平太郎独白録

国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し、独自の歴史観で語ります。

レインボーマン的日本人考察

2008年02月01日 | 文学芸術
親愛なるアッティクスへ

年末に大掃除していたら、昔、友人に送ったメールをプリントアウトした物が出てきました。
どういう意図でプリントアウトしたのかはわかりませんが、少し面白かったので、以下に開陳してみたいと思います。

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昨日、昭和47年放送の特撮テレビ番組・レインボーマンを見てしまいました。
で、レインボーマンのあまりの「あほか!」という馬鹿さ加減にうんざりしたのですが、そのうち、ふと思ったことがあります。
この馬鹿さ加減はどこかで見たような・・・と。
で、気づきました。
レインボーマンの馬鹿さ加減は日本人そのものなんです(笑)。

で、以下考察。

1、警戒心ゼロ
 用心深さまるでなし。
 敵に攻撃を受け、辛うじて、危地を脱した後でも、普通に帰宅していて敵に発見される。
 家にそのまま帰ったら、家族が襲われるなんて考ない。
 未だ自分たちが拉致されるなんて、全く考ていない日本人・・・。

2、学習能力ゼロ
 毎回、戦っている最中にエネルギーが切れてピンチになる。
 ペース配分考るとか、逃げ場所確保してから戦うとか、何も対策を打たない。
 拉致が表面化しても、未だそれに備える対策有事法制無し。

3、計算力ゼロ
 すぐにカーッ!となって飛び出して毎回ピンチを招く。
 おまけに人質を見捨てるほどの非情さもないときている。
 今だ、有事における優先と犠牲の国民的合意無し。
 
4、危機感ゼロ
 あの当時としては、かなり予算をかけていたんでしょうか、マカオ・ロケなどがありましたが、レインボーマンは、マカオで日本人を激しく憎む秘密結社「死ね死ね団」と戦って、結果、死ね死ね団をマカオから追い出すことに成功したものの、まさかそれが日本には行かないだろうと考えて安心して帰ってくる。
 死ね死ね団というのは、東南アジアだけでの反日本人団体と、決め付けているが、これも、まさか自分たちがテロになんかあうはずがないという、日本人の根拠の無い思いこみと一緒では?

5、洞察力ゼロ
 日本に帰ってきて、おかしいと思っても、まさかと思って、何の警戒もとらない以前に、密かに内偵を続けてみようなどという考えがまったくない。
 結果、先に相手に見つかって、奇襲をかけられてしまう始末。
 日本人は情報戦、諜報組織を悪い事だと思っているような・・・。

6、決定力不足
 敵を追い詰めながらも、とどめをささないレインボーマン。
 結局、敵が復活して、自分が窮地に追い込まれる。
 非情さは即ち、覚悟なり。
 その程度の覚悟も無いから、四国に三本も橋をかけてしまうのでは・・・。

P.S ちなみに、平田昭彦扮する死ね死ね団のボス・ミスターKリモコンでテレビを消していたのには、ちょっと驚き。
当時としては、「夢の技術」だったんでしょうね。
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ちなみに、レインボーマンって、森進一の代表曲、「おふくろさん」の作詞で有名な川内康範氏の原作だったんですね・・・。
知りませんでした・・・。

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