ニューヨークとアンティーク

アメリカンアンティークを勉強するブログ
ビンテージアイテムから知るNYスタイル・歴史・フリマ点景

アルミとアール・デコ

2006-09-02 09:21:28 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(25)
さて、これまで色々なアメリカン・アルミの会社やブランドが登場してきました。
そんなビンテージアルミのブランド名は、現在コレクターの間で認識されている
だけでも100ブランド近くあります。
そんな数あるブランドの中で、、これもまた決して欠かせない存在、、、
それが本日の灰皿の製造ブランド、『KENSINGTON』です。

このブランドは、先日ご紹介したKROMEXALOCOA ALUMINUMが出資したもので、
まさにビンテージ・アルミウエアの王道系そのもの。
その特徴は、ハンマー打ちのアルミ製品が世の中を台頭していた時代、
SPUN ALUMINUMとよばれる薄く引き延ばされたアルミ地を土台としていたこと。
またそのアクセントとして、真鍮製のノブや飾りなども付けられていました。



ブランドの誕生は1934年、製造が終了されたのは1976年
基本コンセプトはモダンデザインとデコラティブアートで、アール・デコの影響を
かなり色濃くだしているのも特徴のひとつとされています。そういった目で今日の
灰皿を見てみると、、、その特徴、はっきりと読み取ることができますよね。

因みにアール・デコとは・・・ご存知の通り“アール・ヌーボーへの反動から
生れた機械文明を肯定することから生れたデザイン思潮”のこと。
その最大の特徴は幾何学模様や直線のライン
灰皿の表面にあるそのデザインは、、まさにアール・デコそのもの!

機械文明=当時の工業文明=アルミニウム産業の発展。
そのしっかりとしたコンセプトの流れをみれば、ケンジントンのアルミウエアが
コレクターズの間で高い評価を得ているということは、簡単に理解できそうです。

Art Deco Aluminum: Kensington
(Schiffer Book for Collectors)
Schiffer Pub Ltd

このアイテムの詳細を見る


そんなケンジントン・アルミウエアは、パーティやカクテルグッズに関連する
ものが大半。庶民的なデザインというよりは、高級感を求めていたらしく、
他のアルミブランドとは、かなり異なった印象をうけるかも知れません。
そして、ケンジントン・アルミの忘れてはいけないもう一つの特徴は
指紋やキズがつかないアルミウエア”であること。
確かに撮影でなんど触れても、私の指紋は浮き上がりませんでした。
だからこそ、、割れずに美しい光沢を持つこれらのアイテムは、
ちょっとハイソなガーデンパーティ等に最適だったのかもしれませんね。

そんなすばらしいコレクションの数々は、上記の本でみることができますので、
ご興味のある方は、是非手にとっていただければと思います。



今日の灰皿の撮影に使用したテーブルクロスは、20世紀を代表するアメリカの
工業デザイナー、ラッセル・ライトのデザインによるもの。
(ラッセル・ライトも有名なアルミブランドのひとつです。)
確かに灰皿の基本はアール・デコなのですが、、なんとなくその形は
アトミックやスペースエイジにも繋がっているような気がします。

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色々雑貨篇の開始です!

2006-09-01 06:44:26 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(24)
気がつけばもう9月。
NYの太陽も心なしか、、遠くになって、、涼しい日々が続いています。
・・・秋近し。
わ~~、、秋ですって。。秋!!
それが終わったら、、サム~イ冬ですよ。(>_<)
いえいえ、それまでまだ時間がありますので、、、
秋は秋でた~~~っぷり楽しませていただこ~と思います。

本当はアルミ特集、、8月で終わりにしようと思ったんですけどね。
がざごぞと、、地下室をあさっていたら、、
まだまだい~っぱいアルミアイテムがあることに気がついてしまいました。
仕事の方もちょっと立て込んでいるので、、暫くは新しいネタを考えるのではなく
アルミ一本で頑張らせていただきますので、、ひとつよろしくお願いいたします。



ということで、今日からはキッチンウエア篇から、色々雑貨篇へと入ります。
その第一回は、、アルミの灰皿
個人的には以前ご紹介した飛行機会社の灰皿(→記事はコチラ*)が、
一番のお気に入り。でも、アルミであれば、、それだけでな~んとなくかわいく
思えてしまうから不思議です。(笑)

写真のものは、ペンシルヴァニア州のEMMAUSという街にある
防火協会(非営利団体の消防活動をする会社)のアドバタイジングもの
今でもある会社なので、そんなに古いものでは無さそうですが、、
このチープ感が、、なんともいえない味を出していますよね。
な~んて、、そう思うのは私だけかもしれませんが。(笑)



この形のアルミ製灰皿も、実は結構良く見かけるタイプ。
金色に加工された物もあるので、おそらく1950年代以降の定番かと思われます。
(勿論刻印された会社名は色々有)
直径10cmにも満たないこの小さな灰皿。
なんでも大きい!アメリカ事情にしてはなんとも不似合なサイズですが、、
それもまた健康嗜好が高いアメリカならではの
微妙なニュアンスが含まれているのかもしれません。(笑)

さて、明日は、もう少し立派な灰皿?をご紹介させていただきます。

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大物があれば、なんとなく

2006-08-31 06:29:43 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(23)
さてさて、今日まで色々なアルミウエアをご紹介してきました。
で、後半はキッチングッズのアルミウエアが登場してきたわけですが、ちょこ
ちょことキッチンに並べて使うのもそれはそれで楽しいとして、見た目的には、
やっぱりどど~んと大きなものがいくつかあると、テーマ性が出てきますよね。

じゃぁ、アルミの大物って何?と色々考えてみると、理想はキッチンテーブルが
ピカピカのダイナーテーブルだったりしたら、、、かな~り満足なんですけどね。
・・・な~んて、これは本当に大物なので、なかなか手に入れられないし。(涙)

ということで、ようやく目にした途端、、かなりピ~ンときて手に入れたのが、
今日のアルミ製キッチンワゴンなのであります。



3段になったワゴンは、トレイもパイプもすべてアルミ製。
そして、キャスター付きなので、ワゴンの移動もスイスイ。

これはインターネットのショップで見つけたもの。
大きな荷物が届いて一人でネジを回しながら組み立て上げた時、なんだか
結構感動してしまったほど、イメージ通りのアイテムでした。

このワゴンが我家のキッチンにやってきたお陰で、
そのほかのアルミグッズも一層輝きをましたような・・・。(笑)



そして、ワゴンの定位置はキッチンの冷蔵庫のトナリ。すぐ使って下さい用の
ガラスコップ、スリッパ、スナック類のミニ販売コーナーとなっています。

とりあえず順調?な我家のコレクティブルズキッチン。まだまだ私が目指す完璧な
空間ではありませんが、こうやって少しずつ揃えていくのも結構楽しいものです。

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アメリカン・アルミの王道

2006-08-30 06:28:42 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(22)
我家のターコイズキッチンに、、いつか絶対にそろえたい!と心に誓ってから、
まだ完全に揃えきれていないアルミ+ターコイズカラーのアイテムがあります。

それが、今日ご紹介する『KROMEX』ブランドのキャニスターセット
セットという位ですから、全部揃えるとしたら、、以下の通り。
*キャニスターセット(小麦粉・砂糖・コーヒー・ティー)
*グリースジャー
*シェイカーセット(小麦粉・砂糖・塩・胡椒)
*シャイカーセット(スパイス×8種)
*ブレッドボックス

一度だけキャニスター4種とブレッドボックスのセットを、
以前このブログでもご紹介したチェルシーのMR.PINK*で見たことがあるのですが、
確かその時のお値段は、350ドル程だった様に記憶しています。
このお値段、、レア度とその時のアイテムの状態の良さを考えると、安いのか
高いのかはなかなか難しいところですが、もし日本のショップさんが扱って
いらっしゃるとしたら、、、その位にはなるかもしれません。



そんなKROMEXのターコイズカラーシリーズ・キッチンアルミウエアの中で、
今、私の手元にあるのは・・・まだ上の写真のコーヒーキャニスター
グリースジャー(ストレイナー付)の2アイテムだけ。
セットで買うのが高いのなら、個別に格安でみつけた時のみに手に入れるべし。
これはもう、今後の私のアンティーク人生をかけて!?探すしかなさそうです。(笑)

で、タイトルにあるように
何故このブランドがアメリカン・アルミの王道なのか?ですよね。
まぁ、それはアルミニウムのアメリカにおける歴史を勉強していただければ、
すぐにお分かりいただけるのですが、アメリカでのアルミの先駆者的な会社が
このKROMEXを作り上げた会社の前身であることからなんです。
因みに、このブランド名の語源は、錆防止・コーティング加工が可能な
クローム処理に由来しています。



このKROMEX特許取得がされたのは1953年のこと。ブランドそのものが誕生したのは
1957年前後、ペンシルバニア州にあったALCOA AMUMINUM時代の頃でした。
更にマニアックに記述すると、ALCOAの前身はAluminum Company of America 、
その前はPittsburgh Reduction Company。
またALCOAの後は、1960年代にREYNOLD ALUMINUM社、最終的にはSEARSへ
引き継がれ、1980年代まで続いた人気のブランドだったようであります。
(*上記の情報は、、数箇所からの断片情報を私なりにまとめた結果です。)

とまぁ、そのなが~い歴史を持つKROMEXブランドではありますが、私が好きなのは
1950年代~1960年代初頭につくられた写真のシリーズ。
カラーは、写真のターコイズの他、ピンク、イエロー、ブラックの4種類で、
このブランドのタグをメインにだすアメリカのアンティークショップも有るほど、
こちらでは人気のキッチンアルミブランドでもあります。
となると、、前出のセットの価格が高額なのは当然!? まだまだ日本より
アメリカでの価値が上回るアイテムの一つなのだと思います。



我家のキッチンに、、綺麗に並ぶのは果たしていつのことやら。
ミッドセンチュリーなインテリアにご興味のある方は、、
是非この『KROMEX』を、ご記憶に留めていただけばと思います。

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そして、日本そのもの

2006-08-28 05:18:25 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(21)
さて、我家の茶筒を先日ご紹介いたしました。
コレクティブルズなお茶の時間、、、、
茶筒茶さじ湯のみ茶たく、アルミなお盆
・・・と来たら、、あとは急須があれば文句なしですよね!

コレクティブルズなティーポットといえば、パイレックスのガラスポットがすぐ思い
浮かぶのですが、ちょっとしたティータイムには、なかなか取り出すだけでも面倒。
とまぁ、、贅沢にもあれこれ考えていたら、、
ある日、こんなアルミのティーポットに出合いました。



お? お? おおおおおお~~~~!!!!
なんだか、とっても懐かしいこのフォルム。
学校の校務員室で、、何気にみかけたような、、この急須。
工事現場の休憩中、、働くおじさんたちが使っていたような、この急須。

たとえ、アメリカのアンティークショップで並んだこの子達に『TEAPOT』と
あったとしても、、、私にはどうしても『急須』でしかないこのアイテム!!

しかも、、そこにある文字は『JAPAN』。
う~ん、我家の『急須』は、もうこれ以外考えられません!!(笑)



このアルミの急須。実は、アメリカのアンティークショップで
意識して探してみると、結構みかけるアイテム。

ディーラーさんたち曰く1950年代頃のものだそうで、人によっては子供用の
おもちゃ
だった、、という人もいれば、ストレイナー付きなので油こしとして
使われていた、、という人も。(確かに油の再利用にぴったり!?)
実際殆ど同じ形で、横に『GREASE』と刻印されたホンコン製品もあるので、
そういった使い方がされていたことは、事実のようなんですけどね。



で、はじめて見つけた頃は、取っ手部分の竹皮が殆どボロボロのものばかり。
それからずっとずっとミント(未使用品)に近いものを探していたのですが、
ちょっと前にようやく納得のいく状態のものを見つることができたのであります。

なので、ようやく、、このブログで堂々とお披露目♪
もちろん我家のコレクティブルズ急須として、すっかり愛用しています。

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我家の茶筒と日本との接点

2006-08-26 07:49:15 | アルミ・メタルウェア
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                            コレクティブルズ・アルミウエア⑳
さてさて、今日のアルミアイテムはといいますと、、、、
我家でとっても活躍しているコたちなのでああります。

TOPの写真、本日のアルミ製品の一部分に入れられた『OBALTINE』の文字。
私的には見たことも、聞いたこともないな~なんて思っていたのですが、
この文字を検索してみたら、意外なことがわかりました。
この『OBALTINE』、現在でもアメリカで販売中のココア味の麦芽飲料
スイス生まれで、アメリカには1915年にわたってきました。(→HP*)
一体どんな飲み物かと申しますと、所謂『ミロ*』のような味で、
粉末の飲料の素、、、らしいのです。
で、、更なる驚きは、、これが一時期日本でも『オバルチン*』という名前で、
カルピス社から売られていたということ。販売されていたのは1970~1980年代
というのですが、、どなたかご記憶にある方はいらっしゃいますでしょうか?

そんな“OBALTINE”の名前入りアメリカン・コレクティブルズ、他にも色々
ある様で、今日のアイテムはその粉末とミルクを入れてカシャカシャと振る
ドリンク・シェイカーなんです。
(このほかに見かけるのは、ハンドミキシングマシン付きのシェイカー、
 スポンサーをしていたラジオドラマ『Little Orphan Annie (1931-40)』=
 『アニー』のキャラクター入りマグカップ等々。)



上の写真の中央が、“OVALTINE”のロゴ入りシェイカー。
左の小さいものは1PINTサイズで、ディーラーのおじさん曰く、ドレッシングや
グレイビーソース用のシェイカーで使われていたのだとか。

この小さなアルミシェイカー、そのボディの割には本当に便利なアイテム。
食事の直前に、ちょっとだけオリジナルドレッシングを作ったり、
寝酒用の簡単カクテルを作るときに、ひそかに愛用しています。



このチビシェイカーの製造会社は、MIRROというアルミメーカー。
(先ほどの飲料『ミロ』とは全く関係がありませんが、今日はミロ繋がり!?)
この会社は様々な合併吸収をしながら現存するブランドで、そのピーク時には、
全米で8つの工場を持つ、アメリカ最大のアルミ製品メーカーでした。
その後、1957年にもう一つの大手アルミ製品メーカーWEAR-EVER社*に吸収合併。
現在は2つともアルミ製品ブランドではなく、クックウエア全般ブランドとして
人々に愛用されつづけています。

ま、とにかくこの『MIRRO』と『WEAR-EVER』、
アメリカのコレクティブルズ界では、かな~り見かけるブランド名ですので、
ご興味のある方は、是非この2つの名前を覚えておいてくださいね。



そして、もうひとつ。背高のっぽのシェイカーは、蓋部分がアルミで
ボディはガラス。そのガラスの底部分にあるのは、、ヘーゼル・アトラスのロゴ。
は~い、、私の大好きなHAちゃんですから、、当然このコは、我家のキッチンで
重要なポイントを担ってくれております。(笑)

なにせ中味が見えるガラスの筒のようなものですから、、普段の再利用法は
なんと、、、茶筒。私のお気入りのフレーバーティがいつも常備されております。
私の理想では、全く同じものを数本茶筒として並べてみたいんですけどね。
古いものだけに、、なかなか見つからな~いのが、、難しいところです。



キッチンのシンクの上には、エンパイアステートビルを眺められる小さな窓。
そこに並ぶは、、以下の4アイテム。

EVER-LAST製のハンマードアルミの植木鉢
HAZEL-ATLAS製のグラスボウル。(泡立器用の一部=BEATING BOWL
HAZEL-ATLAS製とアルミキャップのシェイカー
WEAR-EVER製のアルミ製コーヒー・パーコレーター

私のお気に入りの小さな空間です♪

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アルミの計量スプ-ン

2006-08-24 06:50:11 | アルミ・メタルウェア
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                            コレクティブルズ・アルミウエア⑲
さて、、今日もアルミアイテム
こういった今でも使える便利アイテムは、、我家で利用中のもの、在庫用のもの、
・・と合わせるとかなりの数がありって自分でもびっくり。一歩間違ったら、
我家のキッチンはその昔のミニ給食センターかもしれません。(笑)

でも、、コレクティブルズの雑貨があるキッチンにいると、
多少不便でもアルミのキッチン雑貨に手を伸ばしてしまうんですよね~。
電子レンジにもかけられないし、ブリーチもできないのだけど、その不便利さが、
たまらなく、、楽しかったりするからこまったもんです。(笑)



このアルミの計量スプーンセットなんて、まさにそんな気持ちにさせてくれる
キッチン雑貨の代名詞。
これらのアルミ製計量スプーンが主に登場したのは、1910年代。
その後もずっとつくられている定番品ですから、
フリマなどで見かけるものは、もう少し後につくられたものかもしれません。

写真のスプーンは、以下のサイズの4本セット。
1/4 TEA SPOON、1/2 TEA SPOON、1 TEA SPOON、1 TABLE SPOON
また、1 TEA SPOON と1 TABLE SPOONの間に 1 DESSSERT SPOONサイズが
入った5本セットのものも見かけることが出来ます。

勿論このままセットで調味料を計る時に使ってもいいし、
アルミ製のリング(←これも私的には高ポイントな部分)をはずして、
茶さじ的に使っても小さなアクセントになりますよね。



アルミ製のメジャーリングアイテムは、スプーンの他にも色々。
写真のようなマグ型のメジャーカップ、柄杓型、スコップ型などなど。
これらのアイテムはアルミが登場する前はTIN製(ブリキ)や、エナメル製のものが
使われていました。でも、これらの素材は、、ご存知の通り、
一部分から劣化が始まり錆が出てしまいます。
となると、現代のキッチン雑貨でも見かけることが出来る素材・アルミニウムの
登場
は、当時、、本当に画期的なことだったことでしょう。

そんな、、現在でもピカピカの光沢をもつアルミ製品。
キッチンでの再利用は勿論のこと、カップ型のタイプなら、ペン立てや
観葉植物の鉢等色々なインテリアのアクセントとしても活躍してくれそうです。



長い時を経て、柄の部分がすでにフラットではないのだけれど、、
それがなんとなく『』に見えてしまうから不思議。
・・・もはや私のアルミ熱は、かなり重症かもしれません。(笑)

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アルミ雑貨との出会い方

2006-08-23 06:32:49 | アルミ・メタルウェア
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                            コレクティブルズ・アルミウエア⑱
例えば、ファイヤーキングなどの日本人好みなコレクティブルズが、
すでに殆ど買い尽くされてしまって、、閑散としているアンティークモール。
時間があれば、車を飛ばして更に郊外へとアンティーキングへ行くけれど、
それもできず。
かといって何の出会いもないまま帰るのは寂しい・・。

・・・そんな時、私はそこで一旦大きな深呼吸。
そして、ゆったりモードでアンティーキングを楽しむ。
そうやって気持ちを切り替えて、店内を回ると・・・、
今まで目に入ってこなかった意外なコレクティブルズに出会えるから不思議。

今日のアイテムもそんな一つ。
マンハッタンから電車でいける有名なアンティークモールは、、
ファイヤーキングを見かけることが出来ても、中々手が届かないような価格設定。
ええ、その原因はもちろん、、私達日本人コレクターにあるわけで、
モールそのもののレベルは決して悪いわけではない。
それならば、、とモードを切り替えてみてみると、
そこは中々楽しいお宝が眠る場所に変化する。



そこでふと、、目に留まった小さなアルミ製品
確かチーズボックスの木箱の中に、雑然と入っていたような記憶がある。
チラッと光った金属性の輝きに惹かれて、箱から取り出してみると、
それは、今までみたこともないようなアイテム。

アルミ&ゴム製ボトルキャップ(=ボトル・ストッパー)。
勿論、見るなり・・・即購入を決意。

最近ではあまり見かけなくなったボトル式のドリンクだけど、
まだまだビール瓶は存在しているから、再利用のチャンスも大。
こういう珍しいものとの出会いは、我ながら自分を褒めてあげたくなるような、
運の強さを感じたり・・・。(笑)



そして、レジにこのキャップをもっていく。
すると、そこにいたお兄さんに声をかけられた。

「え? これどこにあったの? 君は良く見つけたね。
 これは古いものだから、貴重だよ。」

一瞬つまらない一日になりかけたその日は、その言葉でガラリと変わる。
私的にはジェダイのレア物を見つけるより、、
こんなアルミ雑貨を見つける方が、なんだか楽しかったりする訳で。

商品名 Fizz Whiz Bottle Cap
1959年に特許取得。

寂れたアメリカのアンティークモールを侮るなかれ。

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冷たいアイスクリームは如何?

2006-08-22 05:27:00 | アルミ・メタルウェア
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                            コレクティブルズ・アルミウエア⑰
アルミ特集に戻ります。
私の幼い頃、家の冷蔵庫はワンドア式で、冷凍庫がありませんでした。
だから、アイスクリームを食べたくなったら、近所の駄菓子やさんへひとっ走り。
友達の家では、既に2ドア式の冷蔵庫がスタンダードになっていて、
遊びに行くと、キッチンの冷凍庫からアイスクリームがでてくるのを見たとき、、
とっても羨ましかったことを覚えています。

暫くして我家にも冷凍庫付きの冷蔵庫がやってきたとき、
私の母はかかさず冷凍庫にアイスクリームを入れていたような気がします。
勿論、子供の私の為でなく、自分が食べたかったから?なんでしょう。(笑)
そして、社会人になった私が東京で一人暮らしをした時、自分用にアイスクリーム・
デッシャー
を買ったことは、昨日のことのように覚えています。
なぜなら、それがことのほか贅沢なことに思えたから・・・。

子供はもちろん、、大人になっても大好きなアイスクリーム・・・って、、
ほんと不思議なほど魅力のある食べ物ですよね~。
ということで、今日はアルミ製のアイスクリーム・スクープの登場です。



これもカラーアルミ。ボディ部分にあるPAT.NO.(特許番号)から、
これは1956年に取得された形のものであることがわかりました。
ということは、まさにカラーアルミ全盛期の時代製となります。



シンプルなアルミ製のアイスクリーム・スプーン。スプーンの部分が平らなのは
ショートニング(菓子用のバターなど)用を兼ねているため。
そして、柄の部分の穴は栓抜き・・という一人三役のお役立ちアイテム。



そして、一番現代に近いアイスクリーム・デッシャー。SCOOP MASTER製
これも1950年代のころのもの。ターコイズカラーにこだわっていくと、必然的に
50年代中心のものが集まってきます。
このアルミ部分は“CAST ALUMINUM”呼ばれる、型にとってつくられたもの。光沢が
少なく分厚いのが特徴で、この時代のお鍋などに多用されたアルミニウムです。



そんなアイスクリーム用アルミスクープ3本
皆様には、、どのスクープですくったアイスをサーヴさせていただきましょうか?
最近ちょっと蒸し暑いNYの夏は、まだまだ続きそうです。

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アルミの製氷トレイ

2006-08-19 06:26:25 | アルミ・メタルウェア
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                            コレクティブルズ・アルミウエア⑯
今日のアイテムは、、ご覧の皆様の中には“懐かしい~”と思われる方も
いらっしゃるかもしれません。
はい、当然・・ワタクシも幼い頃、、我家の冷凍庫にありましたから・・。
といっても、、カラーではなくシルバーでしたけれどね。(笑)

ということで昨日に引き続き、今日もカラーアルミのビンテージアイテム、
アルミの製氷器をご紹介します。



アルミの製氷器も、最近のアメリカのフリマでは、定番アイテムのひとつ。
写真のもののように縦二列の型ものや、三列六角形のものなど様々。
でも勿論、殆どはシルバーカラーのアルミで、こういったカラーアルミの製氷器
通常のものよりも、ちょっとだけお高くなったりします。

私がこのカラーを選んだのは・・・
はい、そ~なんです! ターコイズキッチンに合わせたからなんですね。
なので、これは見つけた時から非売品。(笑)



氷の取り出し方は型によって様々ですが、
我家のものは横のレバーを上に上げると、氷が外れる仕組みのもの。
レバーを上げた後は、まるで魚の骨をとったあとのよう!?(笑)
美味しそうなアイスキューブの出来上がりです♪



因みに、、写真のアルミ製氷入れは、イタリア製
アメリカのアルミ・コレクティブルズ界にはアメリカ製、イタリア製、台湾製等が
あって、一番高額で取引されているのはアメリカ製。
デザイン的にはイタリア物の方ががすっきりしていて綺麗だったりするのですが、
私的には無骨な感じ!?、、、、いえ素朴さが全面にでているアメリカ物の
アルミに惹かれてしまうんですよね~。



そんな我家の製氷器は、季節柄フル活動中!
今やアメリカの冷蔵庫は、製氷マシーン付きが定番になりつつありますが、
こうやって少しだけレトロな時間を感じるのも、楽しさの一つです。

明日はフリマ点景を予定していますが、アルミ特集・・まだまだ続きます!

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