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T+2は為替の常識だが、株ではT+4 これが為替と同様、株でも7月からT+2となるらしい。為替取引は最終的には中央銀行にある金融機関の口座で決済され、2通貨それぞれの銀行間資金決済システムが対応していればT(取引)データの入力がされれば、この決済のシステムでの自動化も簡単である。(ただし時差があるので、例えば円買いドル売りの場合、相手から円を受け取らない限り、ドルの支払いは行わないといったところまでの自動化を行うか、銀行間のNettingにどこまで対応するか等は各銀行システムで対応に差がある。)株式等証券の場合は現物(株・証券)の受け渡し(資金を受け取ったという資金決済システムからの情報がない限り現物の引渡しは行わない:Agaist Payment)の対応があるので単に資金決済システムのみならず、保管振替決済機構(保振)システムとの連動がkeyとなる(逆もおなじだが)。筆者がシステム担当だったころは、銀証は犬猿の仲で、日本(だけ)はこの中銀決済システムと保振システムの連動が長い間作られず(三局合意などという言葉をご存じの方の世代である。)遅れた東京市場の象徴でもあった。なんて とてもマニアックで古い話を思い出した。東南アジア諸国は最初からこの連動ができている「ユーロクリア」システムを欧州から自国用に購入しているため、パッケージ対応のおかげで日本に先行できるのである。
その他ニュース(06/28_夕) | ||||||||
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