ニューヨークとアンティーク

アメリカンアンティークを勉強するブログ
ビンテージアイテムから知るNYスタイル・歴史・フリマ点景

バートさんの葉巻入れ

2006-10-02 10:06:07 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(34)
先日お届けしたアルミのバイクロックの回で、アメリカにおける禁酒法のお話を
させていただきました。
で、嗜好品で他に有名なものといえば、やっぱり煙草ですよね~。
現在NYの煙草事情はとっても厳しく、レストランや職場での喫煙は不可
(基準をクリアした換気機能を持つレストランやシガーバーなどでは、
 一部喫煙可能な場所もあります。)
だから、レストランの戸口の外や、オフィスビルの入り口には、いつも喫煙者の
人々の姿が。しかもNYCでは煙草1箱が現在7ドル前後というから、、日本から
観光でいらした喫煙者のみなさんには、かなりの衝撃の価格のご様子でした。
・・勿論、その狙いは喫煙者の数を減らすことなんですけど・・・
果たしてその効果は本当にあるかどうかは・・難しいところかもしれません。

さてさて、そんなNYの煙草事情ですが、どうやらその煙草のもともとのルーツ
このアメリカにあるというから驚きです。



元々はシャーマン(呪術師)が使用していた、ハーブ(タバコの葉を含む)などを燃やし、
その煙を精霊に供えたのが始まりなんだとか。

そして一説では、1492年コロンブスアメリカ大陸を発見時に、そこに住んでいた
インディアンから友好の証に渡されたタバコを、母国に持ち帰ったことから、ヨーロッパ
全土に広がったともされているようです。とはいえ、タバコの常習性と健康への
害との関連性が指摘され、徐々にその扱いは厳しいものへとなっていく訳で…。

そして遂にアメリカでも1896年~1921年にかけ、各州ごとにシガレットの規制法
制定されるほどに。ただ、この法律は禁酒法のような全米で施行可能な法律として
議会を通過することはなく、1926年には全面廃止となったそうであります。
ま、それと入れ違いに禁酒法がますます効力を発揮するわけですから、どちらに
しても、まだまだ保守的な時代なアメリカ全盛期といえそうです。



そして、今日の写真はそんな時代に使われていたと思われるアルミ製の葉巻入れ
ケースの外にあるカービング(彫刻)された模様は、ケースによって若干異なって
いて、それぞれが手彫りであったことを知ることが出来ます。
そして、写真のものには『BERT RANDALL』の文字。
これは葉巻のメーカーではなく、所有者の名前。もしかしたらタバコ好きの男性へ、
お父さんへ、おじいちゃんへの誰からかのプレゼントなのかもしれませんね。

・・・と、最後はなかなか渋いアイテムのご紹介でしたが、、
明日はアルミ特集最終回、コレクターズブックをご紹介させていただきます。

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元祖・緑のキッチンツール

2006-09-20 12:02:28 | アルミ・メタルウェア
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フリマでみつけたグリーンハンドルのキッチンツールいろいろ。
木製に緑のペイントは1930年代製が中心となります。
当時のカラー物はこの緑と赤の2色がほとんど。
それに比べると、今のキッチンアイテムは豊富な色使いがされていますよね。

・・・と、今日はちょっと体調がよくないので、、
ここで失礼いたします~。
アルミ特集、あと2回で終了です。

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NYの街に溢れた鍵

2006-09-19 09:02:58 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(33)
近代アメリカの歴史の中で、有名な出来事のひとつに禁酒法の存在があります。
全米中でアルコールの製造・運搬・販売が禁止されていたなんて、今となっては
まるで幻のような出来事ですよね。(自宅での飲酒はOKだったそうです。)
これは清教徒が多かったためなのだそうですが、今でも保守的なエリアでは、
現在でも尚、同様の法律が残されている場所があるのだとか・・・。
それがバーボンで有名なケンタッキーの一部というから更に驚きです。
でも、マンハッタンでもつい最近までは日曜日の販売は禁止されていたし、
我家のあるエリアでは、現在でも日曜の正午まで販売が禁止されていたりと、
まだまだ保守的な部分はたくさん残されているアメリカなのであります。

そんな禁酒法が、一部のエリアから全米で施行されることになったのは
1920年のこと。その後、1933年に廃止になるまで実に13年もの間、その法律が
施行され続けていたなんて・・。今もあったら私には耐えられないかも。(笑)



勿論NYの街にあった酒場や醸造所も閉鎖。その街中にあった関連施設を
施錠するために採用された鍵の数は、なんと14万7千6百個という数だったそうです。
人々の意向とは裏腹に施行された法律ですから、それらの関連施設を完全に封鎖
するための鍵は、当然ちょっとやそっとでは壊れない、頑丈なものでなくては
いけません。

そこで採用されたのが、ハンマーで殴っても壊れることがない鍵。
全米で一番優秀な鍵をつくることで有名な会社。
それがMASTER LOCKという会社の製品でした。

そう、、それが今日の写真のアイテム、アルミ製バイクロックキーの製造メーカー、
今でも現存するマスターロック社*なのであります。



バイクロックとはその名の通り、自転車用の鍵。
シンプルなアルミ製の鍵は、、箱入りの未使用品だったため、まだまだピカピカ。
今でもちゃんと使えますし、大きさもあるので、自転車以外の用途にもいろいろ
利用できそうです。(アンティークのお宝倉庫用とか。>笑)



そんな歴史あるマスターロック社があるのは、ウィスコンシン州ミルウォーキー
この街、アメリカのビール事情にお詳しい方はきっと耳にしたことがあるかと。

・・・そうなんです、ミルウォーキーといえばビールで有名な街。

その昔、この街の名を全米中に知らしめたのは、禁酒法で採用された
マスターロック社の鍵の生産地であるということだったのに・・・・・。

それを何かの皮肉ととるか、因縁ととるか、歴史の面白さ・・ととるか。
勿論、、私は『面白さ』と捉えさせていただきます。

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風にも負けず、熱さにも

2006-09-15 12:23:35 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(32)
今日はUPが遅くなってしまったので、、サクッと行きます~。

この夏、近場の観光スポットでトローリーバスにD氏と一緒に乗ったときのこと。
バスの発車までの待ち時間、待合所のようなところで・・・写真の灰皿を発見!
10個近くあるテーブルにそれぞれ1個づつあったのですが、、、
私ひとり、、この灰皿に激しく反応してしまいました。

だってだって、、これって立派なコレクティブルズなんですよ~。
しかも、ただのビンテージアルミではなく、アルミ特集をずっとご覧になって
くださっている方はご存知、、50年~60年代に流行したカラーアルミもの。
そのトレイの下にお手玉のようなものがついているんですが・・・・
これ、何のためについているかご存知でしょうか?



この灰皿、その名も『Bean Bag Ashtray』。
軽いアルミトレイの下にずっしりとした布袋が重石の役目
もしくは断熱材の役目を果たしているんです。

なので、、膝の上にのせても熱くない!という優れもの。
テーブルが無い場所での喫煙、、ゲームをしながら、お酒をのみながら、、に
その昔活躍した灰皿だったそうです。
(足のモデルは旦那のD氏です~。お見苦しくてすみませ~ん。)

勿論、、風の強い屋外でも灰皿は飛ばず安心!
(いえ、、吸殻や灰は飛んじゃいますが・・・>苦笑)



それにしても、、現役で活躍中の豆袋付灰皿!
きっと、、ここの関係者の方がどこからかデッドストックで持っていらした
のだと思うのですが、、、
勿体無いよ~、私が替わりの灰皿盛ってくるから、譲ってほしかったよ~と
私が言葉にして呟いたのは勿論のこと。(日本語でネ)
とはいえ、こうして現役で活躍している姿をみると、、
昔のものはシンプル故の便利さ、愛嬌さがあったな~としみじみしちゃいました。

以上、、サクッとのつもりが、、しっかり?の記事になってました。

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SEN-SENは閃閃?

2006-09-14 05:20:13 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(31)
ちょっと間が開きましたが、アルミ特集にもどります。
今日の主役は・・小さなファニチャーキーではなく、、アルミのトレイ
長さ10cm程度の小さなトレイは、中央に何らかのアドバタイジングが入っていて
子供の手力でも簡単に曲げられそうなほど華奢な造りとなっています。



一体全体これは何?と、首をかしげていると、顔なじみのディーラーさんが、、
これはとっても古いもので、口臭予防ミントの元祖中の元祖モノの販促グッズ
教えてくれました。

そんなタブレットの名前は、、『SEN-SEN』。
確かに、、その中央に入った文字をみると、、それらしきキャッチフレーズ。
ブレス・パフューム”なんて言葉は、かえって新鮮な感じがしますよね。(笑)



色々調べてみると、、どうやら現在でもありそうな気配なのですが、
このワタクシ、その存在をまったくもって知りませんでした。

この『SEN-SEN』が登場したのは1890年代
発売当初もの価格は紙箱入り1箱5セントだったようで、写真のトレイはまさに初期
のころのもの。その後入れ物はTIN缶に替わり、これもまたコレクターズアイテム
としてそれなりの価格で取引されているアイテムとなっています。
(そのパッケージの変遷は→コチラのサイト*で詳しく見ることができます。)



まさに、アメリカ版仁丹!?なミントタブレット『SEN-SEN』。
そのネーミングの由来は、既に資料がなく不明のようなのですが、
先ほどのHP*によると、、日本語で『輝いているもの、光っているもの』の
意味があるということが明記されていました。

日本語でセンセン
・・・恥ずかしながら、、こっそり辞書を引く私。(^^ゞ
で、ありました。
閃閃』・・・ひらめくさま。輝くさま。きらきら。(広辞苑より)

う~ん、お口に入れたミントタブレットが、、やかにひろがる感じ・・そのもの!
なんとなく、私もこれが語源であるような気がするのですが、
みなさんは、どう思われますでしょうか♪

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思い出の外“身”

2006-09-09 09:28:27 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(30)
私の手元にあるフィルムキャニスターのひとつに、
当時のままのラベルが残っているものがあります。
そこに書かれていたのは、、、、『FAMILY XMAS 1952』。

ご存知のとおり、日本では恋人達や仲間同士で集まるクリスマスですが、
キリスト教圏の国々では、恋人よりも家族で集まる日。
日本でいうお正月のような日となります。

どんなアンティークもコレクティブルズもそうですが、、
目の前のあるそれが、いったいどんなところから、どんな人を介して、
どうやって私の手元にやってきたのかは、、永遠の謎。
勿論、このフィルム缶もそんな一つで、
その中味も持ち主も一生知ることはできません。



私の元へそれがやってきたとき、既に中味はありませんでした。
でも、そこに書かれた文字を見ていると、マッチ売りの少女ではありませんが、
とある家族が集まり、プレゼントを交換し、クリスマスの食卓を囲み、団欒をする。
そんな幸せそうな光景が目に浮かんできそうなんですよね・・・。
で、そんな風景が撮影されたフィルムが、入っていたのかな?と思ってみたり。

とまぁ、、外“身”だけのフィルム缶で、
ずいぶんとノスタルジックな気分になってしまった私であります。



上の写真のフィルムキャニスターは、全て『ANSCO』もしくは『AGFA』製。
ANSCO AGFAブランドもあります。)
写真好きの方には有名すぎるほど有名なドイツ生まれのアグファですが、
NY生れのアンスコ社と提携したのは1928年のこと。

写真用のカラーフィルムもコダックとほぼ同時期に出されていたようで、
アルミのフィルム缶も昨日同様に、コレクタブル要素いっぱいのアイテムが
残されています。(現存するAGFA社のHPは→コチラ*



上の写真はアンティークショップで見かけた未使用フィルム
左がドイツ生まれのアグファブランド表記のフィルム。
右がアメリカ生まれのアンスコブランド表記のフィルム。
どちらもそれなりにレトロな風合のパッケージですが、そのデザインの中に
ヨーロッパとアメリカの違い、、、なんとなく出ていますよね。

ま、未使用品といえど、、もう中味は使えないフィルム達。
でも、このパッケージを、外“身”を見るだけで、、
何か懐かしい想いに駆られる方もいらっしゃるかも。
そんな気持ちで、、写真をアップさせていただきました。

明日は晴れたらフリマ点景です♪

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上も下もアルミです♪

2006-09-08 06:52:01 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(29)
さて、今日も引き続きアルミのフィルム缶をご紹介いたします。
アメリカのコレクティブルズ界でフィルムキャニスターといえば、やっぱり昨日の
スクリューキャップ式のものが代名詞。でもこれは昨日も触れたように、
キャップ部分はアルミではないため、錆が出ているものも少なくありません。

そして、今日のアイテムは蓋もアルミ、ボティもアルミの正真正銘のアルミの
フィルム缶なのであります。(なので、真打!)
私の好みは・・・断然今日のタイプ! 集めても集めても手放したくならない、
だけどなかなか集まらない、ぐっとレアなるコたちでもあります。



写真のものは全てコダックのロゴ入り。
まぁ、フィルムの歴史を語ろうとすれば、このコダックという会社は決して素通り
することができない会社。
NY州出身のジョージ・イーストマンが創業したイーストマン・コダック社*
世の中にセルロイド製のロールフィルムを世に送り出したのは1889年のこと。
そしてカラーフィルムを世界で始めてつくったのもコダックで、それはまさに
数々のアルミアイテムが登場してまもない1935年のことでありました。

一般的にアルミのフィルム缶がメインで活躍していたと言われているのは、
1930年代から1960年代にかけて。
この年代もまた、、今までご紹介してきたアルミウエアの時代
全く同じというのも、なかなか楽しい内容ですよね。(私的にです~>笑)



さてさて、それぞれのキャップに小さく書かれた数字、、、。
これ、一体なんだか皆様おわかりになりますでしょうか。

これは撮影した人が撮影済フィルムにふったナンバー
ボールペンのようなインクでか細く書かれたこの数字、今にも消えそうだし消して
しまった方が綺麗だと思うのですが、これもまた“当時の記憶”だと思うと、
なかなか消せないのがアンティーク好きの悲しいサガなんですよね~。
今ならマジックで書くのにな~、、と思って油性インクペンの発売年を見てみると
1950年代というから、、これもまた有る意味納得の結果だったりする訳で。(笑)



この小さなフィルムキャニスター
昨日同様本来の目的としても使えますし、シンプルなフォルムはピルケース
アクセサリー入れとして、バッグの中に忍ばせても素敵ですよね。
そんな私の普段使いは、ミントタブレット入れ。大きなキャップは受け皿代わりに
なるので、掌いらずで友人にもおすそ分け可能。
アルミ缶の中から聞こえてくるタブレットのカシャカシャという音も、
なんとなくレトロな音に聞こえてしまう私は・・・・ご存知の通り重症です。(笑)

明日はコダック以外のフィルムキャニスターをご紹介予定です。

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資料・アルミ製フィルム缶

2006-09-07 08:24:49 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(28)
WHIMSIES”アイテム第2弾は、アルミのフィルムキャニスター
今やカメラといえば、デジタルカメラの時代。
といっても、我家にいらっしゃる写真が趣味というゲストの方々は、
やっぱりフィルムカメラを愛用していらっしゃいます。
そんなカメラフィルムは、私の幼少の記憶の頃から変わらずプラスチックケース
でも、その昔日本でも写真のような、アルミ製が使用されていた時代が
あったことを皆さんは、ご存知でしたでしょうか?

我家には以前、たっぷりのこのフィルムキャニスターの在庫があって、
プロの写真家の方がいらっしゃると、とっても懐かしがっていらっしゃいました。
じゃぁ、私の父にも聞いてみようっと、、いうことで
以前このブログで取り上げた時に電話をしてみたのですが、
昭和一桁生まれの父の記憶は“銀紙に包まれて箱に入っていた”とのこと。
え?・・・それって、もっと古い話かも!? と大笑い。(笑)

ということで、今回メインで取り上げたかったキャニスターは
ちょっと異なるデザインなのですが、本日の写真のデザインタイプが、
一般的なコレクティブルズ物なので、今まで手にしてきたカラーリングのタイプ
一気にご紹介させていただきます。
ただ、これもまたブログ開始前の記録用のラフショットだったので、綺麗な写真
でなくてすみません。あくまで資料としてご覧になってくださいね。(^^ゞ



一番良く見かけるのが、蓋もボティもメタリックなタイプ。
ボティ部分は完全にアルミ製なのですが、蓋はTIN製であることが殆ど。
その為、蓋がメタリックの場合、がでていることが多くあります。
また、メタリックボディの場合、無地のタイプとKODAKのエンボスロゴが入った
タイプの2種類があり、上下ともメタリックの場合は殆どがロゴ無しでした。




ボディカラーで一番多いのは、なんと行っても黄色。内側は殆どアルミのまま
ですが、時折中までカラーコーティングされているものもあります。
下段のブラウン系のキャップは、TOPがドーム型ではなく台形型(TOPの写真で
比較してみて下さい↑)で、この他にモスグリーンのキャップも存在しています。



ボディが朱色のエキセントリック系なカラーリングのタイプ。
再利用時にはちょっと使いにくいかもしれませんが、とにかく目に付く色なので
特殊なものを入れると便利かも。



ブルーのボディは2タイプ。
左のカラーリングのタイプを見るたびに、、黄色い帽子に青い長靴ははいた
小学生の男の子をイメージしてしまう私です。(笑)



私が今まで見てきた中では、レアなカラーリングタイプ。
白のボディにブルーのキャップは私の一番のお気に入り。その中でも
黒×白は今まで手にしてきたカラーの中で一番数が少なかった組合せ。
また、メタリック以外でKODAKのロゴがなかったのもこの黒だけだったように
記憶しています。

ということで、以上18パターンの組合せ。(写真の無いモスグリーンは除く)
また、写真のものより一回り小さいサイズ(おそらく12枚用?)もあります。
勿論、これ以外のカラーリングも存在していると思いますので、もしお持ちの方が
いらっしゃいましたら、是非コメント欄にて教えていただければ嬉しいです!



さて、上記の写真は以前ご紹介したBRUMBERGER社の持ち手付
ロゴ入りフィルムキャニスターホルダーケース。(これもSOLD OUT品)
こんな風に、、ホルダーがあったらいろいろなコレクションケースとしても
再利用・・!?・・・いえ、再利用ではなく、写真好きの方なら、
もう一度本来の使い方で愛用していただけるかもしれませんね。

そんなこんなのアルミのフィルムキャニスター、明日は私が思う真打の登場です♪

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そのアルミを捨てないで

2006-09-06 07:56:56 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(27)
一日空いてしまいましたが、アルミ特集に戻ります。
私の手元にあるアルミウエアのコレクターズ本の巻末に、小さいコンテンツながら
WHIMEIES』というジャンルについての解説が載っています。
(本については、最終回にご紹介させていただきます。)
『WHIMSIES』とは、“気まぐれの産物”の意をもつ『whimsy』から生れた俗語。
主に1930~1960年代に製造され(主にアメリカ製、伊・日本製も一部含む)、
何気ない生活の中にあった安価なアルミ雑貨達のことをさしています。

今日からご紹介する数点は、まさにそんな『WHIMSIES』に属するアイテム。
今で言う100円グッズのような扱いで売られ、日常で使用され、劣化していくもの。
そしてプラスチック製品が登場した時にゴミ箱へと投げ捨てられた
アイテム達でもあります。

その本に書かれた、、、決してそれらを捨てないで・・・という著者の言葉。
勿論この私も声を大にして、アメリカの人々に言いたい位、好きなジャンルです。



もう古いし、水も漏れるし、捨てちゃおっと、、、。
もし、私がそれらが造られた当時の人間で、大掃除の際にこんな古びた石鹸入れ
出てきたら、、そう言って間違いなく捨てていたことでしょう。
でも、今なら、
こんな素敵なもの捨てるなんて絶対出来ない!と死ぬまでKEEPするはず。(笑)

古びたアルミの何ともいえない光沢、そして浮き彫りにされたSOAPの文字
この雰囲気たっぷりのソープケースは、意識して探してみると意外と見かける物
なのですが、当時はもっともっと一般的に溢れているものだったことでしょう。

写真の物は全く同じ外観ですが、蓋を開けてみるとトレイ部分が異なるもの。
また、他にもデザイン違いの石鹸入れはいつくかありますので、色々探し出して
コレクションするのも楽しそうですよね。



もう一つの筒状のものは、男性の髭剃り時に使用する
シェービングスティックの詰め替え用の容器だったもの。
蓋だけに刻印された英文字のポイントの高さは勿論、そこに入れられた
NEW YORK U.S.A」の文字は、私がまさに愛するコレクティブルズの代表格!

サイズ的には丁度、綿棒が入るサイズなので、先ほどのソープ入れと共に
トラベルキットに再利用してもいいですよね。え? 石鹸入れにはやっぱり石鹸?
う~ん、今となっては流石にそれはもったいない!?ような気もするので、
私なら、ミニ裁縫道具入れとか薬箱的に使用するかもしれません。

そんな、捨てないで欲しいアルミアイテム、、明日もご紹介させていただきます。

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アルミウエア点景?

2006-09-03 05:37:58 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(26)
しくしくしく・・・。本日も雨のNYでございます。
しかも今週末は連休だというのに、、アンティークショップのセールの案内を
もらっているのに、、、嵐のような雨模様。。

ということで、フリマ点景ならぬアルミウエア点景をお届けさせていただきます。
が、、、本日の写真は過去に手放したもの。その為、ブログ用に撮影したもの
ではなく記録用のものなので、写真のレベルの方自分的にかなり不本意なもの
ばかりなんですが、、折角なのでUPさせていただきま~す。

(Top)↑
アルミ製のピクニックパックセット
写真のセットの他に、チェック柄のビニールバッグもついていたのですが、本体の
底にしわくちゃになって下敷きになっていたせいか、ビニールが劣化してボロボロ
になっていました。その為バッグは処分しましたが他は完璧な未使用品

その本体をバラしてみると、、こんな感じになります。↓



まさに、アメリカ版重箱!?
しかも一番下の部分は、付属のハンドルをつけると片手鍋に変身
アウトドアで使うもよし、ソーイングボックス代わりにしたり、
コレクションボックスにしてもキュートですよね。
過去に手放したのは3個ですが、箱付だったのは写真のセットだけ。



アルミのシガレットケースと同柄のライター
オリジナルはPARK社製でライターには刻印有り。現在ケースの方は復刻模造品
出回っていますので、ネットで購入される場合はご注意ください。
我家で仕入れても直ぐに売れたアイテム。但し現在の紙箱サイズは入らないので、
移し変え作業が面倒がらない!?煙草好きな人へのプレゼントには最適。(笑)



1930~40年代流行したアルミの蓋にエナメルが入ったヴァニティジャー
大きいほうはパフが入るサイズ。(良く見かけるのは3サイズの3個セット)
この手にはあまり手を出さない私ですが、そのグリーンのグラデーションの
美しさに思わず一目惚れ。



アルミ製の小さなパーツでつなげられたメッシュバッグ
アメリカで良く見かけるビンテージアルミのメッシュバッグは、殆どが香港製なの
ですが、写真のものはアメリカのメーカー名とMADE IN USAの文字が縫い付け
られたタグに入っていました。持ち手の部分も雰囲気たっぷりの
ビンテージアルミでできていて、私的にはかな~りお気に入りだったアイテム。



今となっては、手放したことをかな~り後悔!?(笑)しているアルミ製ハンガー
実際はもう少し本数があって、若干形が違うものもあったように記憶しています。
現在は、日本のとあるショップさんで活躍中のはず~~。(元気かな~>笑)
それから、随分と同じものを探しているのですが、再会には至らず。

まさにアンティークとの出会いは一期一会。
ピ~ンと来たモノにであったならば、、お値段が許す限り即決で手に入れる
・・・と、何度心に誓っても、時折学習能力の無さに後悔しております。(笑)

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