はとるのメモ帳

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仮面ライダーオーズ総括

2011-08-28 19:56:02 | 映画とかドラマとか音楽とか
予定通りというか予想通りというか
はい、泣きながら観てました

群像劇を小林靖子が描くとこうなる、的の良い出来のシリーズでした。

とは言いつつも序盤は少し心配だったんですよね。
主人公の火野映司がライダーとして戦う動機がイマイチはっきりしなかったので
肝心の主人公に感情移入しにくい所があり
準主役のアンクは毒舌が目立つので、見るのが不快になるんじゃないかという点で。

中盤の新ライダー、バース登場辺りまではハッキリ言ってダレた展開だったと思います。

ところが、その後(冬の映画の後あたり)から
各登場人物の行動の動機や少しずつ明かされるグリードの謎に引き込まれていきました。

そして終盤。
各登場人物の思惑が絡み、別れがあり人物間の絆という思いを再認識しつつ
「人間でなく違う存在になっていく映司の苦悩、『助けたい命を助けられる力が欲しい』と明らかになる欲望」
「ついに明らかにされるアンクの欲望『モノでなく命ある存在に進化したい』」
「映司が苦しんでいるのに何もできない、アンクもアンクが憑依している兄も助けたいが助けられない、という点で苦悩するヒロイン泉比奈」

主役3人が3人ともしっかり苦しみます。
そして自分は苦しみつつ、お互いに他の二人を信じて行動する姿。

その苦悩にリンクするように敵が強くなっていき
「怪物になる映司」「消えてしまうことが確実となったアンク」と悲劇の予感が大きくなります。

迎えた最終回
考えを異にし袂を分かっていたアンクが戻ってきて3人の絆を確かめ合う比奈。
消えることを覚悟して映司を助け、そして『消える』のでは無く命を得たから『死ねる』と満足して消えたアンク。
敵を倒し死を覚悟したが『力』が仲間との絆ということに気づいて助けられる映司。

準主役の死を避けられないストーリーながらハッピーエンドに持って行った手法には感心しました。
さすが小林靖子さん

う~ん、私の平成ライダーランクでは、かなり上位に来たぞ、これは。
(未見のキバ、一部しか見てない響鬼・電王・ディケイドを除くと)

龍騎>クウガ=剣>W>カブト>アギト>555 がこれまでのランクなんだけど、龍騎と並ぶかもしれんなぁ


冬に映画があるはずだから、そこでアンク復活かなぁ。それを見てからランキング決めよう。うん。
観に行かねば


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