しかし、この企画…。
何人の人が見てるんだろうか^_^;
永遠の戦士エルリック4に収録されている3つ目の短編です。
「魂の盗人」の時に少し書きましたが、旧訳版では「黒き剣の呪い」として
「魂の盗人」「闇の三王」と本編および外伝「エピローグ タネローンを救うために……」という
形で刊行されました。
その時のタイトルが「炎の運び手」でした。
原題は(少なくとも旧訳原書のは)「THE FLAME BRINGER」なので
前のタイトルの方が直訳です。なぜタイトルが変更されたかは分かりません。
読んだ感想も以前の方がしっくり来るような…。
あらすじ(ネタバレ注意)『
ムーングラムは馬を駆けていた。故郷エシュミールが侵略され廃墟と化したからである。
侵略軍は<炎の運び手>テラーン・ガシュテックの率いる50万もの軍勢だった。
魔術師ドリニジ・バラが自分の魂を守るために施した秘法、即ち猫に魂を入れる秘法の
秘密を知ったテラーンは、その猫を捕まえてドリニジ・バラに命令して魔法を使わせてるのだった。
そしてその蛮族の軍勢はカーラークの方に向かいつつあった。
ムーングラムからその報せを聞いたエルリックは、武器庫からストームブリンガーを
取り出し、傭兵の振りをしてテラーンの軍勢に潜入するために向かった。
一方で、メルニボネ傭兵を指揮するダイヴィム・スローム(トヴァーの息子)に
援軍の使いを出した。
近寄ってきた蛮族の数人を血祭りに上げ、腕を見せ付けたエルリック。
軍勢に潜り込む事に成功する。その夜、宴会の中で捉えられたドリニジ・バラに会う。
宴会の後でバラの捉えられている天幕に忍び込むエルリック。
猫と血を交換すれば魂が取り戻せるという。しかしテラーンに見つかり怪しまれる。
翌日、近くの町に攻め入る蛮族たち。バラが魔法で城壁を崩したため
あっけなく攻め込んで、略奪と惨殺の限りを尽くされる。
酒を飲んで上機嫌で寝入ったテラーンから猫を取り返すが、バラの元に向かう途中で
酔った兵に絡まれ猫を逃がしてしまう。そこにテラーンが、猫を奪われたと言ってくる。
怪しまれていたため、捕らえられバラと同じ天幕に放り込まれるエルリックとムーングラム。
エルリックは猫の王を召還し、猫を連れ戻してバラの魂を取り戻す。
エルリックはストームブリンガーを呼び寄せると魔剣が宙を飛んできてエルリックの目前で
止まって浮かんでいる。それを手に取り蛮族らをなぎ払うエルリック。
ドリニジ・バラも捕まっていた復讐から魔法で軍勢を焼き払う。
敗走する軍勢たち。しかしこのままでは敗走した軍勢がカーラークに到達してしまう。
そこにメルニボネの竜を数匹引き連れて、ダイヴィム・スロームが空から駆けつける。
スロームに竜を借り、空からカーラークに向かう敗残兵を焼き払う。
虐殺をしてきた軍勢に情けはかけず、一方的な殺戮をするエルリック。
しかし、そこで戦いに嫌気を感じ、今こそ!とストームブリンガーを空から投げ捨てる。
かくして、戦いは終わり無事カーラークに戻るエルリック。
エルリックはザロジニアに、剣を捨て、もはや呪われた運命から解放された、と話し
疲れたので休むと告げる。ザロジニアはおやすみの挨拶を告げるも
魔剣がひとりでに宙を飛んできて武器庫に収まっていることは告げられなかった。
そしてこのまま夜が明けなければいいのに、と涙ながらにザロジニアは願うのだった。
』
エルリックの平穏は長く続きませんでした。
そして、黒き剣との呪われた繋がりも断ち切ることは出来なかったようです。
エルリックの平穏はザロジニアと供にあり、ストームブリンガーと共にはありません。
黒き剣の呪い三部作では、
最初の「魂の盗人」では殺したくない者も殺してしまう呪いが語られ
2作目「闇の三王」で呪われた剣との結びつきが断ち切れるかも知れないと思わせておいて
今回の話では、その呪われた結びつきが強固なものであることを知らされます。
何故もこんなに強固な結びつきなのか?
いったい、この魔剣はなんなのか?
それらが次回で明らかになります。
次回、超クライマックス「ストームブリンガー」
混沌の力を得たパン・タンとダリジョールの連合軍が新王国全土の侵略を開始します。
何人の人が見てるんだろうか^_^;
永遠の戦士エルリック4に収録されている3つ目の短編です。
「魂の盗人」の時に少し書きましたが、旧訳版では「黒き剣の呪い」として
「魂の盗人」「闇の三王」と本編および外伝「エピローグ タネローンを救うために……」という
形で刊行されました。
その時のタイトルが「炎の運び手」でした。
原題は(少なくとも旧訳原書のは)「THE FLAME BRINGER」なので
前のタイトルの方が直訳です。なぜタイトルが変更されたかは分かりません。
読んだ感想も以前の方がしっくり来るような…。
![]() |
今回は短編なので登場キャラクターも少ないです。 重要な新キャラはいません、多分 ![]() |
あらすじ(ネタバレ注意)『
ムーングラムは馬を駆けていた。故郷エシュミールが侵略され廃墟と化したからである。
侵略軍は<炎の運び手>テラーン・ガシュテックの率いる50万もの軍勢だった。
魔術師ドリニジ・バラが自分の魂を守るために施した秘法、即ち猫に魂を入れる秘法の
秘密を知ったテラーンは、その猫を捕まえてドリニジ・バラに命令して魔法を使わせてるのだった。
そしてその蛮族の軍勢はカーラークの方に向かいつつあった。
ムーングラムからその報せを聞いたエルリックは、武器庫からストームブリンガーを
取り出し、傭兵の振りをしてテラーンの軍勢に潜入するために向かった。
一方で、メルニボネ傭兵を指揮するダイヴィム・スローム(トヴァーの息子)に
援軍の使いを出した。
近寄ってきた蛮族の数人を血祭りに上げ、腕を見せ付けたエルリック。
軍勢に潜り込む事に成功する。その夜、宴会の中で捉えられたドリニジ・バラに会う。
宴会の後でバラの捉えられている天幕に忍び込むエルリック。
猫と血を交換すれば魂が取り戻せるという。しかしテラーンに見つかり怪しまれる。
翌日、近くの町に攻め入る蛮族たち。バラが魔法で城壁を崩したため
あっけなく攻め込んで、略奪と惨殺の限りを尽くされる。
酒を飲んで上機嫌で寝入ったテラーンから猫を取り返すが、バラの元に向かう途中で
酔った兵に絡まれ猫を逃がしてしまう。そこにテラーンが、猫を奪われたと言ってくる。
怪しまれていたため、捕らえられバラと同じ天幕に放り込まれるエルリックとムーングラム。
エルリックは猫の王を召還し、猫を連れ戻してバラの魂を取り戻す。
エルリックはストームブリンガーを呼び寄せると魔剣が宙を飛んできてエルリックの目前で
止まって浮かんでいる。それを手に取り蛮族らをなぎ払うエルリック。
ドリニジ・バラも捕まっていた復讐から魔法で軍勢を焼き払う。
敗走する軍勢たち。しかしこのままでは敗走した軍勢がカーラークに到達してしまう。
そこにメルニボネの竜を数匹引き連れて、ダイヴィム・スロームが空から駆けつける。
スロームに竜を借り、空からカーラークに向かう敗残兵を焼き払う。
虐殺をしてきた軍勢に情けはかけず、一方的な殺戮をするエルリック。
しかし、そこで戦いに嫌気を感じ、今こそ!とストームブリンガーを空から投げ捨てる。
かくして、戦いは終わり無事カーラークに戻るエルリック。
エルリックはザロジニアに、剣を捨て、もはや呪われた運命から解放された、と話し
疲れたので休むと告げる。ザロジニアはおやすみの挨拶を告げるも
魔剣がひとりでに宙を飛んできて武器庫に収まっていることは告げられなかった。
そしてこのまま夜が明けなければいいのに、と涙ながらにザロジニアは願うのだった。
』
エルリックの平穏は長く続きませんでした。
そして、黒き剣との呪われた繋がりも断ち切ることは出来なかったようです。
エルリックの平穏はザロジニアと供にあり、ストームブリンガーと共にはありません。
黒き剣の呪い三部作では、
最初の「魂の盗人」では殺したくない者も殺してしまう呪いが語られ
2作目「闇の三王」で呪われた剣との結びつきが断ち切れるかも知れないと思わせておいて
今回の話では、その呪われた結びつきが強固なものであることを知らされます。
何故もこんなに強固な結びつきなのか?
いったい、この魔剣はなんなのか?
それらが次回で明らかになります。
次回、超クライマックス「ストームブリンガー」
混沌の力を得たパン・タンとダリジョールの連合軍が新王国全土の侵略を開始します。
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