最近は異常ともいえるくらいに好勝負を連発しているラグビーだが、昨日のサントリーvs東芝の決勝戦はまさに極めつけといえるほどにドラマチックな試合だった。
ロスタイムで6点差。
ゴール前のせめぎあい。
レフェリーが「残りワンプレー」を宣言しからの最後の攻防。
野球で言えばツーアウト満塁ツースリー。
これ以上は設定のしようがない、まさにマンガのようなシチュエーションである。
後半20分に、ここでトライを取れれば勝ちという場面(しかも相手は一人退場中)を逃したサントリーと、最後にワンチャンスをモノにした東芝という、なんとも明快な勝負のアヤと、あきらめずに耐えしのげばチャンスは訪れるという教訓的な面も含めて、これは歴史に残る名勝負だった。
サントリーは佐々木隆道が負傷退場となり、最後は有賀剛がバツベイに吹っ飛ばされた。
はからずも今季のサントリーの象徴的存在だったルーキー二人が力尽きての敗戦となったカタチである。
清宮監督は次の日本選手権でリベンジと語っていたものの、なんか精魂尽きてる気がして心配だ。
それにしても、こんな試合が地上波では深夜枠とは・・・。