「 お客さんにとって、心安らぐ場所で在りたい 」
尼崎市、武庫元町商店街にある【 武庫書房 】の店主、
小山さんはまっすぐな瞳でそう話す。
本は、大型書店やコンビニを始め、色んな場所で買うことが
出来るのだけれど、そんな中、この店を選んで訪れてくれる
お客さんが居るということ。
それは、本当に嬉しいことだと思うから。
だからこそ、いつ、誰が訪れても、常に心地よい空間で
いたいと思うのだと。
地域に密着した、優しい街の本屋さんとして。
店内には話題書、新刊本、コミック、子ども向けの本まで、
多種多様な本たちが、ズラリと並べられている。
大型書店には、ベストセラーや話題書はいくらでもあるし、
種類や在庫も、街の本屋では太刀打ちが出来ない。
限られたスペースの中で、人々が求めるものをしっかりと
見極めて、揃えておくことも大切なのだ。
・・それは本当に、とても難しいことなのだけれど。
「 嬉しい、楽しい。 」
毎日毎日、新鮮な気持ちでそう思うのだと。
例えば、毎日この店を訪れてくれるお客さんが居ること。
新しい、面白い本に出逢えたとき。
本を抱えて帰る、子どもの嬉しそうな表情を見たとき。
小さい頃にこの店に通っていたお客さんが大人になって、
「 おっちゃん、ボク小さい頃にここで立ち読みしててんで! 」
そうやって、何年経っても、何度でも訪れてくれること。
いつまでも、人々の心の中にこの店が存在していること。
そんな日常のたくさんの事が「 嬉しくて、楽しい! 」のだと。
まっすぐな瞳で、小山さんは続ける。
「 いつまでも、人と仕事に忠実で在りたい 」、 と。
この場所で、いつまでも人々の心を彩る存在でいたい。
何年経っても、お客さんにとって“帰る場所”であるために。
それこそが、小山さんの何よりも大きな願いなのだ。
ケルビーノ
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「 武庫書房 」 ホームページ
http://www.moriage.net/sunmall/mukoshobo/
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