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コレクティブルズ・アルミウエア(34)
先日お届けしたアルミのバイクロックの回で、アメリカにおける禁酒法のお話を
させていただきました。
で、嗜好品で他に有名なものといえば、やっぱり煙草ですよね~。
現在NYの煙草事情はとっても厳しく、レストランや職場での喫煙は不可。
(基準をクリアした換気機能を持つレストランやシガーバーなどでは、
一部喫煙可能な場所もあります。)
だから、レストランの戸口の外や、オフィスビルの入り口には、いつも喫煙者の
人々の姿が。しかもNYCでは煙草1箱が現在7ドル前後というから、、日本から
観光でいらした喫煙者のみなさんには、かなりの衝撃の価格のご様子でした。
・・勿論、その狙いは喫煙者の数を減らすことなんですけど・・・
果たしてその効果は本当にあるかどうかは・・難しいところかもしれません。
さてさて、そんなNYの煙草事情ですが、どうやらその煙草のもともとのルーツは
このアメリカにあるというから驚きです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/7a/44574c837a4a05e8f020918613612f09.jpg)
元々はシャーマン(呪術師)が使用していた、ハーブ(タバコの葉を含む)などを燃やし、
その煙を精霊に供えたのが始まりなんだとか。
そして一説では、1492年コロンブスがアメリカ大陸を発見時に、そこに住んでいた
インディアンから友好の証に渡されたタバコを、母国に持ち帰ったことから、ヨーロッパ
全土に広がったともされているようです。とはいえ、タバコの常習性と健康への
害との関連性が指摘され、徐々にその扱いは厳しいものへとなっていく訳で…。
そして遂にアメリカでも1896年~1921年にかけ、各州ごとにシガレットの規制法が
制定されるほどに。ただ、この法律は禁酒法のような全米で施行可能な法律として
議会を通過することはなく、1926年には全面廃止となったそうであります。
ま、それと入れ違いに禁酒法がますます効力を発揮するわけですから、どちらに
しても、まだまだ保守的な時代なアメリカ全盛期といえそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/07/17475087802d2611262cab512c324ad2.jpg)
そして、今日の写真はそんな時代に使われていたと思われるアルミ製の葉巻入れ。
ケースの外にあるカービング(彫刻)された模様は、ケースによって若干異なって
いて、それぞれが手彫りであったことを知ることが出来ます。
そして、写真のものには『BERT RANDALL』の文字。
これは葉巻のメーカーではなく、所有者の名前。もしかしたらタバコ好きの男性へ、
お父さんへ、おじいちゃんへの誰からかのプレゼントなのかもしれませんね。
・・・と、最後はなかなか渋いアイテムのご紹介でしたが、、
明日はアルミ特集最終回、コレクターズブックをご紹介させていただきます。
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本日のNY:
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