思いつくままに書くブログ

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日本ハムファイターズが自前球場を建設して札幌ドームから撤退への私見

2016-05-24 22:37:53 | 日本ハムファイターズ
今朝からスポーツニュースではこれが持ちきりでした。以下北海道新聞より転載

プロ野球北海道日本ハムが新球場を建設し、札幌ドームから本拠地を移す構想を進めていることが23日、関係者への取材で分かった。北海道大学構内(札幌市北区)、北広島市が整備を検討している「きたひろしま総合運動公園」予定地、札幌市の真駒内地区(南区)などが候補に挙がる。札幌ドームでは実現できていない球場と球団の経営を一体化させて収益力を強化する狙いがある。本年度中にも候補地を決め、2023年の開場を目指す。
 構想によると、新球場は天然芝グラウンドの野球専用で3万人を収容。周辺にフットサルコートなどスポーツ施設を造り、大型商業施設も誘致して「ボールパーク」に発展させる。大規模な国際イベントを開く会議場を併設する案もある。4月の日本ハム本社(大阪市)役員会で説明し、候補地の関係者や不動産開発大手に打診している。
新球場の総工費は開閉式屋根を用いるかどうかで200億~500億円と幅を持たせる。自己資金のほか日本ハム本社からの借り入れ、計画に賛同する企業、個人からの出資や寄付など幅広い調達方法を検討している。
候補地の北大では北西部の野球場の一帯を想定。札幌駅に近い半面、用地は狭く、歴史ある大学の商業開発には反発もありそうだ。きたひろしま総合運動公園の予定地は広いが札幌中心部から遠く、JR北広島駅からも離れている。札幌市の真駒内地区は用地が限られ、同市が26年の招致を目指す冬季五輪・パラリンピックの会場整備との調整が必要となる。道立産業共進会場跡地(札幌市豊平区)も候補に含まれているもようだ。

以上転載終わり

以前から札幌ドームの使用料は割高と言われており、何度となく値下げを申し入れても黙殺されてきた経緯があり、また他球場では球場内の売店や飲食店の営業権は球団にあるものの札幌ではドームにあり、正直な話球場内の売店が儲かろうが、近隣のコンビニやイトーヨーカドーで弁当を買ってきて食べても、球団営業的には全然関係ない話でした。建前では今でも「飲食物の持ち込み禁止」となっていますがすっかり有名無実になっています。グッズもドームに卸して販売する形なので儲けは薄く、だからこ福住駅からの途中に直営のグッズショップをオープンしたのだと思います。

北海道に日本ハムが移転してきて13年目のシーズン、その間には新庄劇場やダルビッシュの快投、4度の優勝があり、さまざまと彩られた球場ですけど、私も自前球場の建設には賛成です。自前でないゆえの足枷が多すぎます。よその球場では球場の外でも楽しめるようなイベントや施設を設けたりしますが札幌では難しい。今月になってようやくライブステージが設けられましたが遅すぎです。これだって毎試合ごとに撤収しなくてはならない。

それよりも最たるものはバリアフリーにほど遠い球場設計。もし内野の前方の席を買って地下鉄で行こうものなら、地下鉄の駅の階段は仕方ないにしろ、まず歩道橋を上がり、道路を渡ってもさらに階段が。ようやく球場に着いて入ってもスタンドへ入るのに2階に階段で上がらねばならない。エスカレータなどない。そして客席の階段を延々と降りてゆかないとならない。観戦中も売店やトイレに行こうものなら再び階段上って2階に行ってから1階に降りねばならない。完全にミス設計なんですよ。客席スタンド中央部に1階へ通じる通路が空けてあればどれだけ違うか。

札幌ドームが出来たときは「すごいものができたなあ」と思ったけど、全国各地の球場に通うようになってそれを感じます。先月の遠征の際も「外野席ってこんなに急こう配だったっけ?」と思いましたから、めまい起こしたら下までころげ落ちそうになる。普段は京セラドームの中段で見ていますからね。見晴らしは悪くてもバリアフリー的には最高で、入ってすぐの通路を通れば客席で、殆ど上り下りがありませんから。仮に5階席でもエスカレータがあるし。

なので新球場としてバリアフリーでさほど上り下りしなくて済む客席配置をし、メジャーのボールパーク風のをぜひともお願いしたい。3万人規模なのは丁度いいでしょう。日本シリーズ開催基準を満たしておけばいいのだし、普段の試合で3万人以上は年に数試合しかないわけで、平日ナイターだと空席が目立っていましたから、これくらいがいいのです。

その場所ですけど、北大は交通至便ではありますが付帯設備を作るとしたら手狭な感じがしますし、地元から反対意見が出るような気もします。そこで私は月寒グリーンドームの跡地を推したいと思います。かなり広大な土地で、球場以外の付帯設備、たとえばショッピングセンターや温浴施設、遊園地だって作ることが可能だ。1982年には北海道博覧会を開催した場所なのですから。それに交通も南郷13丁目駅からも徒歩で可能になるし、試合日のみ札幌市内からの空港連絡バスを東北通経由にして球場に寄れば道外からの遠征客にも対応できますのでね。

こうして球団はアドバルーンを上げたわけですが札幌ドーム側はどう打って出てくるか。一番なのはドームを買収できればいいのかもしれませんがコンサドーレがあるしね。でもコンサも自前スタジアム構想があるので、それ次第では強気なドームも軟化するような気がします。

あと、まとまった交通至便な空き地として思いつくのがあいの里の駅南側。学園都市線で観客輸送できます。そしてちょっと遠いですが岩見沢の操車場跡地。新駅を設置して開催日は特急を臨時停車すればいいと思います。札幌市内から30分くらいなら許容範囲ではないでしょうか。