平和の為に何をやれるか、愚行積善備忘録、園田幸二のブログ

人間『死ぬまでの暇潰し』と思ってみても、日本人として、日本文化を愛し、歴史伝統を護りたい。日本の安寧祈願。旅

台湾大地震に寄せて

2016-02-17 22:14:00 | 日本人の思想
台湾地震、
◎ 思い出されるの前回の台湾大地震

総統で有る李登輝さんは
即、本人が陣頭指揮に出た。

阪神淡路大震災の時に、
日本の総理大臣『村山』はなにもせず、
地元の自衛隊出動になかなか同意しなかった。

!そういえば、
阪神淡路の時は、村山左翼、
東日本大震災は、アホ管左翼、

日本を貶めようとする人間達が政権を握った時に大震災、
偶然なのだろうが、


台湾地震、思い出されるのは、
台湾の民間人から合計200億円の寄付、

余り、メディアは紹介しなかったが
台湾の80歳を超えた皆さんからの献歌。

実は、この献歌を読んで、
台湾の皆さんがこれほどまで考え、
激励してくれるのに、
日本人で有る自分達は何をしてるんだ、
との想いが強く生まれた。

是非、ゆっくり読んで頂きたい、

台湾の現在の高齢の方が親日なのは
よく知っていた。
それでも
この短歌には、
驚きと言うよりも、
旧き日本人をみた、感じた、
恐れ入った。



その時の献歌、

献詠-東北関東大震災の被災者の皆様へ

 謹んで東日本大震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申しあげます。
そして被災された方々がご不自由な生活から一日も早く抜け出られますように、
日本の一日も早き復興と繁栄を台湾歌壇一同、
心よりお祈り申しております。

献花の一部 紹介

国難の 地震(なゐ)と津波に 襲はるる 祖国護れと 若人励ます     

蔡焜燦


『蔡焜燦とは、司馬遼太郎の(街道を行く・台湾編)で
台湾の案内人を務めた、老台北さん』


大地揺れ 大津波襲ふ  難さけし 東北の人に 幸あれかしと       

黄伯超

避難所の夜は 寒からう不安だらう 大震災を 凌ぐ人らよ 

高淑慎

国被ふ 災厄かも大なれど我信じゐる大和の民を          

高井敬子

福島の身を顧みず 原発に去りし 技師には 妻もあるらん 

花城可裕

『なんか万葉集の防人の詩みたい』
     

花城可裕

被災地の生と死の報道見続くる身の暖衣飽食詫びたき思ひに     
 劉玉嬌

原発に いざ立ち向かう 武士たちよ どうかご無事に 生きてくだされ
陳姿菁
『これは、凄い、この詩は、
第二原発の水蒸気爆発を止める為に
自衛隊が上空から散水した映像を観た感想、激励、』


(これも陳姿青さんだ)

日本人よ くじけないで 悲しみの 倍の喜び 返ってくるまで

(同上)

筆談で「日本どうか」と聴く 爺の手を 取りぎゅっと 唇噛み締む       

舘量子

被災地に 何かをすべきと 思へども 非力な我は 寄付と節電 
坂口隆裕

美しき 心のふるさと くずれ落つ サイコロのよう 只黙祷を          

鄭 昌

神あらば 心の祖国の 災難を とくとく鎮め 幸ぞ賜はれ           
 林禎慧

大なゐに津波にも負けぬ日の本の雄雄しき友どち立ち直れかし      
(同上)

再三の国難に 遭ひし我が友よ 春はそこま で近づきしものを        
(同上)

冬されば 春遠からじと人の言ふ日本の友よいざ団結のあれ        
(同上)

神風の 生れ代りか 原発を護る 勇士らに 神の加護あれ            
陳瑞卿

『自衛隊の事を激励してる詩』

大地震津波襲へる友邦に両手を合はせ無事を祈らん           
 江槐邨

未曾有なる大災難に秩序正し日本民族は世界の典範           
同上)

一瞬にて村諸共に影消ゆる遥かより謹みて黙祷捧げむ          
黄培根

テレビ見て心痛みただ涙ぐむ一日も早く復国あれかし           
高寶雪

東北の大地震津波の情報をテレビで見つつ我涙する            
謝白雲

幾度も電話にて無事確かむる昔なつかしき日の本の友へ         
 林百合

九度地震津波襲ひし日の本の友ら明るく生くるを祈る          
 陳珠璋

黙々と天災地変に耐へ抜きて復興に励む人ぞ美はし           
 李英茂

わが涙悲涙と感涙こもごもに被災にめげず生き抜く人ら         
(同上)

石巻の大地震と津波独り居の卒寿の師母は如何にぞと聞く         
林蘇綿

志して 励めよ復興 美しの日の本の国 不屈の魂               
陳清波

大地震原発事故の国難に従容として立ち向かふ日本            
荘進源

巨大なる 地震に命取られたる 御霊の冥福 只ただ祈る            
荘淑貞

国挙げて 未曾有の国難 対処する大和魂 存亡の秋              
姚望林

『時に秋(とき)を使うなんざ、いいね~~』

大地震相次ぐ津波「艱難汝を玉にす」頑張れ!日本            
林燧生

悲惨なる 災害なれど 日本の友よ 畏れず出せ底力 
林碧宮

涙のみ震災に挑む日本の友よしつかり頑張れ復興近し          
(同上)

被災地の皆さまよ気を落さずに諸人こぞりて慰問を捧ぐ          
蔡佩香

日の本の 被災の民に神々の 御加護あれかしと ひたすら祈る 

呉順江

持ち家もカーも ことごと流れゆく テレビニュースに 瞼がにじむ       

李錦上

地震津波跡 形も無く 痛ましき 慰めの言 只祈るのみ 
(同上)

荒れ狂ふ 津波に退避 報道す 大和女の 勲雄雄しき 
(同上)

『これはあの、逃げずに避難放送を繰り返し、
亡くなった女性の事を詠ったんだろうな』


日の本の民よ 頑張れ麗しき故郷(さと) 復興の日ぞ遠からじ

黄振聲

何もかも失はれても勇ましく立ち上がる人に賛歌惜しまず        
(同上)

雪の夜は如何に過すや校舎にて竦む避難者よ我も眠れず         
(同上)

敗戦を乗り越えて来し日本なり震災復興遠くにあらず          
 高淑慎

団結と 正義名高き 日の本に 神の御加護の 永遠に絶えざり         
 林聿修

未曾有なる苦難の冬過ぎ春近し復興の日の早きを祈りて         
(同上)

遠き日の母国日本の被災地に桜早よ咲け幸ともなひて          
(同上)

美しき祖国の沿海呑みこみて大津波すべてを攫ひ尽くしぬ        
 黄教子

世界中が見てゐる応援してゐると伝へてあげたき避難所の        
(同上)

恐怖不安寒さに耐へて秩序ある日本と言はれ悲しくもうれし       
(同上)

この先の 長き苦難の 道の辺に咲く 四季の花やさしく あれかし       
(同上)

曾ての日「吾が国」と 呼びし土地なれば 此の災害の身 に沁みていたし   
 鄭埌耀

理(ことわり)を忘れし神かや諍はず平和のみ願ふをかくも痛むる 
(同上)

なんど読んでも、
感慨深きものにて候、
心が洗われる想い、

台湾の現在の高齢の方が親日なのは
よく知っていた。
それでも
この短歌には、
驚きと言うよりも、
旧き日本人をみた、感じた、
恐れ入った。

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