オレのブログ

ロックとイラストの大好きな、社会の底辺にいるチンケな一青年のブログです。
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別の意味でDVD化されてない野島作品があります

2020-05-11 21:06:25 | ロック
 俺が中学の頃、アニメを卒業してテレビドラマを見るようになったが、TVドラマで必ず名前を聞くのが、野島伸司だったなぁ
 野島伸司と言えば、『人間・失格~例えばぼくが死んだら~』や『家なき子』、『未成年』、『フードファイト』とかが有名ですが、彼のドラマの特徴と言えば、オールディースの洋楽が主題歌(一部違うが)なのと、過激な描写で、特に後者はかなり有名でPTAやBPOからしょっちゅう槍玉に挙げられるんだよなぁ

gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/postseven/entertainment/postseven-1561032
2020/05/11 16:05
 4月に再放送されたドラマが、軒並み高視聴率を記録している。『ハケンの品格 2007特別編』(日本テレビ系)は平均視聴率10.6%、『BG〜身辺警護人〜傑作選』(テレビ朝日系)は同10.8%、『JIN-仁-レジェンド』(TBS系)は同11.2%と、2桁超を連発。テレビ東京は5月2日、公式アカウントで、「もう一度見たいテレ東深夜ドラマ」のアンケートを開始した。

 製作費は事実上“ゼロ”。濡れ手で粟のテレビ局は大喜びかと思いきや、「再放送作品を選ぶのが大変なんです……」と嘆息するのは、あるキー局編成スタッフだ。“様々な理由”から「視聴率を稼げるのに再放送できない人気ドラマ」が多いのだという。

 例えば安達祐実主演の『家なき子』(1994年・日テレ系 最高視聴率37.2%)。「同情するなら金をくれ!」のセリフは社会現象にもなったが、地上波での再放送は一度もない。

「不幸な境遇の安達がけなげに生きる姿が共感を呼びましたが、いまの時代では、安達へのいじめ描写が貧困家庭への差別を助長しかねないとして、再放送には慎重になっている」(日テレ関係者)

『家なき子』と同じ野島伸司氏の脚本作品『聖者の行進』(1998年・TBS系 最高視聴率22.1%)も同様だ。知的障害者をテーマにした意欲作だったが、暴力やレイプシーンが頻出し、放送途中でスポンサーが降板する事態に発展した。

「DVD化はされたものの、再放送は一度もなし。主役のいしだ壱成、相手役の酒井法子がともにその後、不祥事を起こしたこともあり、再び地上波で流れる可能性はほぼないでしょう」(TBS関係者)

 1980年代の人気作品も局側を悩ませている。斉藤由貴主演の『はいすくーる落書』(1989年・TBS系 最高視聴率19.9%)は、当時人気絶頂の斉藤が新米教師役を務め、主題歌(ザ・ブルーハーツ『TRAIN-TRAIN』)が大ヒットするなど話題を呼んだ作品だが、ドラマの設定が再放送のネックになっているという。

「赴任先の工業高校で不良生徒とぶつかり合いながらも互いに成長していく青春ドラマだったのですが、この工業高校を劣悪な環境として描いたことで、全国工業高等学校長協会から抗議があったんです。続編のパート2は工業高校から普通高校に設定を変更しましたが、再放送はされていません」(ドラマ評論家の成馬零一氏)

 長渕剛主演の『とんぼ』(1988年・TBS系 最高視聴率21.8%)は、同名主題歌が100万枚を超えるヒットとなるなど、「役者・長渕」の代表作といえるドラマだが、これまで再放送はされていない。

「ヤクザが主人公という設定が問題視されている。根底に流れるのは人間愛ですが、ヤクザを美化しかねない内容が暴力団排除条例を重んじる今の時代にそぐわない」(前出・TBS関係者)

 一方、ヤクザと対極にいる警察ドラマでも再放送しにくい作品があるという。

「『西部警察』(1979年・テレ朝系)を始めとする石原プロ作品は、いまも根強い人気を誇りますが、派手な銃撃戦や暴力シーンを地上波で流すのは難しい。とくに渡哲也の『大都会』(1976年・日テレ系 最高視聴率25.0%)は、刑事役の渡率いる『黒岩軍団』の犯人への暴力描写が激しく、再放送は至難だとされている」(テレビ誌記者)

 テレビ解説者の木村隆志氏が語る。

「近年は作品のテーマや本質、前後の文脈を無視して、シーン一つを切り取ってスポンサーにまでクレームを付ける視聴者が増えた。いじめ、暴力、酒、タバコなど、作品に必要なシーンであっても何がやり玉に挙げられるか分からない時代なので、局側はトラブルを避けるべく自主規制している部分も大きい」


 俺も昔は野島さんのドラマに夢中になっていたんだけど、今思い返すとすげぇ気分が悪くて、何だか人間の悪と言うのが見えてくるんですよねぇ
 『聖者の行進』は特に酷いそうで、あまりの酷さに二度と見たいと思わないが、その『聖者の行進』と同じ年に作ったのが『世紀末の詩』で、愛とは何かをテーマにし、人間が求めるものは何かを問うドラマはまさに名作ですよねぇ

世紀末之詩 第四話


 主題歌にジョン・レノンを起用しているが、まさにジョンの意思を受け継いだ「愛=LOVE」を題材にしたドラマだ
 過激な描写は鳴りを潜め、哲学的な内容のドラマは『聖者の行進』の脚本家と到底同一に思えない。
 一話完結のゲスト方式で(FF7でティファの声優を担当している女優の伊藤 歩さんも最終話で出演していました)、それまでの野島作品の特徴を覆すドラマですが、そのゲストの結末は必ずアンハッピーエンドで、ここだけ見ると「あぁ、野島だな」と思ってしまう
 再放送されてない『聖者の行進』と同じように、『世紀末の詩』もDVD化されてないのですが、されない最大の理由が主題歌にあって、ソロを含むビートルズの楽曲はソフト化すると莫大な使用料金が取られる為に今でもDVD化されてないんですよね(いいドラマなのに惜しいよ!)
 野島さん、「21世紀に入ったら“新世紀の詩”を作りたい。主題歌には“イマジン”を使う」と言ってましたが、未だに実現していない理由は、『世紀末の詩』自体の視聴率がよくなかったのと、あまりにも有名な「イマジン」を主題歌に使うという事で、もう実現に至らないんじゃない?ソロでもジョン・レノン―特に「イマジン」を使えば莫大な使用料金が取られるんですからね

 『世紀末の詩』を見て、改めてジョン・レノンが殺された事に憤りを感じるよ
 このブログであげた第4話は、貧しくも笑顔で生き、分かれても絆が結ばれ、手渡した小切手も受け取ったんだけど後で破り捨ててホームレスに戻るって顛末なんだけど、金で幸福が決まる訳ではないと知らしめた神回なんだよなぁ
 ジョンも「イマジン」で「想像してごらん、財産もない世界を」「飢えもせず、殺されることも殺すこともない世界を」と歌ったんだけど、バカなクズヤローが銃弾を発砲してジョンを殺したっつーからな
 ポール・マッカートニーも「私は誰でも許せる性質だと思うが、マーク・チャップマンだけは許す理由が見つからない。こいつは正気を失って、取り返しのつかないことをした。そんな人間になぜ容赦の気持ちを恵んでやる必要があるのかわからない」と言ってたくらいだ(チャップマンのせいでウイングスも解散したんだしな)、『世紀末の詩』第4話を見て、改めてチャップマンを許せないと感じた。

 そういえばビートルズのラストアルバムの『LET IT BE』、出てからもう50年が経ちますねぇ
 あのアルバムだけは異色で、フィル・スペクターのプロデュースは従来のビートルズと大きく離れたんですが、あの後フィルはジョン・レノンのソロアルバムをプロデュースしていて、『世紀末の詩』に使われた「Stand By Me」も「Love」もフィル・スペクターがプロデュースした曲だよね?
 ジョンとフィルの相性は抜群だったんだと思いますよ、ポールとフィルの相性はすげぇ悪いけど

 『世紀末の詩』はぜひ見るべきドラマだ
 これはお勧めするよ


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