東京シザーハンズ

通算「5万回」カットしてきた知識と経験 外苑前suburbia SHIMAからの独立 日記じゃない美容師ブログ
 

♪ 「最強」のトリートメント、「ダメージ トリミングカット」

2007-02-01 03:23:45 | “ Treatment Treatment ”
  ボクにとっての「トリートメント」とは、“これ以上髪を傷まなくする為のモノ”。

  もっと言うと、ダメージを「カバー」はしても、「健康」にはなれません。


例えば顔に、「美容液」を塗ったら、肌は潤っても「ニキビ」は直らない。

「割れた爪」が元に戻らないのと同じで、(爪と髪はほぼ同じ系統のタンパク質)


残念ながら一度出来たダメージは、もう二度と「再生」する事は出来ません。

それはどんなに効果的で、どんなに最新技術で、どんなに高価なトリートメントでもです。

正直なところ現時点では、残念ながら“完全修復トリートメント”は存在しません。


  では、「ダメージ トリミングカット」とは、何を切るのか?

     
     「毛先」「長さ」を切らないで、単純に『ダメージ』だけを切ります。


その為、特注、改良を重ねて出来たのが、「ダメージ トリミング カット」です。 



このハサミ、曲がっているのがわかると思います。

「枝毛」「裂け毛」は普通、本体の髪の毛からはみ出しています。

皆さんも知っての通り、少しザラ付きのある、あの脱線した毛先。


  ハサミが曲がっているのは、ハネてる毛だけを切り、

  切ってはいけない毛を切らないようにする為です。


ボクのお客様にこれを始めてから、「1年」かけてダメージが激減しました。


今では、新規のお客様などを含む比較的、まだ御来店回数の少なめな方に     

使う頻度は傾いています。

  
    「治す」のではなく、「なくす」という新発想。

♪ 美容室インテリア。機能的デザイン

2007-02-01 02:36:33 | 美容室 - suburbia -
見た目のインテリアも大事だけど、「機能的」な部分もまた大事です。

お客様が美容室に来て1番長く座る「椅子」。

「ソファ」をイメージしつつ、決してファンシーにならないようにオーダー。

2、3時間もの間、疲れないように、たっぷりサイズでゆとりを持たせました。

[ 3F ]


[ 4F ]




そして、この「カウンター」兼、「引き出し」。

ポイントは、この「設置位置」、座ればわかる。

座った時、腰周りが「死角」で見えないように、配慮してみました。





引き出しの中は、顔の毛を払うブラシ、ピアス入れ、スタイリング剤などが入り

身の回りをしっかり固めました。

お家にあるような「化粧台」をイメージしながら、美容室用に機能を加えてみました。


 


そして「鏡」の後ろには、お客様用の「荷物」と「衣類」を収納できるスペースを設ける事によって、

「近くに置いてある」という安心感と利便性を考慮しました。





最後は「自然光」とほぼ同じ種類の光を放つ、スタジオ撮影用の照明です。

昼間の自然光を「夜」も再現したい気持ちと、「カラー」の仕上がりに最適な明るさを考慮してみました。


これでもやりたい事の60%くらいです。

まだまだ「ネタ」あるんです!