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Recovery

リカバリー

11月30日 我慢する

2016-11-30 12:40:50 | なるけん気まぐれ日報
先日NHKの番組で、18歳、19歳の若い子が各ジャンルのプロフェッショナルに弟子入りするという企画があり、約3週間ぐらいかな?その道のプロに社会の厳しさを教えてもらうという番組がありました。


いくつか印象的だった内容がありました。

私自身も勉強になりましたし、やはりプロフェッショナルはプロフェッショナルであると痛感いたしました。


ある天ぷら屋の大将は、こう教えた。

『仕事は我慢』

深い。深すぎる。


最初から上手くいく訳がない。
できる事を積み重ねる事こそ我慢。一足飛びには絶対にいかない。

我慢して、工夫して、それを2年すれば2年分の実力がついていると。

そして誰も教えてくれない。
自分で切り拓けと。

料理人を目指す18歳の女の子が最後にキスの天ぷらを大将に食べてもらおうと振る舞うも失敗し涙を流す。

この時の大将の言葉も渋い。

彼女がやっぱり上手く出来ないと言った。

大将は、すかさず…上手くいく訳がないと。

上手くいくとでも思ったのかと。

そらそうだ。大将からすればここにたどり着くまで30年かかってるんだ。

それを、ちょっと教えた若造がチョイチョイとやってしまったら何だったんだになる。

それよりもだ。

大将はこう続けた。


私は食材を粗末にしない。

そのキスだって誰かが一生懸命獲ってきたんだ。野菜だって何だって誰かが一生懸命作ってきたんだ。

それを私が一生懸命料理して、お客様へ提供するんだと。

上手く出来ませんでしたは、食材に失礼だ。一生懸命獲ってきたり作ってきた人に失礼だと。

料理人になる為の、ハッキリ言えば基本中の基本のようなお言葉だ。


料理の腕を上げる前に、もっと何か大切なものを教えてくれたように私は感じた。





ある若者3人は、清掃のプロフェッショナルに弟子入りだ。
羽田空港を清掃する清掃のプロフェッショナルな女性。
何でも、彼女が在籍する羽田空港は世界で1番美しいと評されたぐらいだ。

ところが、弟子入りした3人がポカをする。

弟子入り2日目にして3人とも遅刻。

彼女は、『次、遅刻したら帰ってもらう』と。

気を引き締めた3人。


しかし、ある1名が再び遅刻をしてしまうのである。


ま、遅刻なんてね。社会へ出たら最低限中の最低限やね。
私も若い頃はチョイチョイ遅刻とかしてましたよ(^_^;)

今は、まず遅刻しませんわ。


この時に、スタジオでVTRを観ていた俳優さん。若い男性…名前わかんない(笑)最近よくテレビで観るけどね。
その俳優さんが、ある現場で若いスタッフが遅刻をして叱られていたが、彼はちゃんと頭がセットされていたらしい。
頭をセットする時間があったなら、なぜ遅刻したんだと叱られていたそうだ。

ホンマにその通りである。

社会において時間を守るなんて、基本中の最低限中のルールですわ。

スタジオでは、こう続いた。

ひょっとしたら今の若者は、本気で怒られたり、怒鳴られたり、叱られたりした経験が少ないかもしれないと。

親も、学校も、部活動も。

今や虐待だ、イジメだ、暴力だと。


ビビってる。


理不尽なものはいけないと思うが、叱るという行為は必要に応じてちゃんとしないといけないと思う。

次はないと言われたにもかかわらず、遅刻してしまった彼女。

本当に首となりました。

社会とは、それぐらい厳しいんですよ。



ただ、18歳ぐらいで将来自分はこうなりたいとか、こんな職業につきたいとかを持っているだけ凄いなと思いました。


自分が18歳の頃なんて(^_^;)


な〜んも考えてませんでしたわ。

とにかく田舎から脱出したい。
とにかく1人で暮らしたい。
とにかく都会へ行ったら何とかなる。

これぐらいでしたね(笑)

へこたれてすぐ帰ってきましたけどね(^_^;)