子供たちは、ばば抜き、スピード、七並べ、神経衰弱などをして、とても楽しそうに遊んでいます。
今回は、ふりがなや、分かりやすい絵も入れ、何に効くかも分かるように少し工夫をしました。
しかし何日たっても、何十日たってもツボを覚える気配がありません。
それもそのはず、ゲームを楽しんでいるのだから、注意はトランプに書かれているツボや絵ではなく、数字やマークに向けられていたのです。
もし、ひまつぶしに、ひとりでそのトランプで遊んでいれば、また違うのでしょうが、大勢で遊ぶ時のゲームは勝負ですから。勝負に関係のない情報は無視されます。
なので、ツボや絵に注意を向けさせるためには、それを利用した新しいルールも考えなければならないようです。
また、絵が変にリアルで、子供向けではなかった。(かわいくない)
また、試作品2号のツボは約360穴の中から54穴を独断的に選んで作成しましたが、もし、たくさんの人がこれで遊ぶことになるのなら、もっと根拠のしっかりしたツボを選んだほうがよいのでは、という問題もあります。
例えば、現在日本において、ベテランの鍼灸師の先生によって臨床的にもっともよく使われているツボのベスト54とか。
そこで今から約半年前、アンケートをとってみました。
ご協力してくださったのは、まず、和矢治療院の折笠和矢先生と、テラフィ曙橋の長沼良和先生です。お二方とも、もう臨床経験が二十年ちかくあり、学会でも発表を行なっている立派な先生です。
よく使うツボのベスト10をお聞きしました。
すると…
つづく
(ムガク)