ニューヨークとアンティーク

アメリカンアンティークを勉強するブログ
ビンテージアイテムから知るNYスタイル・歴史・フリマ点景

思い出の外“身”

2006-09-09 09:28:27 | アルミ・メタルウェア
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                           コレクティブルズ・アルミウエア(30)
私の手元にあるフィルムキャニスターのひとつに、
当時のままのラベルが残っているものがあります。
そこに書かれていたのは、、、、『FAMILY XMAS 1952』。

ご存知のとおり、日本では恋人達や仲間同士で集まるクリスマスですが、
キリスト教圏の国々では、恋人よりも家族で集まる日。
日本でいうお正月のような日となります。

どんなアンティークもコレクティブルズもそうですが、、
目の前のあるそれが、いったいどんなところから、どんな人を介して、
どうやって私の手元にやってきたのかは、、永遠の謎。
勿論、このフィルム缶もそんな一つで、
その中味も持ち主も一生知ることはできません。



私の元へそれがやってきたとき、既に中味はありませんでした。
でも、そこに書かれた文字を見ていると、マッチ売りの少女ではありませんが、
とある家族が集まり、プレゼントを交換し、クリスマスの食卓を囲み、団欒をする。
そんな幸せそうな光景が目に浮かんできそうなんですよね・・・。
で、そんな風景が撮影されたフィルムが、入っていたのかな?と思ってみたり。

とまぁ、、外“身”だけのフィルム缶で、
ずいぶんとノスタルジックな気分になってしまった私であります。



上の写真のフィルムキャニスターは、全て『ANSCO』もしくは『AGFA』製。
ANSCO AGFAブランドもあります。)
写真好きの方には有名すぎるほど有名なドイツ生まれのアグファですが、
NY生れのアンスコ社と提携したのは1928年のこと。

写真用のカラーフィルムもコダックとほぼ同時期に出されていたようで、
アルミのフィルム缶も昨日同様に、コレクタブル要素いっぱいのアイテムが
残されています。(現存するAGFA社のHPは→コチラ*



上の写真はアンティークショップで見かけた未使用フィルム
左がドイツ生まれのアグファブランド表記のフィルム。
右がアメリカ生まれのアンスコブランド表記のフィルム。
どちらもそれなりにレトロな風合のパッケージですが、そのデザインの中に
ヨーロッパとアメリカの違い、、、なんとなく出ていますよね。

ま、未使用品といえど、、もう中味は使えないフィルム達。
でも、このパッケージを、外“身”を見るだけで、、
何か懐かしい想いに駆られる方もいらっしゃるかも。
そんな気持ちで、、写真をアップさせていただきました。

明日は晴れたらフリマ点景です♪

+++

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんか素敵 (cherie)
2006-09-09 21:46:46
そしてなんか楽しいですね~。

映画『アメリ』の部屋からでてきた宝箱のこと思い出しました



色んな想像が膨らんで、

お話書けそうですねー。
返信する
cherieさま> (J@管理人)
2006-09-10 11:51:55
妄想・・・でてきちゃいましたか??

なんだかそういう感じ、、とっても素敵だし、、嬉しいです~~!!ありがとうございます♪

返信する
Unknown (ライラ)
2006-09-10 19:37:35
クリスマスのフィルムケースは1952年ってかいてある。

50年以上も前なんですよね、、しみじみ。

マッチ売りの少女のように私も想像してみる事にします

(アハハ)

まさかこんなデジカメの波がくるなんて想像できないでしょうね。最近はもっぱらデジカメつかってるんですが

あのどんなしゃしんに仕上がってくるかわからない

スリルたっぷりのフィルムタイプのカメラも捨てがたい

魅力がありますね。
返信する
ライラさま> (J@管理人)
2006-09-12 03:42:19
一口に50年といってもあんまりぴ~んときませんよね。その位、今でも充分魅力的なデザインだし。。私達よりも年上だなんて、、ほんと思えません。

私自身デジカメでしか撮影しておりませんが、おっしゃるとおり・・・だんだんフィルムのよさを感じるようになりました。フィルムで撮影するなら、、このケースは絶対はずせません。(笑)
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