偏屈へ古稀鵺爺のたはごと

明日できることは
  今日はやらないのだ

雪が降る トラックが来る

2004年12月29日 22時01分38秒 | たはごと
いつもは1~2センチの雪が降って、皆さんの気持ちを雪国モードにさせてから、10センチ、20センチの雪になるのが例年の習いだが、今年はいきなり予告編なしで20センチ積もった。

いや~、月曜にタイヤ交換しておいて正解であったな。
こんな糞寒い雪の中で、タイヤ交換はしんどい。そんなことをする位なら、買い物に出ず、家の中でひっそりと、お米だけのご飯を食べるわな。醤油ぶっかけて喰えば何とかなる。

で、勇躍、お買い物に出かけたな。かみさんは、寒くて頭が痛いとのことで、お留守番。

1キロも走って、はた、と気がついたね。自分が冬タイヤで大丈夫でも、まわりは夏タイヤなので大丈夫ではない、ということに。

橋の向こうからトラックが機嫌よく走って来たのだが、橋に入った途端に、
「おぉっ、トラックが、わき腹見せて斜めになってこっちに来る~っ」
橋の上はおおかた凍っているから、滑るのね。それを地べたと同じ感覚で走るから、ずるっとくるわけね。 
こちとら、冬タイヤ、ABSで、ぴたっと停まって、トラックの運ちゃんの歪んだ顔を眺めておりましたな。とはいえ、さすがにプロだねぇ、橋を出ようとするところで、しっかり姿勢を立ち直らせ、あとはお互い何事もなかったように走り去りました。
あの咄嗟の動作は見事だね、お尻がこっちに振ったら、ハンドルはこっち、これをカウンターステアを当てる、と、云います・・・・お尻がこっちのとき、ハンドルはどっち?、あたしには出来ないね。お尻がこっちなら、ハンドルはこんがらかっているね。

だんだん町に近づいていくと、いつものように、いつものスピードで走る、おばぁさん、おじぃさん達が、ずるっ、くるっ、とあたしを脅かすのでありますな。若いおねぇちゃんがお尻を振るのは、見ていて楽しいが、ばっちゃんの運転する車がお尻を振り振り走ってくるのは、恐ろしい光景でありまするよ。
ぶつけられても、きっと「道路が凍っているから、悪いのよ。その上、あたしが滑っている前にぼぉっとしている、あんたが悪いっ」と、叱られそうだな。
爺も、頭が痛くて、留守番してればよかった。醤油めしぃ。。。

そうこうするうちに、野菜とお魚と、焼酎を仕入れて、無事帰りつきましたさ。
さよう、運転と酒は命がけなのですな。飲んだら乗るな、飲みたきゃ雪道でも運転せよってね。

で、帰って、駐車場の雪かきを生まれて初めてやりましたな。
せっせ、せっせと、前の道路に雪を運んで・・・・降りたての雪は、柔らかいから、プラスチックのスコップで機嫌よく運べるのだ。
終わって、はたと、また気づきましたな。おや、道路にうちの雪が積まれて、我家に車がはいれないぢゃないですか・・・・・
と、気づいたときは、もう遅いのね、解けた雪が凍って、その上を車が通ったから、しっかり固まっているぢゃ、ありませんか。
剣先スコップのお出ましで、必死の思いで、削ったのでありました。
もう、2度と雪かきしないっ
              愚鵺っ