庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

高原のスズランと草花たち

2009年08月02日 | お出かけ
久しぶりの休日、今日は草取りがんばろうと思っていたけど連日の早起き出勤でたまには夜も仕事。ちょっとだるいのできょうはだらだら過ごしています。あしたからまた早起き生活なので体力温存しておかないとね^^;
外はきょうも暑そうです、午後1時30分現在軒下の温度計は32度を示しています。
アスファルトの照り返しもあるのでしょうね。
少し涼しくなったら庭に行って鉢植えに水遣りだけでもしてきましょう。

6月下旬に岩手県のとある高原に行く機会がありました。
たまに行っていたペンションに泊まり宿のご夫妻や関東からいらした懐かしい知り合いと夕食後に歓談していたときの事です。

私の両親が昔、岩手県で一時暮らした事がありました。あるとき父が沼に釣りに行くと言うので数ヶ月の私をおんぶした母が父の後をついていったら何かにつまずいて転んだそうです。手をついた場所に咲いていたのはスズランだったそうでそのとき持ち帰った一株が今実家で増えて毎年可憐な花を見せてくれている、という話をしたらご主人が近くにスズランがまだ咲いている場所があるというのです。

翌日さっそくその場所に案内していただきました。


懐かしいアズマギクもまだ咲いていました(私たちが子供の頃は実家の地域にたくさん咲いていて花を摘むと雨が降るというのでアメフリサランコとかサランコバナと呼ばれていました)。

    
    ヤナギランもたくさん自生していました。花はまだ先のようです。

         
         ヤマハハコもいっぱい


茎が紅いノイバラ 何気なく花は何色ですか?と訪ねたら当然でしょう、と言う感じで「ピンクです。」と。
このあたりはほとんどピンクでもう少し離れた地域に行くと白花が見られるそうです。まだどの株も咲いていなくて小さな蕾が付いているのもありました。
いつも6月下旬にばかり訪れていたので来年は7月に来てみようとこのとき思いました。

            
            小さな小川を渡ってさらに奥へ。ズミの花やイヌツツジ?の濃い色合いのものがまだ咲いていて緑の景色の中で美しく見えました。


斜面を登ってついにひらけた場所でスズランの群生に出会うことができました。


草丈も10センチほどの小さなスズランで花は葉の陰に隠れるようにひっそりと咲いています。膝を突いて香りを嗅いで見るとやさしいスズランの香りが確かに感じられました。
こんな群生が何箇所かに点在しているそうです。

この場所はこのペンションのご主人が中心となり地元の人たちと毎年春にこの場所の枯れ草を焼いたり夏には草刈をして環境を維持しているのだそうです。
昔からの自生の植物を保存するために。

ご主人に両親が暮らした事のある地域を聞いたら目の前のずっと先に見える山を越えたかなり向こうですよ、とのことでした。
母が持ち帰ったスズランはこれとそっくりかどうか今年は確認できなかったので来年は実家のスズランを見てみようと思います。

ずっと前からスズランの事は母から岩手から持ってきたものだというのは聞いていましたがそれを見つけたときに私もおんぶされていたというのは初めて聞きました。
まだまだ母には元気でいてもらって私の知らない話やかご作りも教えてもらわなければなりません。
コメント (4)
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