洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

ダミアン・ライス

2005-05-09 | CD
O/ Damien Rice

 3年ほど前にリリースされていた作品なのだが、「クローサー」という映画に楽曲が使われている関係で、映画の封切りに合わせて再発されたようである。これが非常に良い。結構地味目な作品なのだが、なんとアイルランドの雑誌が発表した偉大なるアイリッシュ・アルバム・トップ100という企画ではU2の「ヨシュア・トゥリー」に次いで2位になったという。
 エリオット・スミス、ジェフ・ハンソン、ソンドレ・ラルケ、はたまたレイ・ラモンターニュをも想起させる、たおやかにして美しいメロディと悲しげなストリングス。叙情的ではあるけれど、いわゆる叙情派といわれるカテゴリーとは確実に一線を画した個性を有しているSSWだ。ドラマチックではありながら、大げさでもなく、自己憐憫が鼻につくわけでもなく、本当に極々自然な感情の起伏が表現されているという、そんな味わい深い逸品。

サッカー雑感

2005-05-09 | サッカー
 恐らく勝った方が優勝するであろう、注目のミランvsユベントスの直接対決。まあ、ディフェンシブで面白味に欠ける試合になるだろうとは思いつつも激戦を期待したのだが、ミランの出来が悪く、完全にユベントスペースの展開となる。先日のPSV戦も悪かったが、この大事な局面にきてミランは絶不調に陥ったみたいである。さすがにルイ・コスタ投入からの攻勢は迫力があり、あわやのシーンも作ったが、コンディションの差が如実に出た感じの完敗。2ヶ月ほど前は、ミランの方がユベントスの3倍くらい強そうだと思ったものだが、現状のミランは見る影もない。本当ならスクデットを捨ててコンディションを整え、チャンピオンズリーグ一本に絞るべきだろうが、勝ち点差が3なのでそういうわけにもいかない。こんなに良いチームなのに無冠に終わりそうだ。

 スペインリーグもレアルが頑張りをみせたとはいえ、バルサがバレンシアを破ったことで趨勢が決した感がある。バレンシアは前半はうまくゲームを支配していたのだが、ロナウジーニョの個人技に破壊された。ロナウジーニョはミドル級に紛れ込んだヘビー級ファイターのような理不尽な選手である。凄すぎ。

 ついでにマンU。軽く2対0で勝てる内容のゲームなのに終わってみれば1対1。インテルもそうだが、取るべきところで点が取れず、少ないチャンスをものにされる。ったく、いつもパズルの最後のピースが埋まらないようなゲームばかりだ。今思うとロナウジーニョをバルサにさらわれてのが痛いよなぁ。。。