その他ニュース
日本でも新型コロナウイルスのワクチン接種計画づくりが本格的に始まった。先行するイスラエルは26日時点で人口100人あたりの累計接種回数が42.3回となった。迅速な対応の背景には「準有事」と位置づけて軍が新型コロナ対策の前面に立つという日本と異なる事情がある。日本は自衛隊の新型コロナへの対処を自治体からの要請に基づく「災害派遣」として扱い、活動は限定されている。
軍が主導するイスラエルはワクチンの確保と、接種の仕組みづくりの両面で成功している。
日本経済新聞と英フィナンシャル・タイムズの共同集計によると、イスラエルは昨年末から1カ月弱で300万回以上を接種した。人口100人あたりの回数は英国の4倍、米国の6倍にのぼる。ワクチンを確保するため、世界の製薬会社の開発状況をいち早く把握した。情報収集はイスラエル国防軍が担った。
イスラエル政府は昨年の感染拡大直後から軍の情報機関の人材を集め、新型コロナ関連の情報を集約する「情報・知識センター」を設けた。感染状況に加え、世界のワクチン開発の情勢を調査し、政府に逐一報告した。情報が豊富なら政策決定者も迅速に判断しやすくなる。現地報道によれば、ネタニヤフ首相が米ファイザーと17回にわたり直接交渉し、ワクチンの早期確保につなげた。同センターはワクチンの接種人数、副作用の人数や症例、接種者の感染状況などのデータを集めて分析する。政策決定者は報告書を毎日受け取って施策に生かす。
軍で特に高いデータ分析技術を持つ精鋭が集まる「8200部隊」も協力する。ビッグデータから必要な情報だけを抽出する解析手法で変異種の感染経路などを予測し、対策の実効性を高める。実際のワクチン接種にもかかわった。一斉に実施するには看護師らが一度に大量に必要になる。そこで軍除隊後の46万人超の予備役から700人ほどの救急救命士を3カ月間、緊急招集した。 以下略 原文をお読みください。
(童子追記:広めた中国共産党、これに対抗するイスラエル、コロナの影に、「軍」の暴走とかたや軍事国家、パンデミックは安全保障そのものと思う。)
(* 日経 記事より)表も
その他ニュース(01/27_朝) | ||||||||
国際 | ||||||||
企業 | ||||||||
国内 | ||||||||
市場 | ||||||||