神戸駅。
その付近にある居酒屋は、
多くがサラリーマンの憩いの場となる。
その中で、ひときわ目立つピンクのネオン。
それが、【海月食堂(クラゲショクドウ)】である。
目立つ看板の下をくぐり、中に入ると
落ち着いた雰囲気の店内にビックリ。
そして、でてくる料理はなんと中華。
こんな場所で中華料理を食べるなんて、
なんだか新鮮です。
美味しい店がないから、
腹が立ってこの店を作ったと、店長の馬木さん。
料理に絶対の自信がないと言えない言葉だ。
・ピータン(400円)
・前菜盛り合わせ(1000円)
・坦坦麺(750円)....
でてくる料理すべてに、
馬木さんは説明をつけてくれる。
それは
≪この料理のチャームポイント≫
すると、自ずと深く料理を味わうようになる。
料理に対するこだわりが伝わってくるから。
素材、そして各種調味料。
ちょっとした手間が生み出す、ここだけの味。
それを感じることができる。
「どうして『海月(クラゲ)食堂』なんですか?」
「骨がないからです。」
自分自身をこんな風に話す馬木さん。
しかし、私達の目には
一本筋が通った漢に見えた。
ここは、バーカウンターのある中華料理店。
既存の「中華料理店」ではない。
第一に、「皆が楽しめる場所」で在るように。
そして「ありきたりじゃない美味さ」に出会える。
「今、ですか?
人生で一番じゃないの?ってくらい幸せですよ」
馬木さんは、にっこり笑ってこう言った。
幸せを感じる人が出す料理。
食べて、幸せにならない訳がない。
kira&meku