藩主の菩提寺
参道の石段や石垣がまるでお城のような雰囲気の月桂寺
この威厳のある門構えのお寺は、臼杵藩主・稲葉氏の菩提寺。
風格が感じられる長い石段と御成門。
藩公専用の御成門
長い石段を登ると、そこが臨済宗妙臨寺派の月桂寺
月桂寺は臼杵五万石の藩主・稲葉公の菩提寺として
慶長13年(1608)湖南宗嶽和尚が開山し、稲葉典通が
創建したお寺。
その後およそ400年、時代の移り変わりを静かに見続けている
名刹です。
御成玄関と書院を擁する広い本堂には藩祖の稲葉一鉄をはじめ
初代・貞通など歴代が祀られています。
御成門の脇には経蔵と地蔵堂があり、奥にふたつ御霊屋と呼ばれる
一つは稲葉家のもの、もう一つは奥方のものです。
静かにおやすみになられています。
月桂寺は臼杵の町を見下ろすシーンと静かな、厳かなお寺です。