょう。おそらく滞納者が問題になると思いますが全体の流れとしては有料化していくことが救急車の健全な利用につながると思います。